両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 与太話 ウイルスと人間

 今年のGWは如何お過ごしだったでしょう。GWも雨ばかりの日となりましたので、まして緊急事態宣言下でしたので自宅軟禁状態だったでしょうか。
 例年であれば大移動が起きていたはずですが、微少なウイルスに人が負けてしまって命まで落としてしまう事になっています。


 私もいつもの年のGWであれば釣り三昧となるのですが、勿論コロナ禍でも釣りをしていたのは間違いないとしても、遠征をする事も無く地元で楽しんでいました。そろそろ野池も楽しい時期になっていたはずですが、野池の様子はどうだったんでしょうね。乗っ込み狙いやナイターなどと悩まれていたでしょう。ナイターを春にはまだ少し寒かったかも知れませんが、コロナ禍でも良い釣りが出来たのではないでしょうか。


 しかし雨が続いて気軽に釣行も出来ないですが、人が多数集まる場所はみな閉鎖されていましたので、世の奥様方はフラストレーションが溜まったのではないでしょうか。
 その点大自然に繰り出すヘラブナ釣りは、お気楽な釣りを楽しめたのではと思います。ただくれぐれも安心することなく、感染しないさせないを心がけて楽しみたいと思っています。


 さてそんなGWを過ごしてみて、GWの人出を抑制することでコロナの感染拡大も抑制することが出来たのかどうか。飲食店が槍玉に挙がったりお酒が犯人扱いされてしまったりと、ある特定業種を狙い撃ちしたような対策でしたが、その対象になった場合はまだ補助金が出ることがあったとしても、関連業者や観光産業は壊滅状態になっています。それこそ国民一人当たり50万円の支給をするような手厚い補助を出して、都市封鎖のようなロックダウンに近い一斉休業を1ヶ月間続けて、人と人の接触をなくすことで完全に封じ込める作戦に出た方が、チョロチョロと蔓延防止策や緊急事態宣言を繰り返すよりは確実だと思うのですが、憲法の兼ね合いがあるとしてももう少し政治家の顔が見える政策が打ち出されても良いような気がするんですけどね。


 コロナからは随分と離れる話ですが、政策として人口を増やす方法としては、赤ん坊が一人生まれたら500万円の支給、二人目には1,000万円の支給、3人目以降は一人につき2000万円の支給をすると決めるだけで、若者達は子供を作るのではないかと思ったりします。それも結婚を条件にする必要は無く、フランスのような私生児は勿論のこと、婚姻届を必要としない同性も対象にすれば良いわけです。そんな乱暴なと言われるかも知れませんが、仮にお金欲しさに子供を作ったとしても良いと思うのです。子育ては親個人がするのではなくて社会全体がするものだとすれば、育児ノイローゼも軽減できるでしょうし、ネグレクトや虐待についても対応できるように思います。
 生まれた子供に対して財源を使うのですから、学校などの授業料は無償化ではなくて有料にして財源確保が出来ると思うのです。お産費用の補助だけでなく誰でも子供が産めて、その後の経済的支援をして社会で支えることが出来たとすると、欲しくても産めないなんてことも減り、一人っ子で留まることがないような気がするのですがこんな考え方は乱暴でしょうか。


 ところでお産の話のついでといえばなんですが、人間とウイルスの関係は切っても切れない存在だと知っていましたか。赤ん坊が母親の中で育つために必要な胎盤という組織をお聞きになったことがあると思うのですが、その胎盤形成にヒト内在性レトロウイルス の遺伝子が使われているのです。
 胎盤は色々な細胞で出来ているのですが、その細胞を融合させるのには「シンシチン」と呼ばれるタンパク質が使われるのです。そのタンパク質を作るのに必要なものがウイルス遺伝子だったのです。
 人のゲノム(遺伝情報)の8%がウイルスの残骸である内在性レトロウイルス由来の配列で占められていることがわかったのです。


 今回人類全体に蔓延してしまった新型コロナウイルスですが、人から人へと感染を繰り返して色々な変異型が生まれているのですが、この内の何%かは次の人類が生き延びるために必要なゲノムとなって共存していくのかも知れません。そのゲノムには生命を長らえる遺伝子情報が組み込まれるのか。はたまた温暖化や寒冷化にも耐えられる人体を作り上げることに役立つのか。それこそ1,000年先の何世代も先の話かわかりませんが、2020年に蔓延した新型コロナウイルスが人類を救ったと語られるようになるのかも知れないですね。
 反対にとても弱い肉体に改造される内在性レトロウイルスが組み込まれたとすると、どうして2020年の人類はもっと真剣に取り組まなかったのだと責められるかも知れないですね。


 何れにしても人類は過去も未来もウイルスに影響を受け続けることになるのです。