両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 紹介その3 30~40枚

 気候も落ち着きいよいよヘラブナ釣りシーズン突入。まぁ実際は一年中しているので一年中シーズンとも言えるが、真夏の炎天下は、いくらパラソルをかざしていても暑いのは暑いし、真冬の厳寒期に鼻水を垂らしながらかじかんだ手で竿を握るのもなかなか辛い。でもそれを押してでも行きたくなるのが釣りの魔力でしょう。


 さて、最近の淀の釣り天狗池は、人も少なく落ち着いて釣れるようになっています。良いのか悪いのかわかりませんが、ほんの数年前は予約必須で遅れて行こうものなら入る場所はどこにもない。1度は大会をされている釣りクラブに入り込まして貰ってやっと釣り座が確保出来たことがありました、今はガラ空きで今後の存続が危ぶまれます。
 訪れた人達の感想を聞くと、池の管理が駄目だとか、釣れないのが池側の責任のような声が届く。
 私は1年中通っているが、良いときもあるが悪いときもあり、そんなに池の状態が悪いとも思えない。竿が汚れるとの話もあるが、どこの池に行っても汚れることはある。特に淀の釣り天狗池が濁っているとも思えない。
 釣れないせいを池に押しつけているだけではないのだろうかと思ったりしますが、40年50年選手の多いヘラブナ釣りの世界。私のように素人が口を挟む余地はないですが、コンスタントに30匹程度は釣れるなら良しとすべきではないでしょうか。


  日曜日のアベレージは30枚~40枚 平日なら50枚以上


 これが1つの目安と思います。
 30枚を超えない場合は、何か原因があると思って工夫してみて下さい。勿論その日の池そのものの調子もあるでしょうが、極寒の雪でも降っていない限り30枚を目安に釣り込んでみて下さい。


 日曜日の30枚は決して多い数ではないです。私自身日曜日のアベレージは40枚程度で30枚だと少なかったとの印象が残りますので、ベテランの人達はもっと釣れているでしょう。


 淀の釣り天狗池へ行く積極的な楽しみ方はとしては、大型ヘラが多く放流されていることです。
 私の最長寸は大池で48.3㎝でしたが、このところ大きなサイズとは縁が遠くて、大小は時の運と諦めているのですが、何故か大型を釣る人は決まっているような印象がありますので、大助が釣れないのは何か原因があると思っています。
 小池の最長寸は50㎝でしたが、この魚も長いこと見ていないのでまだ生きているのかどうかはわかりません。私の小池での最長寸暇は46.3㎝でしたが、47㎝台は何度も上がっていますので、小池の方が大型が多いとも思います、


 以前池主に聞いたところ、淀の釣り天狗池は大型が多いと評判になるように大型ばかり入れていると言われてました。ただ今は38㎝前後を多く入れているようにも聞きますので、アベレージ的には下がったかも知れませんが、池全体で40㎝以上が10匹程度は上がるのが普通でしょう。
 また赤ヘラがタイミング良く上がることでしょうか。不思議と赤ヘラ率が高い私です。何故か釣れてくるのですがどうしてでしょうね。


 淀の釣り天狗は、大池と小池に別れていますが、大助も赤ヘラも小池に多いです。但し大池の方が池そのものが静かなのか、ヘラの数そのものは大池に軍配が上がりますので、量を釣りたければ大池に入るべきです。
 但し赤ヘラの量は圧倒的に少ないのも事実で、小池ではコメットのような尾が長い金魚?が数匹釣った記憶があります。36~7㎝程度ありましたので池から100円の金券がもらえます。35㎝以下だと50円と少額ですが・・・あっ、白色の色へらもいましたね。
 





 大池には、赤ヘラの大助がいます。なんと41㎝あります。今まで2度見たことがあるのですが、私は釣った記憶はありません。


 40㎝以上の大助と赤ヘラが釣れると何となく楽しいのです
上がった来る途中に赤い色が見えると決まって あっ!赤や!!って声が出てしまいます(笑)
いくつになっても子供っぽいところが残っているようです(笑)

