両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 雑談 12月こそ生食は危険

 日本ではとかく何でも生で食べたがる文化があります。どうして生で食べるのでしょう。日本人の好みといえばそれまでですが、私には理解できないところでもあります。


 牛の生レバーで食中毒が起きて以降生レバーは禁止となっていますが、バカな焼き肉店が豚のレバーなら良いだろうと、豚の生レバーを提供して食中毒事件を起こしています。食中毒の危険度をどうして理解されないのか不思議ですが、単なる下痢や嘔吐では済まず死に至るほど食中毒は危険です。それにも拘わらず今だに生食を提供する店が後を絶ちません。


 今ではユッケを提供する店はなくなったと思いますが、牛肉は肉の内部まで菌が侵入する事は少なく、周りの汚染されている部分を切り取ることで生で食べられていました。しかしその調理する包丁やまな板が汚染されている場合は、塊の肉の外側を切り取ったとしても汚染されてしまうので禁止となっています。


 ところが塊の肉の表面を軽く焼き中が超レアな状態にして、中だけを食べさせる店が現れます。この場合も確かに表面に附着した菌は死滅しているでしょうが、調理する包丁やまな板を調理前に殺菌しているかどうかです。元々生肉を調理したまな板と包丁はユッケには使わないのがルールでしたが、それを無視した結果として食中毒事故が起きてしまいます。


 実際問題として客は厨房の中まで確認は出来ませんし、調理人の資質までは全く解らないのですから、どの状態で提供されているか解りません。そういう意味から過信することなく生食は避けるべきだと思ってしまいます。


 事実未だに鶏の刺身を提供する店があります。朝取りだから新鮮ですといって提供しますが、鶏は生きている段階で保菌しているのです。それも7割以上の確率で保菌していると厚生労働省は注意喚起しているのです。それでも専門店で提供するのですから困った話で、重々知っていたであろう老舗鶏料理店でも食中毒を出しています。


 今年食中毒を出したチェーン店では、ハンバーグで食中毒を出しています。ハンバーグは肉をミンチ状にしていますので、表面に附着していた菌が内部まで入り込んでしまいます。そのため内部までしっかりと加熱しなければならないのですが、何をとち狂ったのか生状態で提供して、客が自ら熱した鉄板で好みの焼き加減で食べるというものです。客にどの程度の知識があるか解りませんが、店側がしっかりと加熱するようには指導しません。それこそ十分な加熱が必要であるハンバーグを生で提供すること自体が間違っているのです。


 客側も何故か生食を好む日本人ですから生焼けでも平気で食べてしまいます。そこに危険が潜んでいる事も知らないはずはないのに、日本人の特性としてか生食を好むようです。


 馬肉を生で食べる文化があります。どうしても生で食べたい人がいるためでしょうが、馬の保菌率が高い事が解っていますので、馬肉は必ず冷凍しなければならない決まりになっています。一定期間冷凍することで菌を死滅させてから市場に出回るようになっています。バカな店がこの馬肉は一度も冷凍していないので美味しいですよと・・・。それは全く禁止されている行為なのにどうして提供するのでしょう。


 食肉の食中毒情報です
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000340579.pdf


 


 鮭も最近では鮨に使われるようになりました。勿論生で提供されるのですが、鮭は元々は生食が危険とされていたものです。サナダムシなどの回虫類が附着しているので生食は禁止でした。北海道でルイベとして一度凍らせた鮭の身を食べる文化があったのですが、経験値から安全に食べる方法として取り入れられていたものです。


 最近は養殖されたマスを生食できるとしているのですが、養殖の水がどの程度殺菌なされているのかで決まります。同じ理屈でフグも養殖していると毒がないともいわれていますが、流石にフグの危険は知られていますので、卵巣や肝は食べないと思いますが、昔は肝を食べてピリピリするのが良かったなんて事をいう人がいました。多分カワハギの肝を提供していたのではと思うのですが、フグの肝だとすると、なにも命がけで食べなくても良いと思うのですが、人の欲望は命をも上回ってしまうのでしょうか。


