両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 雑談 電気自動車が環境に良いは誤解かも

 最近電気自動車が普及しだしていますが、日本の平均的なエンジン自動車が排出する二酸化炭素の量と、発電所で電気を作ってその電気を電気自動車に充電した場合、どちらがCO2の排出量が少ないのかは既に計算されています。


 最近燃費が良くなっていますのでもっとその差は開いているかも知れませんが、現状の比較ではエンジン自動車の方がCO2の排出量が少ないことがわかっています。この排出量は走行距離が10万㎞がその分岐点になっていて、10万㎞を超える走行を続けることで電気自動車の方がCO2の排出量が少なくなります。


 ということは電気自動車だとしても2年や3年程度で乗り換えるユーザーは、環境に悪い乗り方をしていることになり、また走行距離が短いユーサーもエンジン自動車より環境に悪い車に乗っていることになります。


 反対に言うと電気自動車を乗る方は10万㎞以上走ることを前提として車の購入をすべきとなります。メーカーのバッテリー保証は8年または16万㎞となっていますので、10万㎞以上走れるのですが、保証はこのどちらか早い方が適用されるのですが、バッテリー能力が70%を下回った場合に保証交換されます。


 つまり10万㎞以上走行した段階でバッテリー容量が70%を下回ったとしても、8年以上過ぎている保証の対象にならないので自費で交換することになります。そうなると車種によりますが数10万から100万円の費用が掛かります。ということは早く劣化した方が無償交換してくれるのですが、メーカーが設定している保証期間には自信を持って保証できる期間を設定していますので、その期間中に交換することは殆どないともいえるかも知れません。


 バッテリーを有効に使う場合は、20%~80%の間で使うようにすることです。そうすると劣化が遅くなりますので、バッテリーの交換は考えなくて良いことになります。実はこの範囲で利用するのはスマホも同じで100%充電はしない方が良いのです。


 車の場合は80%充填する場合は急速充電をするといいのですが、急速充電器には最大30分との制限がありますので、充電設備や車種によっては充電しきれない場合も出てきますが、何れにしても急速充電はバッテリー寿命を縮めますので、80%までしか充電できないようになっています。


 電気自動車は環境に良いとは言い切れない側面を持っていますので、十分納得した上での購入が必要ですが、実はそれ以上に車を乗り換える方がCO2を多く排出してしまいます。つまり新車を作る段階でそれぞれCO2を排出していますので、例え10万㎞を超えたとしても単純に排出量で判断するのではなくて、乗り換えまで考慮する必要があり現実的にはガソリン車であったとしても、同じ車を長く乗った方が環境にいいことになります。


 物事には色々な側面がありますので一概に断定することは出来ないのですが、飛行機はCO2を多く排出するので環境に悪いと指摘する方がいます。特に環境活動家はその傾向が強いように感じます。反対に電車の方がCO2を排出しないので環境に良いと・・しかし、電車を走らすためには発電所でCO2を多く排出していますが、それだけではなくて路面を建設するために環境を破壊しています。またその工事中にも多くのCO2を排出していることも考慮に入れると、果たしてどちらが環境に良いのかは解らなくなってしまいますよね。


 環境に悪いはずの飛行機は、その軌道などが全く必要なくそれぞれの飛行場があれば良いのですから、環境の破壊は一番少ないのかも知れないのです。じゃう船はどうかというと、船は車と違って惰力で動くことはありません。車なら坂道でアクセルを戻しても進んでいきます。平坦路でもアクセルを戻してもある程度は走行速度を保って進みますが、船は水の抵抗が強く推進力は一気になくなりますので、動く限りは遠心を回して推進力を生み続ける必要があるのです。


 環境問題だけでなく自動車は自動運転が試されています。電車では既に運転手の乗っていない電車が入っていますし、新幹線は自動運転の実証実験がなされています。東京メトロは既に自動運転が採用されていますが、札幌の地下鉄が一番早くから採用されていたはずです。
 また完全無人化されて自動運転になっているのは、神戸のポートライナーなどがそうですが、何れにしても電車の場合は司令室からも制御できるようになっていますので、万一の場合でも暴走したり止まらなくなることはないとされています。