 天釣会 日曜大助大会 10月14日(日)晴れ


 先ず総括すると今日の淀の釣り天狗池は低調な1日だった。35㎝以上検寸出来るルールに変更となったのだが、検寸したのはたった4人のみ。
 但し初めに検寸したのが何と46.5㎝と、朝一番から今日のトップが決まるような大助が釣れてしまったことだ。

46.5㎝

 46.5㎝を釣り上げた川久保さん


 日曜大助は1人総取りがルールとなっているので、これには皆が意気消沈で、大会ムードが沈んでしまうことになった。そのため規定委員の菱田さんより提案があり急遽2位まで作ることになったのだが、これまたいつものように大助ばかり釣り上げる大西さんが41㎝を釣り上げて2位となってしまった。


 私は時間外に色物を釣り上げて池より100円券を貰うのが関の山(色物35㎝以上100円券)

 変わった色のヘラブナで、これでも35.1㎝あった
 最後の最後に38.2㎝を釣り上げ終わりベラとなったのだが、いつもいつも大助を釣る大西名人には改めて脱帽の思いだった


 有料参加総数7名
 川久保   46.5㎝
 大西    35.1㎝、37.5㎝、40㎝、40.1㎝、41㎝
 淀 松本  39.6㎝
 村田 女  35.0㎝
 村田 男  35.1㎝ 38.2㎝ (時間外)
 菱田
 竹藤
 竹市


 個人的反省点としては、道糸にハリスが絡まりハリスだけを交換していたのだが、道糸に傷が付いていたのだろう、今日一番の重量感ある引きに会い道糸を飛ばしてしまったことだ。面倒がらずに交換していればなかなかのサイズだったかも知れないと悔やまれる。

 ヘラブナ釣りにおける針(案)


 今回は針について考えてみました。


 誰しもお気に入りの針があると思います。また釣り方や餌によっても違う種類を使っている人も多いでしょう。
 その選択基準は何となくみんなが使っているから、団子の餌にはコレと決まっているからとの意見もありそうですが、針の形状には大きく分けると関東スレのような基本形の針と改良スレやヤラズと称される針先が内向きの形に大別されると思います。
  関東スレ

  ヤラズ



 団子釣りではヤラズ系が多いのでしょうか。吸い込みやすくバレ難い形状と理解されていると思いますが、針がどうして上唇センターに掛かるのか、どうしてすっぽ抜けないで針掛かりするのかを科学的に分析すると以下のようになります。


 物理の法則では、「重量差がある場合、軽い方が重い方より抵抗が少ない」となります。つまりチモトのある軸側が針先のある軸より長いので重い事になります。結果として針先の方が軽いために動きやすいことになります。
 例を車輪に置き換えるとわかりやすいのですが、車軸の両端に車輪を取り付けます。片側の車輪は回転しないようにブレーキを掛けます。反対の車輪は自由に動くとすると、同じ力量で車軸を押すと、ブレーキの掛かっている車輪を軸として掛かってない車輪が回転します。コレと同じ事が針に起きていますので、チモトを軸として針先の方が回転して口の中に入ります。
 またチモトにはハリスが結ばれていますので、余計に動きが制限されているので針先よりチモト側が動き難く自動的に針先が動くわけです。


 うどんを餌にした場合は、うどんを引っ掛けるようにして針を刺しますので、針先と反対側に余分なうどんがあり、針先の方が軽くなり針掛かりしやすくなります。
 針より小さなうどんを針先にチョン掛けすると、軸との重量差が起きなくなりはりがかりし難くなってしまいますので、針を小さくすることで針全体をスッポリと口の中に吸わせてしまいう方法をとります。それでもハリスがありますので、最終的な抵抗差が生まれ針掛かりします。


