両うどんのヘラブナ釣り  天釣会のブログ

京都「淀の釣り天狗池」のヘラブナ釣り愛好会

京都 淀の釣り天狗池

 うどんの底釣りと団子の底釣り

 うどんの底釣りを限定として話を進めてきましたが、少し団子の底釣りも加えてうどんと団子の違い(特徴)を話してみたいと思います。


 うどんでのヘラブナ釣りは、当然まぶし粉で寄せる釣りとなります。この釣り方で頻繁に当たりを出して釣果を上げるためには、餌の打ち返しの数を増やす以外ないのですが、当たりが続くような釣り堀は、ヘラの密度が高い事も絶対条件なのかも知れません。


 その昔、水煮のうどんにさなぎ粉を着けて野池でのマブナ釣りをしていました。さなぎ粉の強烈な集魚力をしてもポツポツと釣れるのが関の山で、爆釣とは行かなかった記憶があります。
 同じ事を釣り堀でしようものなら集まりすぎて、結果ヘラが浮いて浮いて釣りにならず、それこそ周りから怒られてしまうのがオチでしょう。


 では密度の少ない池ではどうすれば良いのか。当然うどんの打ち返す量が釣果に繋がる。至極簡単な法則が成り立ちます。


 もしその釣り場が、団子OKの釣り場だとするとどうでしょう。


 言ってみれば団子はうどんのまぶし粉そのものですから、圧倒的な集魚力の差となって表れてきます。
 試しにうどんで釣り出して当たりが出るまでの時間と、団子で釣り出して当たりが出るまでの時間差を計ってみましょう。私自身実際の計測はしていませんが5倍程度あるように感じます。
 これはうどんに使うまぶし粉の量は、うどんに付着している量でしかないのですから、ほんの少量と思って間違いなく、何となくのイメージとしてもうどん20粒のまぶし粉の量は、団子1個の量と同じ程度ではないかと思います。団子を1回打ち込んでも、うどんだと20回打ち込んで追い着くかどうかの差ですから、寄りの差は歴然としていると思うのですが、だからヘラブナは団子が良いとの結論にはならないのが面白いところです。


 ヘラブナは、動くものに興味を持ちますし広く分散する匂いで近寄っても来ます。
 1個の団子を底に沈めておいても集魚効果は少なく、広く分散している方が多く集まってきます。ただ集まれば良いというものではないのがヘラブナ釣りの難しいところではあるのです。
 以前にイワナの釣り堀を経験したことがあります。初めはイクラで釣りを始めるのですが、当然面白いように釣れてきます。ですが時間と共に見向きもしなくなります。その時イワナ養殖用のペレットを水で練った団子を、米粒大に丸めた餌を撒き続けるのです。そうするとイクラは無視しますが、育ったペレットに反応し出します。少々巻いた程度で釣り始めるとまた見向きをしなくなりますので、少し我慢して撒き続け撒いているペレットの粒を争って食べるようになると釣れ続けるようになります。
 ヘラブナもこれと同じで、大きな団子をドボンと落としておいても集まって争って食べることはしません。
 何度も打ち込んで途中拡散しながら水底へと沈み、底で溶けることで広く集めて足止め出来きる思っています。


 経験上でしか語れないのですがうどんの場合は、まぶし粉の匂いに反応して寄ってくるのですが、まぶし粉の量はたかが知れているので、集まりが遅いのは先に話した通りだとして、実際に集まってきたヘラブナは食欲を刺激されています。その食欲の刺激は嗅覚によるものですが、実際に食する物質が極端に少ないのです。
 その為に匂いの残った匂いが染みついているうどんを食べるのではないでしょうか。以前にも書きましたが、うどんにまぶし粉が着いている間は、うどんを食わないのです。これは不思議としか言いようがないのですが、完全に剥がれてしまったうどんに食いつくのは、漂っているまぶし粉が無くなったからではないかと思うのです。


 では団子だとどうなのか。団子が徐々に溶けて行きます。剥がれた粒子が水中を漂い、それにむさぼりつくヘラブナの姿が想像出来ますが、ハリスにぶら下がった団子はなかなか食わないのです。チョットした違和感でしょうか。
 それが底釣りだと周りに漂う量が減り、水底で溶けて行く団子を周りから食いついているのですが、やはり塊となっている団子には食いに行かないようです。
 その証拠として当たりを出すためには小餌がいいのも間違いなく、大きな団子だとしても溶けて小さくなった餌に食いつくのですから、寄せるには大餌で喰わすには小餌の理論が成立します。


 ただ団子ではヘラブナの寄りが早く多く集めるのですが、その為に当たりも多く打ち返す量も増えてしまいますので、食い当たりが出にくい現象となってしまいます。
 これがある程度ヘラブナの数が多い釣り場だったとしたら、寄り過ぎの現象が起きてしまい、結果として団子餌は釣果がうどんより劣る(底釣り限定)事に繋がる可能性が高いのです。


 以前実際に実験をしたのですが、ヘラブナの密度が低い釣り場で、うどんで釣り出してなかなか当たりが出ず、我慢強く打ち返していると徐々に浮き周りに泡付けが出だして、やっと当たりが出るようになり喰わす確率が高く釣り上げる事が出来ましたが、団子餌に切り替えると寄りも良く当たりも頻繁に出るようになったのですが、食い当たりが少なくて結果的に釣果はうどんに軍場合か上がりました。
 では上針に団子を着けて下針にうどんを付けるのが良いとなるのですが、人間が想像する通りに上手くいかないのが、魚相手の釣りの面白いところかも知れません。


 いずれにしても釣技の差は如何ともしがたく。どんな釣り方をしようが釣果に結びつかない場合があります。反対にどんな釣り方でも釣果を伸ばす人がいますので、もう一つ何かが違っているのだとは思うのですが、そこの答えはまだ見つかっていませんが、今の時点で言えることは、食い当たりの見極めの違いでしょうか。


 浮きへの当たりの出し方もあると思うのですが、現実に当たりが出た浮きの反応をどの時点で合わせを加えるのか。教科書通りの当たりが出ることは希であり、また反対に教科書道り当たりでカラツンを喰らう事も多々あります。
 ほんのちょっとしたことで釣果の差が生まれるとすると。そこには何があるのか。今後の研究課題ではないかと思っています。


 一応竿やハリスに針、浮きの交換など物理的な対応は全てやったとして、その残りの部分にはいったいなにがあるでしょうね



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