 ついでの話です。スッポンの血を飲む人がいます。料理店で提供されたりもしますが、基本淡水に生きるスッポンですから、血には細菌が多数いていも不思議ではありません。血を固まらせないために、オレンジジュースやワインが使われたりしますが、実は高濃度のアルコールを使わなければその殺菌は死滅しないのです。
 少なくとも焼酎を大量に使って殺菌された血でなければ、どんな菌に冒されるかわかったものではないのです。ウイルスや殺菌からの汚染を防ぐために、手洗いやうがいをが推奨されていますが、血液が一番感染しやすいく危険なんです。これは人同士でも同じで他人が怪我をして血を流していたとすると、汚染されないためにも血は決して触らないようにしなければなりません。まぁ我が子などは別ですけどね。


 ついでのついでの話ですがウナギの血は有毒です。熱を加えると毒性が消えますので、蒲焼きや白焼きなど焼くことで無毒となるのですが、ある料理屋さんでまだ動いている心臓を食べさせたのです。心臓には血がありますのでとても危険なんです。例え鮭に入れたとしても心臓の中には血が塊としてあります。本職の料理人がどうしてそんな危険なことをするのでしょうね。勿論食べてしまう客も客ですが・・・。
 ウナギの刺身がないのは血が有毒なためですが、一部のうなぎ屋さんで刺身が出たとの話も聞きます。危険回避には自己管理が必要ということになりますね。


 牡蠣で食中毒を起こすことは多々ある話ですが、牡蠣養殖場の海は汚染されていますので生食は出来ないのです。牡蠣の本場と言われた広島も例外ではなく生食禁止です。ところが三重県の的矢湾で養殖された牡蠣は生食が出来るようになったのですが、的矢湾の海も大腸菌などに汚染されていますので生食禁止ですが、殺菌された海水に8時間から24時間入れておくことで菌を排出させて生食が出来るようになったのです。この方法が世界に広まり世界中で牡蠣が生食出来るようになったのですが、食中毒が簡単に起こす牡蠣でも食中毒菌を極力減らす努力で生食が出来るのです。


 これは無菌の海水を飲ませることで菌を排出される方法ですが、完全に細菌をなくすことは出来ません。そのため菌を殺し切れてない調理をされていると、生食用だとしても食中毒を起こす可能性があります。勿論加熱用は中までしっかりと火を通して殺菌しなければ、簡単に食中毒を起こしてしまいます。特に高齢者は気をつけなければならないのですが、この場合の高齢者の基準は65歳以上です。


 如何にして食中毒を起こさないかを努力すべきであり、食べる側も如何に食中毒を起こさないで済むかを考えなければなりません。そういう意味では体調の悪いときは魚の刺身すら食べない方が良いのです。


 しかし食中毒を起こす食材だったとしても、なんとか生で食べようとする日本人ですが、どうして生食文化が浸透しまったのでしょう。


 ヘラブナ釣りも高齢者ばかりとなっています。高齢になればなるほど抵抗力は衰えていますので、生食は極力避ける方が良いと思います。自分の身は自分で守るのが正解だと思うのですが如何でしょう。命の危険を冒してまで生で食べる必要はないのですからね。


 冬だからと安心しないようにしましょう。12月~1月にノロウイルスによる食中毒が多く発生します。寒い冬だから大丈夫と思うのは大きな間違いですからね。


 ノロウイルス情報です。
https://www.mhlw.go.jp/content/000838754.pdf



 ヘラブナ釣り バランスの底釣りでは餌の状態を考える

 基本的に私の釣り方はバランスの底釣りですが、バランスの底釣りとは上針下針共に池の底に着底している状態を指します。


 上針が浮いていると段底という釣り方になりますので、関西系の底釣り限定池では禁止ですから違反になります。


 また当たりの取り方にも規定があり、餌が着底したかどうかは浮きになじみが出るかどうかですが、なじんだ後の当たりを取ることが決まりとなっています。それまでの当たりは全て宙で食ったことになるので、底釣り限定池では禁止となります。