 底釣りの場合は、振り込まれた仕掛けは水の抵抗を受けながらV字の形で沈み、オモリが沈みきった後は、ハリスに水の抵抗が掛かり餌が下になる逆U字で沈んでいきますが、チモトの方が重いので自動的に針先が上に向いて定着しています。
 宙づりの場合は、餌を針を覆うように丸く付けたとして、振り切りでも落とし込み釣りでも、宙にぶら下がった状態では、針先はどちらを向いているかわかりません。となると針はどこに掛かってもおかしくはないはずでが、多くの場合は上唇センターに掛かります。
 それは宙釣りでも底釣りでもヘラブナが吸い込むと、自動的に針先はヘラの吸い込む側に回転しまいますので、上唇センターに針掛かりすることになります。


 希に下唇や横に掛かる場合がありますが、それは餌が落下途中に喰ってしまった結果と考えて良いでしょう。落下途中はハリスが水による抵抗が掛かりますので、必ず針先が下を向いています。その為ヘラが吸い込んでも針先が下を向いたままとなり下唇に掛かってしまいます。
 この現象のために釣れたヘラのどこに針掛かりしているかで、いつ食いついたかわかる事になります。


 では話を元に戻して、どんな形状の針が良いのか、軽い方が良いのか重い方が良いのか、悩みどころ満載となりますが。物理の法則を無視しては成り立ちません。ただヘラブナが釣れたら良いとの思いであれば好きな形状で良いのですが、やはり上唇センターとスマートに釣りたいと思うのであれば、形状はとても重要になります。それが結果として掛かりの良い針と思います。


 第一に考える必要があるのは、針先に比べてチモト側がより重い針を選ぶ事です。


 この条件が整っているほど自動的に針先がヘラブナの口へ先に入ります。その結果上唇に掛かりやすいとなります。
 針の重量差を出すためには、ある程度針そのものの重さが必要になります。軽すぎる針は差が少ないのです。といって海釣りに使うような太軸は必要ないと思いますが、軽すぎる針は沈下速度も遅くなり、ヘラブナに対するアピール度は高くなるのですが、途中で喰われてしまい、結果として上唇センターに掛かりにくい事になります。


 では、ヤラズ系と関東スレ系のような基本形とどちらが良いのかですが、管理釣り場を限定とするなら関東スレ系と思っています。
 関東スレの場合は、チモト側と針先側はほぼ平行になっていますので、物理の法則がそのまま当てはまりますが、ヤラズ系の場合は、針先側がチモト側に向いているので、物理の法則が働きにくいと考えます。
 ヤラズ系の針でチモト側が垂直に立っていたとすると、針先側にフトコロの部分も含まれますので針先側の重量が増してしまいます。そうなると針先が向きにくい事になります。フトコロが下にありチモト側が針先側に傾いている場合は、針先の方が確実に軽くなるのですが、底釣りの場合には余計に針先が立ちにくいのでカラツンになりやすいとも考えられます。
 余程食いの立っているときは良いのですが、もしヤラズ系を使っていてカラツンが多いと感じた場合は、関東スレ系に変えてみるのも方法と思います。


 野池で乗っ込みの重量のある大型を狙う場合などは、大型に的を絞るなら関東スレ系より針先が伸されにくいヤラズ系がお薦めです。関東スレ系は、チモト側の軸と平行ですので、針先が返ってしまいバレてしまう事故が起きてしまいます。どうしても関東スレ系を利用する場合は太軸がお薦めでしょう。


