両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ああもう11月

 1年が過ぎるのは早くなり、終焉を迎えるのもそれ程遠くはなさそうですが、それまでは元気で竿を振り続けたいと思います。


 しかしもう11月ですよ。正月には能登で大地震が起きて、9月には大雨で追い打ちを掛け、日本列島のあちこちで集中豪雨が発生していました。命を落とすような災害が起きてしまうのは、自然の現象ではあるのでしょうが、人の英知でどうにかならないものなんでしょうか。


 よく想定外の事が起きたと言いますが、想定しておく必要があります。事故を防ぐのは無理だとしても、事故が起きるものだと理解しておくことの方が重要ではないでしょうか。


 高齢者の逆走が話題に上がりますが、その高齢者の仲間入りをしていることを自覚するのも必要で、自分は大丈夫との過信が、逆走をしてしまう結果となります。気をつけていても事故は起きる。肝に銘じておく必要がありそうです。


 さて11月になるとヘラブナの環境はどのように変化するのでしょう。水温も下がり挙動も落ち着いてくるのか。それともまだまだ活発に動き続けるのでしょうか。それによって攻め方は全く違ってきますが、それを年中変わらずは釣果を落とす原因です。


 あるときのこと、私が40枚の釣果を得た日でも、ベテランさんは4枚の釣果だったようです。この差は何にあるのでしょう。私的には当たりを出すための工夫を重ねますが、その方は基本年中同じ仕掛けで同じ餌です。それでは全てのバランスがあった日は良く釣れるでしょうが、その他は釣果か落ちてしまうのではないでしょうか。


 またある方はヘラブナが活発に動く時期は良く釣れるが、少し動きが落ちてくると一気に釣果が落ちてしまうとのこと。やはりそれは時期に合った事が出来てないからだと思うのです。


 もう一つは、この釣り方でこの餌で釣れないのであれば仕方ないとの考え方です。それはそれで自分のスタイルですから良いとは思うのですが、釣れないより釣れた方が良いと思うのは、まだまだ私自身その境地に達してないからですが、糸を垂れているだけで満足するような境地には、いつになった達することが出来るのでしょう。


 でもそんな境地に達すると、ヘラブナ釣りはつまらないと思うようになるのかも知れません。出来たらヘラブナ釣りから卒業するのは、足腰が立たなくなったからでありたいと思うのです。面白くなくなったからでは・・・人間そのものを卒業してしまいそうですからね。


 ってことで11月10日はまたまた月例会です。苦手とする団子餌の底釣りですが、果たして釣果を得ることが出来るでしょうか。大会までに再度試し釣りに行きたいのですが、このところの高速道路の渋滞には閉口していますので、渋滞の様子を確認してから決める事と致しましょう。

 へら専科 12月・1月合併号 本日発売 11月1日(金)

 本日へら専科の発売日です。


 私がヘラ専科に原稿を寄稿するようになったのは、2022年12・1月合併号からです。そのためこれでまる2年が経つことになるのですが、掲載欄がhow toのページですから、ヘラブナ釣りに役立つであろうヒントを取り上げてきました。


 一番最初に取り上げたのは、どうして針が口に掛かるのかです。つまり口の方向に針先がどうして向くのかです。当然常時針先が口に向いているのではなくて、ヘラブナが餌を吸い込むことが必要で、吸い込むことで水流が起きます。その時の水流が大いに関係していて、反対に言うとヘラブナが餌を食うときに吸い込まなければ、針先が上唇センターに掛かることは起きないのです。


 針は針先とチモトがあります。水流が起きたときには、その針全体に水の抵抗が掛かります。その時抵抗の少ない針先側がクルッと回転するのです。それによってヘラブナの口の中に針先が向きますので、上唇センターに針掛かりするのです。ってことを詳しく書いたのが最初の投稿だったのです。


 同時にハリスの柔軟性も取り上げていますが、その柔軟度もとても重要な要素ですが、詳しくはバックナンバーを読み返してみて下さい。


 さて今回考察は102ページで「うどんを使う予備知識」を取り上げています。それによってうどんの刺し方など役立てて戴ければと思いますが、今回はうどんの作り方も併せて載せています。
 絞り出しの詳しい内容も投稿したのですが、省かれてました(T . T)。このブログでまた詳しく載せたいと思います。



 
 そしてスポット企画として、70ページに「11~12月 底釣りの取れる組み立て」と題して書いていますが、基本餌の作り方から餌の状態など、餌の特性から状態まで取り上げています。
 また推奨している餌の銘柄やブレンド比も書きましたが、今回はどこまで掲載されているのでしょうね。ただ未だに団子餌については未だに悩み続けている私です。


