両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

第7回 天釣会 大会結果 2018年9月2日(日)晴

 今日は天釣会1枚長寸大会だった。前日の雨の影響か出足が遅く検寸基準の33㎝以上がなかなか釣れない。
 今回は7回目を迎えるが、そのうち3回もトップを取っている大助名人を阻止すべく集中する。
 私がやっと33センチ余りのサイズを釣り上げ検寸に行くと、ほぼ同時に大助名人の大西さんがまたもや41.4㎝を釣り上げてくる。
 このままではなんと4ヶ月連続のトップとなる。何としてでも阻止すべく(笑)みんなにハッパを掛けるが、皆さん33㎝の壁がなかなか超えない。
 私がやっと41.7㎝を釣り上げてトップとなり、取り敢えず4連勝阻止が出来そうになったのだが、このまま大人しくしているわけもなく、簡単に尺半を釣り上げるのが大西名人だ。
 今回初参加の西川さんが36.5㎝を釣り上げて3位につく。皆さんなかなか大型が釣れなくて苦心している。水温が下がり釣れがたい状況が続いているような気がする。
 終了30分前になり新人の松本さんが43.7㎝を釣り上げて一躍トップに躍り出る。そのまま終了の時間となり、池主催の日曜大助1枚長寸大会でもトップとなり賞金を稼ぐ。
 釣り歴50年を数えるベテラン勢が揃っていながら、悔しい思いをしていただろうことは十分にうかがい知れる。
 結果3位までが全て40㎝以上とレベルの高い釣り大会となった。次の大会は10月、水温も徐々に下がり釣果も伸びて大助も釣れるだろう。




大会結果
第一位 淀 松本 43.7㎝  賞金 2,800円
第二位 村田   41.7㎝     1,600円
第三位 大西   41.4㎝     1,100円



大池 畑側 2マス目から


竹藤    35.8㎝
菱田    35.5㎝
大西    41.4㎝
淀 松本  43.7㎝
川久保
三上
伏見 松本
村田 女
村田 男  33.2㎝・41.7㎝
小野  
酒井
西川    36.5㎝

2018年度 天釣会 釣り大会成績 中間発表

計算方法 各大会順位をポイントで換算する


成績優秀者 1位 大西 10ポイント


      2位 村田 6ポイント


      3位 川崎・小野・淀 松本 3ポイント



計算方法 順位をそれぞれポイントに置き換えて換算する


1位 3ポイント、2位 2ポイント、3位 1ポイント


  3月18日 1位:川崎 40.8㎝
      2位:木村 39.3㎝
      3位:村田 33.7㎝


 4月1日  1位:小野 36.0㎝
      2位:田中 34.5㎝
      3位:竹藤 34.4㎝


 6月3日  1位:大西 41.3㎝
      2位:村田 女 39.5㎝
      3位:村田 男 38.7㎝


 7月1日  1位:大西 46.3㎝
      2位:村田 40.6㎝
      3位:竹藤 40.0㎝


 8月5日  1位 大西 45.7㎝
      2位 菱田 44.7㎝
      3位 伏見松本 41.0㎝  


 9月2日  1位 淀 松本 43.7㎝
      2位 村田   41.7㎝
      3位 大西   41.4㎝ 



各入賞者別にポイント加算する


川崎   1位          3ポイント
木村   2位          2ポイント
村田   3位・3位・2位・2位  6ポイント
小野   1位         3ポイント
田中   2位         2ポイント
竹藤   3位・3位        2ポイント
大西   1位・1位・1位・3位 10ポイント
村田女  2位         2ポイント
菱田   2位         2ポイント
伏見松本 3位         1ポイント
淀 松本 1位         3ポイント