 最後にひねりのある針はどうなのか。一般的には掛かりやすいとされています。ではこちらにも物理の法則を当て嵌めるとどうなのか。
 単純に針先が先に口に入るのは同じ事です。ですが魚が吐き出そうとすると水流が起きて、針に抵抗が掛かり軸を中心として針先が回転してしまいます。その為に口のどこかに掛かりやすいのです。合わせた時も同じように針先が回転してしまいますので、同じようにどこかに掛かりやすくなります。
 ですが、回転しているため力が針先だけでなく回転力として伝わります。結果として針先そのものの貫通力として伝わらないために淺掛かりとなる可能性があります。薄く掛かっているだけなので針外れが起きやすいと言えます。
 勿論、強い合わせをすれば良いとも思えるのですが、合わせのタイミングがズレた場合は、力の伝達が遅れてしまうので力が針先にまで伝わっていない事になります。
 そのために針掛かりしやすいはずのヒネりの針はヘラブナに限らず針の主流とはならないと考えます。


 いずれにしても、自信を持って使える針が釣れる針に違いなく。また餌持ちの良い針も絶対条件です。餌が落ちていると釣りになりませんからね。その意味でも餌が落ちやすい細すぎる針を使わないのです。


 後は針の色ですが、、、、、結論に達していません
 但し上針下針の見分けか付きやすいように色を変えていますし、金針は餌無しでも喰ってくることが多々ありました。

 うどんの底釣りと団子の底釣り

 うどんの底釣りを限定として話を進めてきましたが、少し団子の底釣りも加えてうどんと団子の違い(特徴)を話してみたいと思います。


 うどんでのヘラブナ釣りは、当然まぶし粉で寄せる釣りとなります。この釣り方で頻繁に当たりを出して釣果を上げるためには、餌の打ち返しの数を増やす以外ないのですが、当たりが続くような釣り堀は、ヘラの密度が高い事も絶対条件なのかも知れません。


 その昔、水煮のうどんにさなぎ粉を着けて野池でのマブナ釣りをしていました。さなぎ粉の強烈な集魚力をしてもポツポツと釣れるのが関の山で、爆釣とは行かなかった記憶があります。
 同じ事を釣り堀でしようものなら集まりすぎて、結果ヘラが浮いて浮いて釣りにならず、それこそ周りから怒られてしまうのがオチでしょう。


 では密度の少ない池ではどうすれば良いのか。当然うどんの打ち返す量が釣果に繋がる。至極簡単な法則が成り立ちます。


 もしその釣り場が、団子OKの釣り場だとするとどうでしょう。

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 言ってみれば団子はうどんのまぶし粉そのものですから、圧倒的な集魚力の差となって表れてきます。
 試しにうどんで釣り出して当たりが出るまでの時間と、団子で釣り出して当たりが出るまでの時間差を計ってみましょう。私自身実際の計測はしていませんが5倍程度あるように感じます。
 これはうどんに使うまぶし粉の量は、うどんに付着している量でしかないのですから、ほんの少量と思って間違いなく、何となくのイメージとしてもうどん20粒のまぶし粉の量は、団子1個の量と同じ程度ではないかと思います。団子を1回打ち込んでも、うどんだと20回打ち込んで追い着くかどうかの差ですから、寄りの差は歴然としていると思うのですが、だからヘラブナは団子が良いとの結論にはならないのが面白いところです。


 ヘラブナは、動くものに興味を持ちますし広く分散する匂いで近寄っても来ます。
 1個の団子を底に沈めておいても集魚効果は少なく、広く分散している方が多く集まってきます。ただ集まれば良いというものではないのがヘラブナ釣りの難しいところではあるのです。
 以前にイワナの釣り堀を経験したことがあります。初めはイクラで釣りを始めるのですが、当然面白いように釣れてきます。ですが時間と共に見向きもしなくなります。その時イワナ養殖用のペレットを水で練った団子を、米粒大に丸めた餌を撒き続けるのです。そうするとイクラは無視しますが、育ったペレットに反応し出します。少々巻いた程度で釣り始めるとまた見向きをしなくなりますので、少し我慢して撒き続け撒いているペレットの粒を争って食べるようになると釣れ続けるようになります。
 ヘラブナもこれと同じで、大きな団子をドボンと落としておいても集まって争って食べることはしません。
 何度も打ち込んで途中拡散しながら水底へと沈み、底で溶けることで広く集めて足止め出来きる思っています。