 この前提を私自身理解しているつもりではいるのですが、私の釣り方は形としては合っているはずですが厳密にそうだと言い切れるのかどうかです。


 私の釣り方は上針が丁度着底したところを餌落ちメモリとしています。俗に言う浮き下トントンの釣り方です。そのため餌を打つと浮きになじみ巾が出るのですが、餌が切れて浮きが戻ると、いわゆる餌落ちメモリが出たその状態になるのですが、上針が丁度底に着いている状態ですので下針は着底しています。


 浮き下トントンの状態でなじみが出るということは、餌がアンカー状に斜めになって着底しているはずです。その斜めの分だけがなじみ巾として浮きに現れます。このバランスが上手く取れていると、なじみ巾は餌落ちメモリより2節か3節沈んだ状態になりますが、バランスが上手く取れてない場合は、もっと大きくなじんでしまったり、反対に1節程度もなじまなかったりします。このバランスが取れない原因は、餌の重さに対して浮きの残存浮力が合ってないからで、浮きを交換して餌に合わせるか、反対に浮きに合わせた餌にする、または餌打ちポイントを調整するかになります。


 バランスの底釣りをする方の多くは、浮き下トントンより1節程度か1㎝か2㎝ズラした浮き下にされています。それは餌が安定するからともいわれていますが、この状態では決して餌が浮くことがない設定となります。
 ただズラして浮き下を調整していてもなじみが出るということは、浮き下トントンよりも大きくアンカー状態になっていると解釈できます。そのため小当たりを消してしまう可能性も高いと考えていますが、誘いを掛けるとアンカーが少し解消されるため、余計に小当たりを消してしまうのではないかと思うのです。


 いずれにしても私の設定方法は、浮き下トントンですから丁度両針とも底に着いているのですから、底釣りには違いないのですが、実際には餌が付いていると浮きになじみが出ますので、それを表現すると「なじみ底」の釣り方となるはずです。


 そこで注意が必要になるのがなじみ底の考え方です。浮き下を底から少し切れる浮き下にしておいて、餌が付いていると丁度底に着いている状態で釣る方法です。この場合でも確かに両針とも着底していますので、底釣りには違いないはずですが、ただどちらかの餌が切れた場合には両針が底に着かず、浮く可能性が出てきますのでバランスの底釣りとは言い難いのではないかと思うのです。
 また両針とも着底していなくても餌の重みでなじみは出ますので、場合によってはバランスの底釣りになっていないかも知れないのです。


 私が浮き下トントンに設定するのは、とても小さな当たりも浮きに表現出来るようにするためです。底釣りは基本的に当たりが小さいのですが、それもうどんを使った底釣りでは5㎜程度のチッとした当たりも多々ありますが、浮き下をズラしすぎるとこの当たりを上手く表現出来ないために、浮き下トントンにしているのですが、それ以外に決定的な理由があります。


 ヘラブナ釣りをしていて当たりが出せない場合は誘いを掛けたりしますが、底釣りでは縦誘いは餌が底から離れますので禁止です。また沖の底釣りをしますとズルズルと手前に引く引き誘いを掛けます。実際にはズルズルと餌を引くほどの誘いは掛けませんが、何度か引き誘いを掛けるとなしみ巾が少し解消されてしまいますので、必要に誘いは掛けない方が良く、場合によってはハリスに弛みが出来ているかも知れませんので、小さな当たりが現れなくなる恐れがあるのです。いつまでも誘いを掛けないでサッサと餌の打ち返しをした方が集魚効果も出ますのでお薦めします。


 短竿の場合に誘いを掛けるのはとても慎重になります。長竿と同じように誘いを掛けると、仕掛けが短いので小さな誘いでも餌が底から浮く可能性があります。浮かないようにゆっくりとした引き誘いを掛けるように心がけなければなりません。