9月2日は天釣会の釣り大会日

 参加者が徐々に増えて熱戦を繰り広げるようになったが、そこはうどんの底釣りのために派手さはない。
 検寸係の合図で竿を上げ、時間と共にスタートの合図が掛かる。第一投目の振り込みの様子を見ていると、心静かな闘志が湧いているのだろうが、それ以上に何となくウキウキしているように見える。一種のお祭りが始まるかのようなウキウキ感だろうか。
 誰かが1匹目を釣り上げるとどこからかオッ!と声が聞こえる。反対にカラツンやスレをかいてはウン・モー!と悔しさの声も聞こえてくるから面白い。
 良い歳をしたおやじ達が1匹のヘラを釣り上げるために浮きを凝視している。時間の流れと共に余裕も出るのか、スレで釣った人にはアウト!と声が飛ぶ。そのアウトの声も楽しんでいるかのようだが同時に、我こそは大助を釣り上げる!と素知らぬ顔をしながら闘志を燃やしている。それがウン・モーの声に表れている。ハァ・・・と同時にため息も聞こえるほど大きいから面白い。
 そんな徐々に声が大きくなっていくとクスクスと笑いが起きだす。サイズが小さいと小助や!と嘆く声も飛び出すが、廻りから釣れているんやからいいやんか!と悔しがっている釣り人をなだめる声が、その声に反応して嫌!1日大助1匹でいいねん!と反論しているが、現実的には本当に1日に大助1匹だけだとつまらないはずだ。そこそこ釣れてその中に大助が混じる方が良いに決まっているからだ。
 1日静かに釣り続ける人もいれば、池中に聞こえる声で話している人もいる。私は釣り天狗池に訪れた初期には、大声で話す人達から離れて釣っていたものだ。移動してもまた大声が聞こえてくるとまた移動して静かな環境を選んで釣りをしていた。
 管理池で移動するのはマナー違反に違いないが、釣れないから移動するのではなく、廻り騒音から逃げるために移動していたのだから少しは許されるだろう。だが今ではそんな大声も慣れっこになってしまい、少々の雑音は耳に届かない。反対にこちらからも突っ込みを入れてしまうようになってしまったのは、毒に侵されたのか環境に染まってしまったのだろう。
 だとしても出来るだけ静かにしているのも事実、そんな中で大助を釣り上げた人が検寸すると、また遠くからなんぼあった?とサイズを聞いている。人の釣った大助のサイズが気になってしまうのだろうが、今確認したところで仕方ないのだ。反対に知ってしまうと闘志が湧く場合もあるが意気消沈する方が多い。
 先の日曜大助大会でも、41.5㎝を釣り上げていたが46.1㎝の声を聞くともう駄目だと闘志は簡単にしぼんでしまう。その後43㎝を釣り上げたところで遠く及ばず、他に44㎝代の声も届くと、、、ああ終わったと思ってしまうので、最後まで知らない方が良いような気がする。1日が終わり発表を待って順位が確定するまで気分を壊されないで釣りたいと思うのだが、どうしても聞きたい人がいてなんぼあった?と声が飛ぶ。
 それほど人の釣ったサイズが気になる人は、人一倍に大助を狙っていることがわかるから面白い。気になる人ほど大助が釣れないのだ
 さて、9月2日の日曜日は、どんな熱い戦いになるのか。血眼になっている人を尻目に、大助を狙いながらも余裕を見せて竹竿をだすのも良いかも知れない。