 その一方自動車の自動運転については道路環境の違いや混雑状況、人の飛び出しなどそれぞれを自動車側で制御する必要がありますので、その制御装置に異常が出るとその自動車をコントロールすることが出来なくなり、それこそ大事故に繋がる恐れもあるのです。


 この自動運転を研究している方からお話をお聞きしたことがあるのですが、現状では雷が鳴るだけで故障しかねないとのことで現実的にはまだまだ先のこととのことです。実際雷の影響で何度も暴走したそうですから・・・。


 最近韓国や中国で電気自動車の暴走事故が起きていますが、電子制御ですから・・・チョットしたことで異常が出るのかも知れません。事実韓国では衝突事故を起こしたことで暴走して、ブレーキやアクセルのコントロールが出来なくなって大事故に繋がったようです。


 実は我が家に雷が落ちたことが2度あります。直接落ちたのではなくて近くの電柱に落ちたのですが、弱電に影響が出てしまってテレビや防犯システム、ガレージのシャッター制御そして湯沸かし器のコンピューター部分が壊れてしまいました。つまり電気料の少ない弱電に影響が出やすいのです。車でいうところのコンピューター制御されている部分ですから、雷の影響をどの程度減らすことが出来るのかは、まだまだ研究されなければならないと感じています。


 地球温暖化によって益々環境意識が高まる可能性があるのですが、電気自動車がそのまま環境に良いとはいいきれないし、事故の可能性もなんとなく高いと感じますので、これからは益々電気自動車が普及するとは思うのですが、実際問題として国内の車が全て電気自動車になった場合は、発電所の発電量が全く足りなくなってしまいます。現状ですら夏期の電気使用の節電が呼びかけられているのですから、それこそ化石燃料を原料にした発電所を作ってもCO2を多く排出するので意味がなく、勿論原油価格の高騰なども伴って現実的ではない事になります。ということは自動的に原子力発電所を作る以外ないのですが、それを日本人は受け入れることが出来るのでしょうか。


 電気自動車を増やすのとの考えを持つ場合は、発電所をどのように建設して発電量を確保するのかも考えなければなりません。水力発電は一番CO2を出しませんが環境破壊は一番大きいのです。
 個人的な意見としては瀬戸内海の干満による潮流を利用した発電ではないかと思っています。毎日2度干潮と満潮を繰り返し鳴門や今治沖の宮窪瀬戸などではとても速い潮が流れます。その潮流を利用した発電をすべきだと思うのですが、どうして海で発電をしないのでしょう。そうすれば環境基破壊も少なく土地買収の必要もなく作れると思うのですが、賢人達の知恵が待たれます。


 そうそうドイツでは原発を廃止することになっていますが、それで足りなくなった電力はフランスから購入するのです。しかしそのフランスの電力は原発によって作られているのです。ドイツの環境は守られたとしてもフランスは原発だらけで、使用済み核燃料も世界から集まって来ていますから・・・なんだか、環境シンジケートが暗躍していると思えてならないですが果たして・・・。


 ダイオキシンで問題になった時期がありますが、あれも焼却設備を売らんがためのシンジケートが蠢いていたからと個人的には思っています。だってダイオキシンは有毒ではないのですから・・・。ダイオキシンの危険度は日常生活であける量の数十万倍の濃度です。ダイオキシンそのものの発がん性はとても低いことが公に認められていてリスクは殆どないとされているのです。


 ヘラブナ釣りでは自動車移動がつきものです。ハイブリット車に載られている方をよく見かけますが、CO2の排出についてはガソリン車とそれ程変わらないのです。


 勿論この指摘はある段階のある一面を取り上げたものであって、これから時代と共に変化していきます。これからも益々賢人達の新しい知恵を期待したいですね。