 ヘラブナ釣り 仕掛け糸の話し

 ヘラブナ釣りで使われる仕掛け糸は、基本ナイロン製が多いと思うのですが、このナイロンとの名称は実は商品名だと知ってましたか?
 アメリカのデュポン社が世界で始めて合成に成功した繊維がナイロンです。


 エレクトーンやシャープペンシルそれにホッチキスも商品名であって、そのものを表す一般名称ではないのですが、商品名が有名になりすぎた結果、商品名が通称名となったものです。


 ナイロンはポリアミドのことで、ポリアミドはプラスチックの1つの種類です。このプラスチックとは原油から分離したナフサから作られるのですが、誰しも知っている石油製品であっても、原油からこんな透明なものが作られるのですが、私のような文化系の人間から見るととても不思議です。


 道糸やハリスはナイロン製が一般的だと思うのですが、ヘラブナ用の仕掛け糸として、製品価格としてはどうしてあんなに価格差があるのでしょう。50m巻で1,000円以下から3,000円以上と差があり、私の使っているような50m500円程度の低価格なものでも、特に切られる事もなく、釣果が極端に悪いことも起きていません。


 10尺で約3mの道糸と2本で約1mのハリスを使います。3000円の製品で約240円、1,000円の製品で80円ですから、少々高価な仕掛け糸を使っても、1つの仕掛けの金額としてはそれ程のこともありません。でも小市民な私としては、購入段階で3,000円は高い!と思ってしまうんですよねぇ。


 道糸だけでなくハリスに至っても、高価な製品と低価格な製品との差は何が違うのでしょう。透明度が違うのだとしても、私は黒色も使っていますので、透明度は全く関係ないことになります。


 勿論信頼度という意味では、低価格な製品を使っていると、一抹の不安があるのは確かですが、長年使い続けていても、高切れが頻発するようなこともなく、合わせ切れも特に発生せず、高級品と遜色ないと感じています。とはいえ100円ショップで売られている程度のものでも良いかとなると、やはりそうは思わないのも事実です。


 ただボビン巻の500mものを海釣り用のリールに巻いていますが、それとて特に高切れすることもなく、45㎝の黒鯛や70㎝オーバーのスズキも釣り上げることが出来ています。まぁハリスだけは国産品を使っていますが、それも低価格のものですから、特に遜色ないと感じています。


 ただ高級品になればなるほど、形状安定性が付加されていますので、長尺になればなるほど棚ボケしにくく、釣り始めから釣り終わりまで安心して利用できるとは思います。ただ短竿や特に細仕掛けでない限り、いわゆる道糸用とされているものであれば、それ程の差は今のところ感じていません。


 実際のところ道糸の伸びよりも水深の変化の方が大きく、特に底釣りでは水深の変化は当たりに直結しますので、特にヘドロの多く溜まっている池では、頻繁に床取りのし直しをすべきです。


 実は先日のことです。朝から全く当たりが出ません。いつもならそれなりに当たりを返してくるのですが、その日はなぜか当たりが出ません。今日は調子が悪いのかと思ったのですが、再度床取りをし直すと全く違っていたのです。


 どうも少し凹んだところで床取りをしていたのか、それともハリスが絡んだまま床取りをしていたのか、釣り初めの段階ではしっかりと取れていたつもりでいたのです。まして当たりの出方は遠かったのですが、何枚かは釣り上げていたので、床取りが間違っていたなんて思いもせず、浮きにはなじみもしっかり出ていたのです。それなのに・・・


 不思議なもので浮き下の調整をし直すと、当たりが頻発するようになったのです。やはり床取りが間違っていた事になります。


 でもね。いつも不思議で仕方ないのですが、なじみ巾の出方が極端に違うことがあるのです。理想的な2節から3節出ていたのにも拘わらず、水没してみたりなじみが全く出なかったりと、床が相当荒れているのか、何かが沈んでいるのかも知れません。


 不思議なことですが、しっかりと床取りをして餌落ちメモリも決めているにも拘わらず、餌が付いているのに餌落ちメモリより出る事があるんです。あれはいったいどうした状況なんでしょう。餌が取られたと思って仕掛けを回収しても、両針共に餌か対いているのです。
 こんな事も宙釣りでは起きないのですが、底釣りをしていると希にですがあるんですよね。


 そういえば以前底掛かりをしてハリスを切ろうとすると、重いものがゆっくりと寄って来たんです。なんと釣り台のサイドテーブルが上がってくるではないですか!!。なんと私の近くで釣っていた方が、先週落としたものだと!!