 浮き下トントンにしておく大きな意味は、仮に引き誘いを掛けてなじみ巾が解消されたとしても、餌落ちメモリが出た場合でも上針は底に着底していますで、ハリスに弛みが出ず小当たりも上手く出せると思っているからです。


 また浮き下をずらさなければカラツンになる場合もありますので、その場合は浮き下を調整するのではなくて、下針の段差を広げて下針をしっかりと着底させるように調整します。ただこの場合もどんなに長い段差を取ったとしても10㎝以内です。


 冬期になればなるほど当たりが小さくなりますので、なじみ底状態の浮き下トントンにして、小さな当たりをタイミング良く合わせる事に注意します。当たりは小さくしか出ないと決め付けておくことで、案外小当たりも上手く合わせる事が出来るようになります。


 浮き下の設定は人それぞれですから、コレが正解とはいいがたいのですが、何れにしても底を測る場合は慎重にして、ポイント周辺に凸凹や段差がないかも確認しておくと、浮きの立ち方の違いも考慮に入れて当たりを判断しやすくなります。
 過去にはホンの10㎝程度横の位置に浮き1本分もの段差がありました。その場合も浅い方が良いのか深い方が良いのか、どちらが良いとは一概に言えませんが、その日によって食い当たりの出方に違いが出たのです。


 セット釣りや段底の釣り方と違って、バランスの底釣りは突然現れる当たりを如何に掛け合わせるか。この妙味に填まっている釣り人も多いと感じます。小当たりをタイミング良く合わせられると、それはそれは至上の喜びと感じてしまいます。それが日に何度も現れるのですから、底釣りは辞められないんですよねぇ。

 ヘラブナ釣り やはり釣り堀がお薦めです

 私は軟弱なものですからヘラブナ釣りは釣り堀にしか行きませんが、野池組も釣れているとの情報を得てから釣行される方もいるでしょうし、元々がヘラブナが放流されている野池に行くのではないでしょうか。


 私が子供の頃に釣行していた川や野池は、自然に生息しているオイカワやマブナそしてコイを相手に釣りを楽しんでいました。それでもその頃の川や池では釣り人も多く、寒バヤ釣りなどでは厳寒期にも拘わらず、川の中に立ち込んで釣りをされている光景をよく目にしました。


 ところが最近は川で釣りをしている人は殆ど見なくなり、たまにブラックバスを追いかけるルアーマンを見る程度で、オイカワや小鮒を釣っている人は皆無といって良いほどになりました。勿論野池も随分と減ってしまいましたし、釣り禁止になっている池もありますから、余計に淡水魚を相手にする釣りは減っているのかも知れません。


 私のような軟弱者はヘラブナを釣るなら釣り堀と決めていますが、釣り堀では釣れて当たり前が前提になっています。釣れないなんて事は考えられないのですから、釣れないからと池主に釣れない!!とクレームを付けているか違いますが、釣れないのは腕のせいだと思って、如何に釣るかの工夫をすべきと思うのですが、その工夫をしたところで釣れない事も案外合ったりします。
 実際のところ軟弱な私ですから、余りにも難しくボーズの可能形がある池は当然のように足が遠のいてしまいます。


 釣れて当たり前の釣り堀でも当たりがなかなか出ない、釣果が良くない場合は心中穏やかではいられません。なんで???が頭の中を駆け巡ります。それこそ迷路の中に入り込んでしまいます。


 少しでも釣果が良くならないかと、釣り堀の中でも居着きやすい場所を探してしまいますが、桟橋の下や物陰に寄るのは至極当然のことでしょう。しかし鯉が放たれている透明感のある池を覗いていますと、物陰や岸よりにじっとしているなんて事はなく、池中を縦横無尽に泳ぎ回っているのです。となると物陰に居着くと思うのは間違いではないかと思えてきます。


