両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣果を伸ばすための30秒

 私の勝手な思い込みというかルールとしているのが、餌を打ち浮きがしっかりとなじんでから、当たりが出るまでの時間を30秒としています。調子の良いときは10秒で当たりが出ますが、不思議と10秒を過ぎたときと20秒が過ぎたときそして30秒が過ぎた辺りで当たりが出ます。ただこの時間で当たりが出ない日は、何かを間違えていると解釈します。


 勿論全てが食い当たりとは限らないのでカラツンになったりしますが、カラツンを恐れずに合わせて餌打ちを繰り返すことで、集魚効果を上げることが出来て釣果に結びつくと考えています。


 勿論冬期などでは30秒で当たりが出る事は少ないのですが、当たりが出ないからと2分3分それこそ10分20分も待つようなことはしません。というか待っていられないせっかちな性格をしているのでしょうが、待っていて良い結果になる事はないと考えています。


 取り敢えず餌打ちを開始してから、そのポイントに居るであろうヘラブナの食い気を誘い、当たりが出るようになるまでは、30秒ルールを適用して餌打ちを繰り返します。イメージとしては5回~10回程度で当たりが出るはずですが、盛期には1投目から当たりが出る事もしばしばです。


 当たりが早く出ればその調子を崩さないために、餌打ちを繰り返して当たりを出し続けるようにするのですが、端から見ていると忙しい釣りになっていることと思うのです。実際のところ30秒に1回の当たりが続く事はありませんから、当たりがなくても餌を切って打ち返します。


 また30秒を過ぎてから10秒単位でどの辺りで当たりが出るのかを確認します。30秒40秒50秒長くても1分で当たりが出ない場合は、間違っていることが確定ですが、取り敢えずは誘いを掛けて変化を確認します。


 この誘いも不思議と有効な日と意味のない日があります。有効なときは誘いを掛けるとツンと即当たりがでて、それも誘いを掛ける度に当たりが出るようになるのですが、あまり有効ではない日には、幾ら誘いを掛けても当たりに繋がらないのです。


 誘いが有効なときはやはり食い気が盛んな時期ですが、厳寒期でも有効な日と全く意味をなさない日もありと、何が違うのか解りませんが明らかな違いが出ます。


 誘いが有効でない日は押し並べて当たりが少ない日ですが、そんな時はこの30秒ルールを無視して1分または2分ルールに変更します。コレもまた不思議なんですが、誘いが有効でない日に少し待ち時間を延ばすと突然ツンと当たりが出るのです。単なる偶然ではあるのでしょうが、待ち時間を延ばす方が良い場合もありますので、何が何でも30秒ルールが有効とは限らないのですが、水温が上がる時期は特に30秒ルールを適用すると釣果が承上がりますので、1度試されることをお薦めします。


 具体的には動かない浮きを見続けているよりも、頭の中で1・2・3と数えて30まで数えて、それまでに触りがあれば30秒を超しても当たりを待ち、静かに動かないままであればサッサと打ち替えるのです。


 また餌の状態についてですが、うどん餌ではあればジャミが活発に動き出す頃には、30秒を超えて1分を過ぎると餌が取られていますので、待ちすぎても当たりは出なくなります。団子餌の場合は遅くとも1分以内に餌がバラケるようにして、当たりを早く出るように工夫します。幾ら待っても落ちしない餌では当たりを望む方が無理ですから、自分の理想とする時間にバラケて落ちる。理想の餌を作るようにすることで釣果に結びつきます。


 30秒で触りも当たりも出ない場合は、何かが間違っているのですから、何かを変化させるのですが一番は餌です。団子餌であれば手直しより新しく作り直します。配合の割合だけでなく、主に使っていた餌を別のものに変えてしまいます。そのため私の場合は1日に3回ほど全く別の餌を作ることも良くありますが、何のことはない最初に作った餌が一番良かったこともあります。


 また簡単には使用している尺数を変更するだけで理想的な当たりを出す事が出来ます。最初に選択した尺数の竿をいつまでも使う必要はなく、回転良く竿の交換をする方が釣果を得やすい場合が多々ありますので、面倒がらずに変更をする方が良いのではと思っています。実際ヘラ釣り師は釣り場まで多数の竿を持参していますので、その出番を増やせば良いだけですからね。


 取り敢えず退屈なヘラブナ釣りにならないように、忙しい釣りをしてみるのも良いのではないでしょうか。