 経験上でしか語れないのですがうどんの場合は、まぶし粉の匂いに反応して寄ってくるのですが、まぶし粉の量はたかが知れているので、集まりが遅いのは先に話した通りだとして、実際に集まってきたヘラブナは食欲を刺激されています。その食欲の刺激は嗅覚によるものですが、実際に食する物質が極端に少ないのです。
 その為に匂いの残った匂いが染みついているうどんを食べるのではないでしょうか。以前にも書きましたが、うどんにまぶし粉が着いている間は、うどんを食わないのです。これは不思議としか言いようがないのですが、完全に剥がれてしまったうどんに食いつくのは、漂っているまぶし粉が無くなったからではないかと思うのです。


 では団子だとどうなのか。団子が徐々に溶けて行きます。剥がれた粒子が水中を漂い、それにむさぼりつくヘラブナの姿が想像出来ますが、ハリスにぶら下がった団子はなかなか食わないのです。チョットした違和感でしょうか。
 それが底釣りだと周りに漂う量が減り、水底で溶けて行く団子を周りから食いついているのですが、やはり塊となっている団子には食いに行かないようです。
 その証拠として当たりを出すためには小餌がいいのも間違いなく、大きな団子だとしても溶けて小さくなった餌に食いつくのですから、寄せるには大餌で喰わすには小餌の理論が成立します。


 ただ団子ではヘラブナの寄りが早く多く集めるのですが、その為に当たりも多く打ち返す量も増えてしまいますので、食い当たりが出にくい現象となってしまいます。
 これがある程度ヘラブナの数が多い釣り場だったとしたら、寄り過ぎの現象が起きてしまい、結果として団子餌は釣果がうどんより劣る(底釣り限定)事に繋がる可能性が高いのです。


 以前実際に実験をしたのですが、ヘラブナの密度が低い釣り場で、うどんで釣り出してなかなか当たりが出ず、我慢強く打ち返していると徐々に浮き周りに泡付けが出だして、やっと当たりが出るようになり喰わす確率が高く釣り上げる事が出来ましたが、団子餌に切り替えると寄りも良く当たりも頻繁に出るようになったのですが、食い当たりが少なくて結果的に釣果はうどんに軍場合か上がりました。
 では上針に団子を着けて下針にうどんを付けるのが良いとなるのですが、人間が想像する通りに上手くいかないのが、魚相手の釣りの面白いところかも知れません。


 いずれにしても釣技の差は如何ともしがたく。どんな釣り方をしようが釣果に結びつかない場合があります。反対にどんな釣り方でも釣果を伸ばす人がいますので、もう一つ何かが違っているのだとは思うのですが、そこの答えはまだ見つかっていませんが、今の時点で言えることは、食い当たりの見極めの違いでしょうか。


 浮きへの当たりの出し方もあると思うのですが、現実に当たりが出た浮きの反応をどの時点で合わせを加えるのか。教科書通りの当たりが出ることは希であり、また反対に教科書道り当たりでカラツンを喰らう事も多々あります。
 ほんのちょっとしたことで釣果の差が生まれるとすると。そこには何があるのか。今後の研究課題ではないかと思っています。


 一応竿やハリスに針、浮きの交換など物理的な対応は全てやったとして、その残りの部分にはいったいなにがあるでしょうね

 滋賀県 清風池の釣行記 10月8日(月)晴

 前日は淀の釣り天狗で月例会に参加しましたが、今回はホームグラウンドの淀の天狗池を離れて、連休でもあり続けて体育の日の今日は、滋賀県甲賀市にある「清風池」に初釣行をしてきました。