 ヘラブナ釣りの釣技の差(腕)は何で計るのか

 釣具メーカーが開催する釣り大会は、基本的に重量と決まっている。ポイント計算してポイント制にしている場合もあるが、こちらも重量の多い順にポイント換算しているに過ぎない。
 考え方としては、匹数の多い方が重量も増すのだから匹数を争っているようにも見えるが、あくまでも重量の多い方を上位としている。
 関西人にしてみれば、これはとても面白い現象だと感じてしまう。
 ヘラブナに限らず、鯛やハマチなど海の魚も重量が重い方を喜ぶのが関東系の釣り人の感覚だろう。1本10㎏もある鰤が釣れたと重量で魚を表現をするのが常だろう。
 これは築地で250㎏のマグロの競りで何千万で落札されたとのニュースが流れるように、同じ魚の善し悪しを重量で計算するのは、競りの感覚というか食用の魚に対して、重量での売買があるために、寄り重い魚に価値があるとの感覚ではないだろうか。だから何㎏の魚が釣れた!と表現するのだろう。
 それをヘラブナにも当て嵌めていると思われるのだが、関西では得てして重量より魚のサイズを尊ぶ傾向にある。太っていようが痩せていようが長さが長い方が上等なのだ。
 ヘラブナの大きさ上等さを表現する言葉に大助がある。元々1尺を超えると大助と表現していたが、近年ヘラブナの大型化に伴い40㎝を超えるサイズを大助というようになった。45を超えると尺半なんていうが、あくまでも何㎏あったではなく何㎝あったとサイズを喜ぶ傾向にある。
 これは海の魚でも同じ事で、黒鯛(関西ではチヌ)も重量ではなくサイズで50㎝を超えると「年無し」と表現する。これは(ねんなし)や(としなし)と表現するが、50㎝を超えるサイズまで老成した魚だとの、尊敬を込めた呼び名で表現する。
 これは何㎏あるなんて下衆な言い方はしない。な~んて言い方をすると関東人に怒られるだろうが、大助も同じ事で、ヘラブナもそれ程大きく育った魚に対する尊敬の意味が込められている。このヘラは1㎏あるなぁなんて関西ではいわないのだ。
 その為、ヘラブナ釣りに対しても、数釣ればいいとの感覚も乏しくて、如何に大型サイズを釣り上げるかに血眼になる。夢の50㎝上!なんて表現するのもこのためで、夢の2㎏越えなんて表現はしない。
 そんな関西人の気質に合っているのがうどん池の底釣りだろう。団子で浮かせてポンポンと釣り上げる事は良しとしない。じっくりと底に両針とも着けてから、的確なツン当たりを取る。まさにスマートさを求められる。水面でバシャバシャさせているのも下品だ。軽く合わせてヘラも驚かせずに軽くいなし、水面を滑られて取り込む。
 釣具メーカー主催の大会で、関西的な釣り競技は面白くないだろうが、関西のうどん釣りを愛する人達には、数釣りを冷ややかに観ているのも事実だろう。
 といって、私は精神的に老成もしていないので、それなりに血が騒ぐのも事実だが、それをおくびにも出さずに、数が釣れても今日はそこそこ釣れましたとは言っても100匹釣れましたとはいわない。大きなサイズが釣れても、偶然喰ってきましたと冷静に話す。
 そんなところにヘラブナ釣りの美学があると思っているのだが、考え方が老成してしまっているのだろうか(笑)
 カーボン竿が軽くて釣りやすいが、竹竿の本調子を楽しむのも心の余裕だろう。ゆったりとした時の流れの中で鳥のさえずりや蝉の声で季節を感じるのはとても良い。
 ただ、そんな余裕をかましていても、内に秘めた闘志を燃やし大助狙いにあれこれ考える。(笑)色々と考えながら手を変え品を変え次回の釣行に生かす、それもヘラブナ釣りの楽しみだろう。
 誰も釣れていない真冬に釣果を伸ばすのも密かな楽しみだが、うどんにまぶし粉そして底釣りスタイルで釣り上げるその1匹の価値は、団子をひたすら打って寄せるだけ寄せて喰わせるのとは随分と違うと勝手に思い込んでいる。
 ただ数を釣るだけなら簡単なのだ!

天釣会 釣り大会規定二部

第一日曜釣り大会とは別に第一以外の毎週日曜日に開催する


第二部 天釣会釣り大会 規定
大会規定
開催規定  参加者4人以上で開催出来る
釣り規定  釣具及び仕掛けについては開催池の規定を尊重する
      但し、波除けパイプまでを釣り範囲として認める
釣竿規定  釣り竿は1本とし尺数の変更回数の制限は設けない。特例として規定委
      員によって尺数の制限を設けることがある。
釣魚規定  特に設定しない
検寸規定  検寸は検寸係のみとする。検寸係が休みまたは離席中は現任者が検寸を代行
      する
補足規定  開催釣り池の賞にも同時に参加できる。
      但し開催釣り池と検寸係と相違があった場合は検寸係の検寸を大会記録とす
      る
失効規定  代理釣りを禁止する。但し大会参加費は返却しない
開催曜日  随時開催する
参加費用  1人200円とする。大会当日の8時30分に会計へ200円の支払いと同時に名前
      を告げる
大会時間  開催時間は9時00分から15時00分とする、尚昼食等の時間を別途設けず開催
      時間は継続する
      池主の開始の合図によって釣り開始及び終了とする
釣座抽選  座抽は自由とする。
検寸規定  33㎝以上1㎜単位までとし1㎜以下は切り捨てる。尚検寸回数の上限は設け
      ない
賞金規定
賞金割合  参加費用合計金額の 1位100%
      入賞者無しの場合の賞金は検寸係の慰労金とし賞金は持ち越さない



賞金計算 参加費 200円 1位のみ
参加人数 賞金金額 1位
3人+1  600円  600円
4人+1 800円 800円
5人+1 1000円 1000円
6人+1 1200円 1200円
7人+1 1400円 1400円
8人+1 1600円 1600円
9人+1 1800円 1800円
10人+1 2000円 2000円
11人+1 2200円 2200円
12人+1 2400円 2400円
13人+1 2600柄 2600柄
14人+1 2800円 2800円
15人+1 3000円 3000円
16人+1 3200円 3200円
17人+1 3400円 3400円
18人+1 3600円 3600円
19人+1 3800円 3800円
20人+1 4000円 4000円