 うどん池では波除けの塩ビパイプで仕切られています。宙釣りのような大きな当たりが出ないために、波立ちをしていると当たりが取りにくいので、波除けパイプを設けられているのですが、今まではその波除けも物陰になるのですから、波除け近くがポイントだと解釈していました。そのため前方や側面とパイプがあるのですから、その近くを狙いたくなるのが人情というものです。


 ところが実際に釣り始めると波除けが有利とは思えないのです。前方のパイプを目がけて長尺の竿を駆使したとしても、何も障害物のない中間辺りの方が良く釣れたりするのです。これはどうしてだろうと思うのです。実際にはパイプは物陰として役立ち多く潜んでいるのは間違いなさそうで、釣り人が釣り座から帰り出すとヘラブナが浮くことがあるのですが、やはりパイプ際に多く浮いているのを見ますので、パイプ際に多く集まっているのだろうと思えます。


 一般的な感覚ではヘラブナが多くいるところこそ良く釣れると思うものです。これは間違いのない事実だと思うのですが、案外良く釣れるのは障害物から離れた位置です。この矛盾をどのように説明できるでしょう。


 ひとつの答えとしては盛期などでは寄り過ぎる弊害が起きることです。餌打ちポイントに寄りすぎると、沈下途中で餌が揉まれて着底する頃には餌がないなんてことも起きますし、寄りすぎによる浮きの上下動が激しくなり、食い当たりを上手く出せないなんて事も多々あります。


 反対に密度が少ない場合は、食い気のあるヘラブナだけが寄って来て他のヘラブナと争う事がないため、安心して食ってくるために結果として釣果が良くなるのではと思えるのです。


 ある時にパイプ際に餌を落とすために18尺を使いました。実はその池での私の記録サイズはその18尺で出たのですが、48.3㎝が記録として私の記憶に何時までも残っていますが、じゃぁ18尺だと良いサイズが釣れて数も良く釣れるかというとそうでもなく、扱いやすい17尺や16尺の方が 釣果が良いのです。17尺ではパイプから2m離れた地点に浮きが立ちます。16尺では2.6m離れますのでパイプ際とはいえません。


 縦にもパイプが設け競れていますので、縦パイプの側を狙った方が近くを釣ることになるのですが、浮かんでいるパイプの影響か底の状態が良くないのです。それもパイプに近づけば近づくほど底が悪くなります。考え方として悪い底ほど障害物との考えも出来なくはないのですが、特に良かったとは思えないのです。


 今までに同じ池で、18尺17尺16尺15尺14尺13尺12尺11尺9尺8尺7尺と試して行きました。当然前方にあるパイプに近づくのは18尺です。しかしパイプから離れた9尺が数型とも一番良かったのです。勿論その日その日で違いが出てしまいますので、9尺が絶対とは断定できませんが、どの尺数でも良いので釣り出して早め早めに竿の交換をして、その日の釣果の良い竿を見つけることで、その日の釣果が決まると考えるようになりました。


 先日もパイプ近くを釣る14尺より13シャクの方が釣果が良く、手前の岸近くの7尺より少し離れた8尺の方が良かったのです。これにはやはの何らかの原因があると考えられないでしょうか。つまり障害物があることがそのまま釣果に繋がると思うのは、釣り人の勝手な解釈とすべきだろうと思うのです。


 不思議なことにある尺数で快調に釣れていたにも拘わらず、当たりが遠のく場合があります。そのまま釣り続けて改善させるのも良いとは思うのですが、サッサと尺数の変更をした方が当たりが早く出るのです。


 釣り堀では池全体にヘラブナがいる事が前提の話ですが、実際高密度で放流されていますのでこの方法が成り立つのです。そういう意味では気楽に竿の交換をする事が出来てとても釣りやすいのですが、アレコレと考えながらの釣行先として釣り堀のヘラブナ釣りが辞められないんですよねぇ。


 スレて警戒心の強いヘラブナを如何に釣り上げるか、ヘラブナとの知恵比べをするのはなかなか楽しいのですが、いつもいつも私の方が負けてヘラブナに負けてしまっています。ってことは私の方がヘラブナより知恵が乏しいってことになるのでしょうね(T_T)。

