両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 中級者向きのhow to本なんて無理

 このブログを書き始めてから6年になります。初期はそれ程詳しいことは書いてなかったのですが、ほぼ毎日書いているブログであり、基本的にヘラブナ釣りを取り上げていますので、1から10まで知っているように思われているかも知れませんが、実は殆ど知らないでいると思っています。


 勿論毎日曜日には釣りをしていますので、仕掛けも自分で作っていますし針も巻いています。色々な竿を使う事でその竿の特徴も知ることが出来ています。餌についても試行錯誤を繰り返して、うどん餌としてはもう固定的な作り方になっています。
 団子餌については経験不足の部分が多いために、まだまだこれから理解を深めていかなければと思っていますがいつの事になるやらですね。


 そうやって自分を振り返ってみるのですが、今から初めて釣りをしようとする方に対して、手取り足取り教えることが出来るのだろうかと思うのです。ここに取り上げて来た内容は、基本的にヘラブナ釣りを知っている方を対象としていました。それは自分の釣行を通しての疑問であり、そこから導き出せる解決方法だったからです。


 私自身ヘラブナ釣りの経験は10年余りと少ないのですが、過去にありとあらゆる釣りを通して経験をしていますので、色々なパターンについても理解が出来ていました。過去の釣りで唯一経験のない釣りはトローリングです。これだけはまだ経験がないのですが、過去にサイパンでトローリングをする機会があったのですが、大雨で断念してから未だに実現できていません。


 私も過去にhow to本を見ることがありました。それは釣果が乏しい時に参考になる内容を見つけようと、色々な魚種に対する本を手に取るようにしていました。過去に読んだ本は磯釣り・筏釣り・船釣り・鯉釣り等です。ヘラブナ釣りのhow to本は見たことがなかったのですが、釣天狗池に通い出してから、余りにも釣れない私を見かねてか、わざわざ新たに本を買ってプレゼントして頂いたことがありました。それほど哀れに見えたのでしょうね。その心優しい先輩は既に鬼籍に入られてしまいましたが、池でお会いするといつも優しく接して頂きました。


 その時にプレゼントして頂いたヘラブナ釣りのhow to本を見ると、私自身既に知っていることばかりでしたので、今更の読んでも参考になるところはなかったのです。実はそのhow to本には釣れない時の対処方法が全く書かれていなかったのです。


 その本には、ヘラブナの生態・生息域・仕掛け・針の種類・浮きの種類・餌の紹介そして竿とまさに今から道具類を揃えるのには役に立つ内容でした。しかし初心者が入門してから直面する当たりの出ない理由、釣れない理由はどこにも書いてないのです。


 ここで取り上げている内容は、主に釣れなかったときの対処方法でした。またこんな餌が良いとかこんな竿が使いやすいとか、初心者からもう一歩前進するにはどうすべきかです。まさに私が知りたい内容そのものを書き上げていたに過ぎません。


 もし私がヘラブナ釣りのhow to本を書き上げるとするなら、性格上でもあるのですが、通り一遍の初心者を対象としたhow to本は書けないなぁって改めて思ったのです。


 ヘラブナ釣り師が一番知りたいのは、当たりの出し方です。どうしたら当たりが出せるのか。次にどうすればタイミング良く釣り上げる事が出来るのか。どんな餌をどのように作ると当たりが出るのか、どのようにするとカラツンにならないのかではないでしょうか。


 how to本には一番重要な当たりの出し方については書かれていません。教科書通りの当たりについては書かれているのですが、そんな当たりは簡単に出ませんし、そんな当たりばかりが出はないのが現実です。変化球と表現するのが良いと思うような、当たりの見定め方は皆無です。まして団子餌とうどん餌では違った当たり方をする場合も多々あるのですが、その違いも書かれている本はありません。


 実際のところとしてその違いをhow to本に書くのは至難の業でしょう。というのも状況が全く違っていることです。釣り場によって水深が違います。底の状態も違っています。流れがあるかないかでも違いがあります。浮きの浮力の違いもあります。それを同じ条件で表現するのは到底無理ではないでしょうか。
 加えて疑問点は人それぞれ違っているのです。また知りたいのは全般的な内容ではなくて、人によっては具体的な餌作りの仕方です。餌の分量が同じで水の量が同じだとしても同じ餌が作れないのです。それは混ぜ方の違いがあるからです。混ぜる速度や混ぜるチカラ加減そして作ってからの放置時間の差です。そして出来上がった理想の餌の状態はどのような状態かは、釣り場の水温や水深によって違っているのですが、それこそ15度の時は20度の時はと水温の違いや、2mの水深3mの水深と水深によって餌を変化させなければならないのですが、そんなに細かい指定は到底無理で、多くの方は釣り場に入って釣り出してから手直しされているはずです。その手直しの仕方も漠然と説明できたとしても、そうすることでどんな餌になるのかまで説明は難しいでしょう。


 まして最後の最後に針に付ける場合も、どの程度の圧を掛けて丸めて針に付けるかなんて事は、言葉では説明のしようがありません。


 実際に知りたいことは自分の通っている池に適した餌についてです。広く全般的な事を知ったところで役に立たず、その場その場でのヘラブナの寄り方も違っているはずです。知りたいのはピンポイントの疑問だけでしょう。
 止まりの釣り人に当たりが出ているのに、どうして自分には当たらないのか、それが知りたいのですが本には書きようがないのです。


 まさに中級者向きのhow to本があれば、参考書としては優秀なものが出来上がると思うのですが、そんなものはないし作れっこないのではと思ったりします。
 だって釣り人によって種々雑多の疑問があり、その疑問点を想像したとしても無限に近くあるのですから、こんな時あんな時と取り上げていると終わりませんからね。


 ってことで私もひとつ解決したとしても、また次から次と疑問点が湧いてくるのですから、終わりがない疑問が湧き続け何時まで経っても初心者の域を出る事が出来ていませんから、このブログも毎日書き続けることが出来ているのかも知れません。


 ところでヘラ専科では両うどんの名手と紹介していただきましたが、到底恥ずかしくてい自分ではいえませんが、ヘラ専科としてはそうしておかないと、本としての価値がなくなってしまいますからね。(笑)(笑)
https://twitter.com/herasenka/status/1765006789219885102


 書いた内容が的外れだったら、穴があったら入りたいではなくて、穴を掘って自らが入り込むようにします。しかし日本語には言い表現が用意されていて、それを墓穴を掘るっていうんですよね・・・はぁ。。