両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り メーカーもヘラブナ釣りを見放すのか

 シマノの公式ホームページが変更されています。ヘラ竿の検索は製品名でロッドを選び絞り込みでへら・鯉を選ぶと延べ竿のグループが検索出来ます。その結果としてへら・鯉の分類にも拘わらず、ボーダレスロッドが多数表示されますが、細分類で釣種でへら・鯉を再度選ぶとヘラ竿が前面に出て、ボーダレスロッドは1種類のみとなります。


 ロッド-へら・鯉-へら・鯉と選択することになります。


 それぞれの竿を選ぶ事で、表示される後半に一竿風月、ロッド関連情報、仕様一覧、パーツ価格、取扱説明書、硬さ・調子体系、トラブル予防、竿掛 長さのバリエーション適応表、玉ノ柄 長さのバリエーションを選ぶ事が出来ます。


 硬さ体系を見ますと種類が減っていることに気がつきますね

 竿と竿掛けの長さの適用


 最近は1本ものの玉の柄が流行のようですが、竿を炒めないためには長めが適しています



 ボーダレスには色々なタイプがありますので、単純に比べることは出来ないのですが、シマノとしてはヘラ竿を前面に扱うのではなく、同じ延べ竿であれば対象魚を広げられる製品を取り扱うことで、需要を伸ばして売上に繋げたいのではと思えます。
 つまりそれ程ヘラブナ釣りに関する市場はシュリンクしているといえるのでしょう。


 シュリンクとは縮小を意味していますが、ヘラブナ釣り師の高齢化に伴って購買力も落ちているのでしょう。
 表現として老後の資金との言葉があります。良く投資などで騙される老人が少なくない事に驚くのですが、それも被害金額がひとり当たりとても高額ですから、蓄えられている老後資金も潤沢だと思うのですが、それも高齢者が引っかかっています。その高齢者がいわれるのが、老後が心配だから少しでも増やそうとして騙されたとのことです。


 若者が老後が心配と言うのなら解るのですが、既に老人になっているにもかかわらず老後が心配との証言に、日本が老後に対する安心感を与えられていないと感じます。別に政権批判をするつもりはありませんが、老人に老後が心配と言わしめる結果、多額の資金が眠ってしまっているのです。


 実は全老人ではなくて認知症を発症している老人の保有資産の総額は140兆円とのことです。実は認知症になると貯蓄は凍結されて引き出すことが出来なくなるのです。
 そのため代理人指名手続きをしておく必要があります。2親等までですから、配偶者と親・兄弟・子供・孫ですね。ただ三菱UFJは口座名義人と生計を一にする16歳以上の親族と、狭い範囲しか指定できません。信金についてはそれぞれ違っているかも知れませんので、今のうちに確かめて登録しておくことです。


 いつ何時大病に罹るか解らないからとの意見もよく聞きますが、健康保険がある限りでは高額医療費は補助されるので高額にはなりません。勿論個室など差額ベッド代は補助されませんが、最近は余程のことがない限りは入院期間も短いので、差額ベッド代だとしてもそれ程高額になることはありません。


 個人的に医療保険も必要はないと思っていますが、唯一お薦めするとすれば先進医療費だけを保証する保険です。ただ陽子線治療が300万円ほどかかるとしても、今では保険適用される疾病が増えているのです。


 おーーっと!!またまた随分と脱線してしまいましたが、思った以上に老後費用は心配しなくて良いのです。勿論誰もが何千万円なんて老後資金を蓄えているとは思いませんが、多額に蓄えている方もいるはずですから、新しく出たヘラ竿を購入することで、メーカーも新しく開発する意欲も出ると思うのですが、最近ダイワが復活させた陽舟は低価格帯の竿です。その前に出されたHERA Vも低価格帯です。シマノも紅月や風切も低価格帯に属しますので、高額商品が市場柄で不足していますが、メーカーも在庫を抱えたくないとの思惑が見えてきます。


 1.5尺単位にしてアイテム数を減らしたのも、メーカー在庫を減らしたいがためでしょう。益々ヘラブナの市場は縮小されて、いつしかヘラ竿なんてあったねぇなんてことになりかねないのではと思ってしまいます。


 昔々は川で釣りをしている姿をよく見かけていたのですが、最近は全くといって良いほど見かけなくなってしまいました。川に浮かべて投網を打ちその場で天ぷらに揚げて客に提供していた、川船料理も全くといって良いほど見かけなくなってしまいました。
 私の知る限りですが、寒バエ釣りが既に廃れてしまっていますので、メーカーも渓流釣りの竿はあっても、清流釣りの竿はないのではと思うのです。メーカーサイドの検索画面には出てきません。


 釣具店でもヘラブナ釣り関係は隅の隅に追いやられています。竿の取り扱い数も極端に減っていて、多くは取り寄せ商品になっている現状を見ると、この先いつまでヘラブナ釣りが続けられるのだろうと思ってしまいます。多分私の生きている限りではま大丈夫だと思いたいのですが、それより先に釣り堀が閉鎖されていく方が早いかも知れません。


 野池も減少していますが、残っている野池では釣り禁止の立て札が上がっています。子供達の事故を防ぐためでしょうが、その子供達が屋外で遊んでいるのも見かけません。それも公園では野球禁止だけでなくキャッチボールやドッジボールも禁止されています。


 たまに公園で子供達を見かけても、みんなで集まってそれぞれが個人的なゲームをしているのですから、この先どのように変わっていくのか全く読めない世の中になっています。


 時代と共にヘラブナ釣りが消えていくのだとしても、もう少し延命するためには、メーカー主催の釣り大会も考え直して頂く必要があると思うのです。ベテランの皆さんのトーナメント意欲を満足させる大会だけではなく、すそ野を広げるための企画を考えていただく事で、ヘラブナ釣り界も延命できるのではないでしょうか。それこそヘラ竿の売上に貢献されるのではと思うのです。


 シマノのInstagramを見てもヘラブナ釣りは出てきません。唯一釣り堀でデートを取り上げて「釣りは新しい憩いのカタチかもしれない」とされていますが、どう見てもヘラブナ釣りとしての釣り堀の体裁をなしていません。まぁ切り口としては良いと思うのですが、周りにいるベテランさんからは、余計なアドバイスが飛んで来て、それでは駄目だとかこうしないととか、良かれと思った言葉も若者達には小言にしか聞こえませんから、もう2度と来るか!!となってしまいます。


 新しい市場を開拓するためには、今までの大会では役に立たないと思うのです。賢い皆さんが揃っているのですから、売れ上げに見合った製品作りではなくて、市場の開拓に繋がる企画をしていただきまして、ヘラブナ釣りがいつまでも続けられるようにしていただければと思うのですが、時代と共に消える運命を辿ってしまうのでしょうか。