 ヘラブナ釣り 両うどんのペレットのお話

 またまたペレットのお話です。
 両うどんの底釣りではペレットをまぶし粉に使うのが極当たり前になっています。ではうどんにペレットをまぶすだけで食い当たりが出るのかですが、残念ながらうどんにペレットをまぶしただけでは当たりが出るのは盛期のホンの一時期だけで、多くの場合は当たりが出ても数少なく釣果も乏しくなってしまいます。


 では何が違うのかですが、私の釣り方というか当たりに対して我慢が効かず、餌を打ってから当たりが出るまでいつまでも待っていられないのです。いち早く当たりを出したいのでそのためにはどうするべきかを常に考えています。


 つまり早く当たりが出るということはヘラブナが餌に対する関心が高められていることになります。偶然うどんを見つけて食ってくるというよりは、積極的に底にあるうどんを食わせたいのです。そうすることで早当たりが出るようになります。


 どのようにすれば早く当たりを出せす事が出来るかですが、盛期では特に努力する必要はなく、食欲旺盛ですから餌さえあれば食ってきますが、季節要因や水温天候などで食いが落ちてしまった場合は、ただ単に餌を打っただけでは素早く食ってはくれませんので、関心を高めて食って欲しいわけですから、餌を意識させることと食欲を増進させる事に尽きます。


 ではどのようにすると食欲が増し素早く当たりが出るかですが、一番簡単な方法としてはテンポ良く餌の打ち替えをすることです。両うどんですからジャミに突かれない限り餌は残ったままです。冬期になると余計にその傾向が強いのですが、餌が付いているから当たりが出るまで待っていると、何時まで経っても餌の打ち替えは出来なくなってしまいます。当然ヘラブナの食欲は増進しませんし、周りにいるヘラブナも寄ってくる事はありません。


 当たりが出ても出なくてもテンポ良く餌の打ち替えをするのはそのためで、ヘラブナは餌の着水音だけでも餌がある事を学習していますので、何度も打ち替えをするだけでも寄って来ます。


 寄ってくるということは食欲がある証拠でもありますので、それだけでも釣果が伸びるのは間違いありません。但し寄ったからといってそのまま食い当たりが出るかとなるとそうはいかず、寄っているのに食い当たりが出ないと嘆くことになります。


 その時どうして食い当たりが出ないかの原因を探る必要があります。基本両うどんの底釣りでは、うどんからまぶし粉が剥がれていなければ食い当たりは出ません。勿論盛期などではまぶし粉がタップリ付いているうどんでも食ってきますが、理由はわかりませんがまぶし粉が剥がれてから食い当たりが出るのが本来の様子です。


 つまり食い当たりを出すためには、まぶし粉が剥がれている必要があるのです。


 良く陥る失敗としては、食い当たりが出ないために余計にまぶし粉をタップリと着けてしまうことです。当然剥がれる時間も長くなりますので、当たりが出るまで時間が掛かってしまいます。当たりが出るまでの時間が掛かると当然餌打ちの回数が落ちますので、まぶし粉をタップリと着けるのは悪循環に最も多い原因です。


 当たりが遠くなったり出なくなった場合には、素うどんで餌打ちをすると即当たりを出すことも出来る程で、如何に素早くまぶし粉が剥がれるようにするかですが、ここでもう一つの問題として、早く剥がれすぎると簡単に上ずってしまうことです。


 盛期であれば少々上ずった場合でも食い当たりが出ますが冬期にはそうは行きません。そこで簡単に剥がれずそれでいて着底してからは素早く剥がれる必要があるのです。言うは簡単ですがなかなか上手く行きません。


 そのひとつの解決方法は、まぶし粉を附着させてから長時間放置しないことです。実際餌を打ってから素早く回収してみれば良いのですが、その段階でどの程度ペレットが剥がれているかを確認します。そのまま着いて戻ってくるのは最悪で当たりは到底望めません。反対に綺麗に剥がれてしまっている場合は、ヘラブナを中層に追い上げてしまって底の餌に関心を持たなくなってしまいます。


