両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り うどん餌と針の関係

 ヘラブナ釣りに利用するうどん餌には、大きく分けて食用うどんと通称ワラビうどんがあります。食用うどんの中には茹でた袋麺や冷凍麺そして乾麺がありますが、ワラビうどんには既製のワラビうどんの素以外に、通称ワラビ粉*実際はワラビではになくて甘藷つまりサツマイモのデンプンです。片栗粉もカタクリてはなくて馬鈴薯澱粉です。そしてコーンスターチらタピオカデンプンがあります。


 今回取り上げるうどんはどちらでも良いのですが、うどんに使う針について取り上げたいと思います。針の形状は関東スレを基本形としていますが、それこそ好きなタイプを使われて良いと思います。使う針によって極端に釣果の差は出ないと考えていますが、私はいつもいっているように関東スレ一辺倒です。使い分けとしては関東スレのサイズを変える程度で、特に重要視していることはありませんが、あえて言うと食わせ針には金針を使うくらいでしょうか。


 金針は特に良いとは実際には感じてはいないのですが、その昔それこそ50年ほど前に通っていた釣具店の親父さんに、金針が良く釣れるとの言葉を信じて使い続けているに過ぎません。


 さて針のサイズについてはうどんの太さに比例するようにします。うどんと針のサイズが合ってないと、カラツンになることが増えるのですが、うどんより針が大きい場合には、ヘラブナが食った瞬間に硬い針が口に触るので、一瞬で吐き出してしまいます。


 反対に違和感を与えないためにうどんサイズに比べて針サイズを小さくすると、余程口の中にうどん餌が入り込まなければ、針がすっぽ抜けてしまいカラツンになってしまいますので、カラツンが多く出た場合には、針サイズとうどん餌のバランスが合ってないと考えるのも1つの判断材料です。


 次にうどんに針を刺す場合ですが、食用うどんは積層されていますので、うどんの層に対して直角に針のを刺すようにします。それが層に対して平行に刺してしまうと、うどんから針がすっぽ抜けてしまいますので、うどんをよく見て針を刺す必要があります。
 ワラビうどんの場合は、層がありませんので針を刺す段階で確認する必要はありませんが、基本的にはカットした断面から刺すようにしています。


 食用うどんでもワラビうどんの場合でも、針先はどの程度刺すのが正解なんでしょう。私は実のところ余り気にしていません。それよりも針先を出すのか出さないのか、もし針先を出す場合はどの程度出すのが良いのかです。


 段差の釣りでは小針を使ってうどんも極小で針の懐に来るように刺します。つまり針全体が見えている状態です。イメージとしては針掛かりしやすいとも思うのですが、実際には違和感がありすぎると思っています。勿論段差の釣りでは誤食の釣り方ですから、違和感は余り気にしなくて良いのかも知れませんが、両うどんの底釣りでは、違和感は即吐き出しに繋がると考えます。この違いについて正確な根拠に基づいての判断ではないのですが、ヘラブナが餌か餌でないかを判断するには、口の中の違和感でしかないはずです。池の表層に落ちている葉を食っても一瞬で吐き出しているのを見かけますが、やはり一度口の中に入れなければ判断出来ないのだとすると、針の違和感は相当なものではないでしょうか。


 そこで如何に違和感を感じさせないかを優先すると、針先は出さない刺し方となります。その場合に注意が必要なのがうどんと針のサイズ差です。このサイズがとても重要でうどんより極端に小さい場合は、当たりが出てもすっぽ抜けが増えていわゆるカラツンになって終います。反対にうどんより針が大きすぎると違和感の原因となってしまいます。


 針とうどんサイズが合っていた場合に、次に問題視するポイントが針先を出すかどうかです。違和感を与えないためには針先は出さない方が良いと思うのですが、チョン掛け程度の刺し方にすると、やはりカラツンの原因になりそうですから、深く差し込むようにするのですが、極一般的には針先が出るか出ない程度まで深く刺す方法で、指先をうどんの腹に当てておき、針先をトンと感じたところで止め差し方です。


 多分この差し方が正式な差し方となると思うのですが、実は私的には余り気にしていないのが実鯛で、イメージとしては針先がうどんの中の3分の2程度で留まるような差し方です。やはり少しでも違和感を感じさせたくないからです。


 今のところそれで問題視したとはないのですが、もしカラツンが多いと感じた場合には、針サイズとうどんサイズの関係と差し方を見直すのも方法ではないでしょうか。