 サイドテーブルなどのような大きな障害物が沈んでいると、床取りをしても正確には取れてないことにはなります。そういう意味でも目の前のポイントだけでなく、周辺部も測る必要があることを痛感しています。


 以前に釣り堀の上尾園が閉園されましたが、その時の映像を見ていますと、底にそれはそれは色々なものが落ちていました。私も竹竿の穂先を落としたことがあるのですが、合わせ穂だったので、あれよあれよと沈んで行くのを見送るばかりだったのです。


 上尾園の様子を見ていると、幾つもの穂先が落ちていましたので、穂先を落とすのは私だけではないなぁって見ていたのですが、携帯電話なども水没していたようです。
 その様子のYouTubeを貼り付けておきますので、興味のある方は確認してみて下さい。

60年の老舗釣り堀の水ぜんぶ抜く #Shorts


 仕掛け糸の話から随分とズレてしまいましたが、ハリスについても一言付け加えておきます。


 途中黒ハリスを取り上げましたが、釣り場や自宅で針を結ぶのにも、黒ハリスがとても見やすくて、実際の釣果にも全く影響しません。勿論底釣りとの限定はするのですが、透明の方が良く釣れるとか、黒糸の方が良いとかの差を感じることはありません。イメージとしては透明が良いのだろうとは思うのですが、全くと言って良いほどハリスの色については、遜色はありません。


 イメージとしては下針は着底しているはずですから、黒色でも関係ないのだろうと思うのですが、実際は目立つはずの上針にも食ってきます。ということは人が感じるほどヘラブナは、ハリスの色は気にしていないのではないでしょうか。


 それよりも光の反射か問題かも知れません。透明であろうが色付きであろうが、キラキラと光の反射がある方が、警戒心を抱く可能性があるのではと思うのです。その一例がハリスのリンクです。縮れや癖がついたハリスは食いが極端に落ちるのです。癖の付いたところが光の反射が強いのではと想像します。


 ここでもう1つ、実は団子餌に使われている麩餌は目立つのです。目立つことで集魚効果が高くなると思うのですが、餌が目立つことでハリスはそれほど目立たないのではないかと考えます。つまり食い気がたつとハリスは気にならなくなると思うのです。そのためハリスにヘラブナがスレる事が多くなり、浮きの挙動が不安定になるのではと思うのです。


 反対の言い方をすると糸ズレが増えると、ヘラブナの警戒心が薄れているとも考えられるのではないでしょうか。ってことでハリスの透明性は気にしなくて良いの結論が導き出されます。


 とはいえ自信を持って釣れると確信し、浮きを見続けられなければ、不思議と釣れるものも釣れなくなります。釣りに於いて疑心暗鬼でいるのは釣れない最も強い原因ですから、黒はリスを特に薦めるものではありません。こんな黒はリスで釣れるのだろうかと思うと決して釣れないのです。
 これで釣れるとの自信を持つと釣果は倍増・・・・出来ると良いですね(笑)。

  お陰様で訪問者数延べ170万人突破しました!!

 前回160万人を突破したのが8月でしたので2ヶ月半で10万人上乗せです。今日の10時現在で1701137人の訪問者数となっています。
 


 またブログにはランキングの発表もあるのですが、最近はヘラブナ釣り限定のブログで、全てが1位を獲得することは出来ていませんでしたが、極最近バズったブログがあり、そのために急激な訪問者数となって、INやOUTはそれ程伸びていませんが、内容を読んで戴いているPVページビューは1位を続けていたのです。それが今回のバズり記事でダントツの1位を獲得することが出来たのです。


 釣りブログ17,166中1位、ヘラブナ釣り223中1位、近畿釣行記787中1位、管理釣り場324中1位となかなかのものだと自画自賛しています(笑)。
 なんといっても国内の全ブログ1,037,458中81位はなかなかのものだと(笑)。実はこれを書いている段階で79位まで上がっていました。でもこんなのは直ぐに落ちていきますので、最大瞬間風速のようなものですね。


 最近雑談が増える傾向にあります。どうしてもへらフナの話題を毎日アップするのも難しく、同じ話題を何度も取り上げる訳にもいきませんので、それなりに苦労をしているのであります。


 テーマさえ決まれば文章を書くことそのものは苦ではないのですが、そのテーマを見つけ出すのがなかなか大変で、意識して工夫していることは文章に出来たしても、流れ作業のようなものや、無意識な手直しというか調整部分については、なかなか文章には出来ないでいます。特に団子餌の柔らかさや針付けの圧については、言葉では表現がとても難しく、出来上がった餌を手直しする場合も、チョットした手水の量やチョットした圧の掛け方など、それこそ実践で見て触って戴く以外ないのが本当のところです。