 理想的にはうどんからペレットが約半分剥がれていることです。半分残っていることでヘラブナを底に誘導が出来、また素うどんになるまでの時間が短いので、素早い当たりを出すことが出来るようになります。


 但し厳寒期になるとヘラブナの食い気そのものが極端に落ちますので、その場合は早く剥がれすぎると食わなくなってしまいますので、もう少しペレットが付いたままの状態にします。このコントロールはその日その日で違っていますので、うどんにまぶしてからの放置時間をどの程度にするか試します。


 試すには1日の内でもヘラブナの様子を確認しながら、その都度変更を加えることです。ヘラブナも1日の内でも食い気が変わりますし、釣り続けていることで少々上ずったり移動したりと様子が変わりますので、餌に対する関心が一定ではないので様子を見ながら工夫を重ねる事で、1日の釣果が間違いなく向上すると思います。


 ただですね・・・・何度も打ち返すと底にうどんが溜まっていきます。盛期であればそのうどんも食ってくれているでしょうが、厳寒期の食欲が落ちているときには残っているはずです。そんな残っているうどんの中から針の付いたうどんを食わせる。そんなことは出来るのか!!そこで当たりが出ない時は餌を切るのではなくて、そーっと回収する方がいいとの意見もあります。何となくそう思うのですが・・・・どうでしょうね。


 何れにしても冬期は当たりが出にくいので、うどんだから出来る待ちの釣りもひとつの釣り方ではあります。な~んていうと前半の話は何だったって事になるのですが、私的には待ちの釣りは性格的に出来ないんですよねぇ。
 何時まで経っても人間が出来てない証拠でしょう。

 ヘラブナ釣り マルキューより へら餌新発売 「ふぶき」 2024年1月

 この度ヘラ餌の王者であるマルキューより、麩餌のふぶきが新発売されます。販売予定日は2024年1月18日です。


 このふぶき、「へら鮒との距離を詰め、タナにキープするバラケエ」と銘打られていますが、とても軽くて粘りのある餌です。イメージとしてはもっとバラケそうですが、狙った棚まで保ってその棚でバラケ広がるとのことです。


 推薦内容としては次のように書かれています。
 メインとしても締めエサとしても活躍するバラケエサです。超微粒子素材がナジミ途中のエサの散らばりを抑制して、タナまでしっかりエサが届きます。軽いエサが狙いのタナでバラけて、ゆっくりと近づく低活性時のへら鮒をタナに留めます。季節を問わず、低活性時にはなくてはならないマストアイテムです。


 ただ私的にはとても軽い餌ですから浅棚用ではないかと思うのですが、盛期であれば少し深いタナを狙ったとしても保たないのではと感じます。もし保つように仕上げるとこの餌の特徴を殺してしまうのではと感じます。
 また粒戦なども多用するようですから、重くバラケが強くなるのではと・・・ちょっと特徴が掴めないのですが・・・。どんな印象を持たれるでしょう。


 基本的にはセット釣りようのバラケ餌ですから、団子の共餌には難しいかもしれません。


 主成分が麩でそれにサナギ粉が添加されていますので、とても集魚効果は高いのではと思いますので、冬期でも使えそうな気がします。ただやはり狙った棚に届けさせるためには、重さのあるとろスイミーをブレンドして、餌そのものに重さを加える必要があるのでしょう。


 また吹雪は保つ餌となっていますが、メーカーとしてはセットアップなどをブレンドして、もっと保持するような工夫が推奨されています。


 メーカーの推薦ブレンド内容です。


 実際に使う段階では、釣行先の水深や水流そしてヘラブナの寄り加減で調整が必要ではと思いますが、まとまりばかりを強調すると寄りが悪くなるので、バラケマッハのような開く餌も持参しておく方が良さそうに思いますが如何でしょう。



へらエサ「ふぶき」PV -実釣編-