今回もヘラブナ釣りそのものとは全く関係のない話ですが、高齢者の多いヘラブナ釣り師の皆さんに参考になればと思い取り上げました。また取り上げた内容につきましては、私の話は単なる井戸端会議的内容です。必ず専門医によって確認をして下さい。
へらぶな界は高齢者集団でもあり、持病のある方も多々居られます。そこで秋を迎えるこの時期に、猛暑の間に酷使した身体の状態を知るのも方法ではないでしょうか。
特に糖尿病の方も多くおられます。良く知られている部分もあるのですが、間違って記憶されている場合もありますので、少し糖尿病について取り上げてみます。
実は私は元々腎性糖尿を患っていました。それが解ったのが小学生の低学年だったと思います。腎性糖尿は血糖値は正常ですが、尿中に糖が排泄される病気です。この病気は治療の必要がなく、合併症も引き起こさないのですが、本来の糖尿病にならないとは限らず、それこそ小学生の間から、京大病院に通って診断を受けていました。
その頃の診断はブドウ糖を飲み、30分1時間2時間と血液を採取して、時間の経過で血糖値に変化がないかを調べるのです。まぁ時間の掛かる診断でしたが、その時間の間には食事内容にいて、栄養士による栄養指導を受けます。
もう半世紀以上前の話ですが、その頃の栄養指導と現在とでは全く違っているのですから、頭がこんがらがってどうしようもありません。若い栄養士は知らない知識を知っていたりと(笑)。話が合わずに苦労するところです。
その昔は摂取カロリーを抑える指導でしたから、油脂を含むお肉類を減らし炭水化物を多くとるものでした。それが今度は糖質を取らない指導へと変わり、肉類を多くとって炭水化物を極端に減らす指導へと変わります。そのためステーキはいくら食べても良いと・・。しかし現在はまた炭水化物はある程度必要との指導となり、高齢になればなるほどタンパク質をしっかり取るようにと・・・。結局はバランスの良い食事をするようにってだけです。
さて糖尿病は色々な病気を併発するいわゆる合併症はつきものです。糖尿病は血液に糖分が多く含まれる関係で、ドロドロの粘度が高い血液になってしまいます。
粘度が高い血液が流れることで、結果として血液の流れが阻害されて、出血も起きてしまいます。特に毛細血管が詰まったり破れたりと、障害が発生してしまいます。
その症状が一番出やすいのが眼底出血です。網膜には多数の毛細血管が集まっています。その網膜にある毛細血管から出血を起こしてしまうのです。糖尿病を発症すると必ず、目の定期検診を受けるのもそのためで、眼底出血が続くと目が見えなくなってしまいます。それを糖尿性網膜症といいます。後天的に失明する最多の要因が糖尿病です。
軽度とは言えないのですが、網膜症以外に糖尿性白内障があります。歳を取ると白内障は付きもののように感じますが、水晶体の浸透圧が上昇することで、濁りを生じさせるのです。眩しいとか視界が霞む等の症状が出ることで自覚が出来ます。
他に糖尿性腎症があります。同じように腎臓機能を悪くしてしまいますので、透析を受ける患者の多くが糖尿病患者ですが、悪くなるまで自覚症状は出ないのが問題で、軽度の症状では泌尿器科では診断できません。それは泌尿器科は外科の分類で、糖尿性腎症に詳しくないからです。特に糖尿病は内科医の専門領域となるため、検査項目も違っているのです。
単純に腎臓機能を守るために、塩分を少なくして血圧を下げることですが、血圧降圧剤を飲むことでも予防できます。糖尿病腎症専用の血圧降下剤があるのですが、この薬も糖尿病専門医の領域となっています。
そして糖尿性神経障害です。手足の痺れや立ち眩み、男では勃起障害が有名ですが、神経障害が進むと、足裏の傷も痛みが感じなかったりと、見落としや治療遅れの原因となり、糖尿病性壊疽を発症します。指の切断や足そのものを切断することになりますのでとても怖いのです。
実は便秘も糖尿病による神経障害の可能性があるのです。ここで世間で言われる宿便との表現です。実は宿便なんてものは存在しないのです。多くは単純な便秘であって、大腸の壁面に滞っているなんてことはないのです。これは消化器内科の専門医から確証を得ています。
便秘は加齢によって起こる場合もありますが、糖尿病で便秘が悪化すると、直腸や大腸内に詰まってしまって、いわゆる糞便栓塞状態となり、便秘薬でも出せなくなってしまいます。その場合は医師や看護師によって摘便をする必要があります。
この摘便とは肛門に指を入れて掻き出す行為です。素人では腸壁を傷つける可能性があるので、知識のある看護師や医師が行います。指で掻き出すのはイメージとして、指の腹側に引っ掛けて取り出すと思いがちですが、実際は爪側に乗せて引き出すようにします。これは腸壁を守るための方法です。
何れにしても羞恥心とともに苦痛を伴いますので、1週間に3回以下の場合は、便秘と診断されますので、適した便秘薬を使う事になります。
ここで注意したいこととして、常時便秘薬を使っている場合は、依存性が高くなってしまい、規定量では効果が出なくなる危険があるのです。それは便秘薬には、排便効果を高める薬剤が含まれているのですが、その効果が高まる成分に依存性があり、大腸の色も変化し出します。
便秘程度では病院に行く必要がないと思いがちですが、市販薬は効果が出やすく依存性の高い薬が多いので、消化器内科の専門医に診断して貰う事で、習慣性がなく大腸にも負担が掛からない薬が処方されます。
と・・・年寄りが集まれば半数が糖尿病か高血圧症ではないでしょうか。それこそ病気自慢ではないですが、こんな病気になっているとの話が出ます。自分は大丈夫はただの過信です。歳と共に色々な機能が低下していますので、血液検査を受けることを強くお薦めします。
但し一般的血液検査では、検査項目から抜けている項目が多数あるのも事実です。同じ内科医でも循環器専門医と消化器専門医とは違っています。呼吸器や内分泌専門医とも、調べる項目が違っていたりします。
また単純に血液検査の項目に入ってないが甲状腺機能です。見落としがちになりますので、自覚症状によって追加項目となる場合がありますが、自覚症状がなくとも機能低下が起きている場合があります。命にも影響する項目ですから、一度検査することをお薦めします。
実は私も何年も血液検査はしていたのですが、この項目が入っていなかったため、ずっと見落とされていたのですが、検査することで橋本病が発見できた項目だったのです。この橋下病とは甲状腺機能低下症です。甲状腺の病気は主に女性の病気ですから、男性患者の血液検査項目から外されがちです。女性と男性の割合比は20~30:1ですから、女性の病気とされてもおかしくありません。
また血液検査では脳の状態はわかりません。コレばっかりはMRIなど画像診断をする必要があるのですが、高血圧・脂質異常・頭痛などのある方は、脳専門医の診断を受けるべきではないでしょうか。勿論アルツハイマーの早期発見にも役立つと思います。
老化は年齢によるものだけでなく、日々のメンテナンス状態も大いに関係しています。見た目の若さは体内の若さを表していますので、あの人は歳を取ったと指摘されたら、その人は体内の老化が進んでいるのです。












