 といって人に誇れるほどの工夫が出来ているわけでもありませんので、これで釣れますなんてことは決して言えないばかりか、どうして当たりが出ないのだろうと内心嘆き続けているのですからなんともしがたいですね。


 まだまだ知らない理解できてない部分が多々あります。底釣りの最大のポイントは、後にも先にも正確な床取りです。釣れないとついつい餌の工夫をしてしまいますが、知らず知らずに床が変わっている場合があります。釣れない当たらないと思ったときは、先ずは再度床取りをすることです。変わらなければ他の工夫をすれば良いのですが、思った以上に変わっていたりしますので、何をするにしても床取りをし直すことで解決できることか多々あります。この部分についてはまた改めで釣り上げたいと思います。


 これからも楽しいヘラブナ釣りライフを過ごすためにも、何が出来るか。何をすべきかを共に考えていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします。

 ヘラブナ釣り 数釣り至上主義からの脱却

 ヘラブナ釣りには色々な大会方法があります。その多くが数釣りであり従量制でしょうか。数釣り至上主義は既に時代錯誤になっていると思うのですが、メーカーの大会でもSDGsをうたいながらも、未だに数釣り競争を展開しているのが現実です。


 我が天釣会では、関西ということもあって、長寸大会としてサイズ競争をしているのですが、1枚の偶然でけでなく3枚長寸として、尚且つ運と実力が伴ってこそ勝てる。そんな様式のために、1枚目はサイズに拘わらず強制登録し、2枚目は選んだサイズを登録できますが入替なし、そして3枚目は入替可能でサイズの更新が出来るようにしています。


 つまり1枚目の偶然と2枚目の選択登録の選び方、そして数が釣れる事でサイズが伸びる可能性があるので、3枚目は入替自由としています。但し検寸掛かりの負担を減らすために、もし3枚目を計って前のサイズより地位盛っても登録となり、基本サイズの更新のみ検寸出来るようにしています。


 元々関西では本釣りの風習があり、㎏数による買取制やサイズによる長寸賞などがあったのです。それが今は楽釣りとなりながらも、サイズによる買取制が残っている池があります。


 このように根底にサイズ競争がありましたので、大会としてサイズ競争を取り入れる土壌があったのです。


 そのため腕の差が出にくく、初心者であっても優勝する可能性があり、反対に超ベテランでも勝てないことも多々起きるのです。


 そんな長寸大会でも、当然スレはカウントしませんが、リャンコもアウトとしてカウントしません。地域によっては認めるようですが、メーカーの大会でのルールにリャンコ禁止が載ってないのですが、実際はどのような扱いとなっているのでしょう。


 関西的にはリャクコで釣り上げると、単に下手くそ!!のレッテルが貼られます。基本うどん釣りでしたから、綺麗なツン当たりが出るのですが、そのツン当たりではリャンコで釣れる確率はとんでもなく低いのです。
 それでもリャンコで釣り上げた場合は、1枚目の当たりを見逃していると解釈されて、的確な当たりを合わせられないのですから、下手くそのレッテルが貼られて、大会では無効との扱いとしています。


 他の方法としては枚数限定をして、その総重量とかも良い方法だと思うのですが、誰でも勝てる可能性のある方法にすべきだろうと思うのです。


 数釣り至上主義がもたらす弊害というか、失礼ながら幼稚な考え方が先行して、釣れれば良いのだとの考え方が先行し、盛り上がるようにヘラブナを集めて、カツオの一本釣りのようなカッツケ釣りや、ドボ釣りがされたりするのではと思ってしまいます。


 大人の釣りとしてスマートでありたいと思うのですが、諸外国では使用する仕掛けの細さでポイント換算され、より細い仕掛けであればある程高得点となり、同じ重量の魚でも細仕掛けの人が上位となります。


 ヘラブナ釣りでは仕掛け糸の規定がされていませんが、どんなに多数の枚数や重量を釣り上げたとしても、細仕掛けで釣った場合には加点される仕組みや、40㎝を超える大型サイズを釣り上げると加点するなど、単に数釣りではない競技にすべきではないかと思ったりします。


 大会に対する考え方は多々あるとは思いますが、誰にでも優勝する可能性がある大会が、今の時代には合っているのではないでしょうか。
 数釣り至上主義のような旧態依然の考え方から、そろそろ脱却すべきではないでしょうか。