 自然の池を利用して管理釣り場と言うべきか釣り堀と呼ぶべきかわかりませんが、十字の浮き桟橋と池の外周に固定桟橋が設けられています。外周はそれぞれの釣り座は離れているのですが、混在時に長竿を使うと釣り難いと思います。
 私は今回19尺を1日振ってみました。隣の釣り座が空いていたので使えましたが、隣に釣り人がいる場合は、15尺~17尺程度が限度ではないでしょうか。
 それはヘラブナのサイズが大きいことです。最低でも35㎝位からでしょうか。今回は15匹しか釣れませんでしたが、40㎝オーバーが3匹、35㎝余りが3匹程度で後は37~38㎝が殆どでしたので、針掛かりしたヘラの動きが池の中心に向かい、続けて横に走られるなど簡単に寄せられず、さすがに19尺では横の釣り座を超えてしまいました。

(スケールは30を指していますが40㎝を超えています)


 池の周辺釣り座と十字の浮き桟橋とは距離があるので、空いているときは21尺でも簡単に振れると思いますが、野池に近いヘラブナの動きでその上40㎝オーバーと良型のサイズが掛かると簡単には寄りませんので、土日などは長竿を出すのは自制する方が良さそうです。
 勿論見た目以上に池が大きいので、私の使っていた19尺でも全く長さを感じないほどでした。長竿好きには良いと思うのですが、サイズより数を狙う人は、桟橋がおすすめです。どこの釣り場でも桟橋の下にヘラが居着いているのは間違いなく。ご多分に漏れずこちらも居着いていそうです。
 但し大型狙いはやはり長竿に分がありそうですので、空いている場所を狙ってじっくりと釣ってみたいです。


 餌はうどんとグルテンに団子も可能ですが底釣り限定です。今回はうどんの方が大型が来ましたが、当たりはグルテンに軍配が上がりました。
 私の入った釣り座は2m程度の水深で釣りやすく、まだ温かい季節なのにヘラも上ずらなかったのですが、余り人に慣れてないような印象もありました。ただ池で産まれた子ベラが、針に掛かる程度に育ったために、ジャミのように当たりが出て釣り難い場合があります。その点も考慮して釣り方や餌を工夫するのが良さそうです。


 清風池は会員になると釣り料金が2,000円から1,500円になります。1回目の釣行は2,000円で同時に会員登録をするシステムで1年間有効です。1年以内に再訪すると延長されるようです。


 昼食はお弁当も注文できそうですが、1杯500円のカレーがお勧めで100円コーヒーがおまけで付きます。つまりコーヒー付きカレーが500円ですからかなりお得感があります。


 ついでに池の規定を付け加えておきます
 道糸は1.0号以下、ハリス0.5号以下、針サイズ5号まで
 40㎝以上の大助やなかなか荒いヘラブナが多く居ますので、ついついもう少し大きい針や太い糸を使いたくなるかも知れませんので注意が必要です。
 また長短のハリス段差は10㎝までと規定されています。底釣りですのでそこまでの段差は着けないと思いますが、宙釣りに慣れている人は注意が必要です。
 またうどん、団子は良いのですがトロロは禁止です。
 桟橋では8尺から17尺までとなっています。
 あとは、私語も煩いと注意されます。全体が気持ちよく使えるようにと気を遣われている結果です。
 釣り後も清掃してゴミを残さないようにしましょう。


 そうそう忘れて成らないのが玉ですが、固定釣り座からは水面まで距離がありますので、短い玉の枝では届きません。楽に取り込むためには1本半は欲しいです。出来れば野池用の2本ものが理想でしょう。ついでに40㎝オーバーのヘラを取り込みますから尺玉でも大丈夫ですが、玉のすっぽ抜けが起きないようにしっかりと差し込んでおく事を心がけましょう。


 例会などで利用される場合は、予約を受け付けてくれませんので早めに行き順番を取る必要があるようです。


 *駐車場が狭いので乗り合わせて行かれることをお薦めします


 *隠し駐車場があるとのこと(笑)要確認です