両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 床取りの重要性

 底釣りにおいで床取りの重要性は誰しもが知っているところですが、今回敢えて床取りの重要性を取り上げるには理由があります。


 実はいつもの釣り天狗池は床がとても綺麗に保たれていますので、朝一番に床を計るとその誤に計る必要はありません。余程淀んだポイントに入れば別ですが、短竿のポイントでも長竿のポイントでもほぼ綺麗な状態が保たれています。


 それは毎日釣りが終了すると、小池では噴水が始動します。大池では最低2箇所から勢いよく池に向かって放水されるのです。勿論新しい水ではなくて池の中から汲み取った水を循環させているだけですが、底から汲み取って放水や噴水させますので、底にヘドロが溜まりにくいのです。


 ところが一般的な池では、水の循環がされていたり、エアーレーションをして酸素濃度を維持している態度ですから、どうしてもヘドロが底に溜まってしまいます。


 ヘドロの多くはとても軽いのですが、少々のエアレーションでは舞い上がることもありませんので、特に障害物があるポイントには余計に溜まってしまいます。


 水が入れ替わるようにしている池でも、一方に流れるような構造をしていると、新しく水が入り込むポイントは、まだ比較的綺麗な底の状態が保たれているのですが、排水側の底は傾斜によって運ばれてきたヘドロが多く溜まってしまいます。


 私知っている池で多くのヘドロが積もっている池では、釣りはじめから釣り終わりまでの間に20㎝以上掘れてしまうのです。


 その掘れた状態に気づかずにいると、底釣りの餌が宙に浮いてしまうのです。餌の重さで着底しても良いはずですが、餌を付けた状態でもなじみながらバランスを取ってしまい、餌が着底出来てないのです。


 とても不思議なのですが、ヘラブナ釣りでは宙釣りが成立するにもかかわらず、底釣りで餌が宙に浮くとカラツンになってしまいます。残念ながら理由がわからないのですが、10回の当たりで8回はカラツンになってしまいます。


 そこで再度床を釣り直して浮き下を調整すると、カラツンが消えて上手く針掛かりするようになります。


 何かおかしいと感じたときには、忘れずに床を釣り直すようにすることで、カラツンが解消される場合が多々あるのです。


 今回は底のヘドロが舞い上がって3㎝ほど底が掘れていたのですが、それがわからずに釣り続けてカラツンを連発させてしまったのです。そこで床を釣り直すと底が掘れていることがわかり、再度浮き下の調整を済ませると良い感じで針掛かりするようになったのです。


 私の場合はカラツンが増えたことで浮き下の計り直しをしましたが、いつまでもどうしてどうしてとカラツンの原因を考えたところで、物理的に浮き下がズレているとカラツンになってしまいますので、おかしいと感じたときは素早く床を取り直すようにすることを習慣づけするようにすることで、無駄な時間を過ごす事が防げます。


 今回もわかっていたはずなのに、床を直ぐに取り直さなかったがために、勿体ない時間を過ごしてしまったのです。