両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 釣行記 1月16日(日) 44.2㎝他

 いつもの淀の釣り天狗池にやってきました。


 昨日は遠路西池まで行ってきましたが、天狗池までは30分もかからずに到着できますから気分的にも楽です。
 さて今日は第3日曜日ですから色々な釣り倶楽部が大会をされていますので、いつものポイントには入れないのですが、まだ早いのですが2月の大会用のポイトンに入ることと致しました。
 尺数を色々と試してみてどの尺数が適しているのかも探る予定ですが、このポイントは排水用の側溝が沈めてあって水深が20㎝ほど違っています。水深の違いだけでなく底掛かりしてしまいますので、餌打ちポイントを間違わないようにしなければなりません。
 案の定底掛かりして針を飛ばしてしまいましたが、どうも位置が少しずれているような印象を受けます。


 今日は元々清風池に釣行予定でいました。実際この時期の滋賀県まで釣行はとても勇気がいります。先ずは雪が積もっているかいないかです。京都人の多くはスタッドレスに履き替えることはなく、私自身年中サマータイヤで過ごせていますので雪には全く縁がありません。
 お隣の滋賀県は広い琵琶湖に大量の水を湛えている地形ですから、北西の風が遮られることがなく福井の小浜市からそのまま雪と共に風が吹き込んできます。その為に滋賀県の南部でも積雪がある訳ですが、特に北部は日本記録を持っているほどの積雪量となっています。
 京都にはスキー場はないのですが滋賀県にはありますので、積雪だけでなく人工雪だとしても気温が低いためにスキー場が出来ていたんでしょうね。


 清風池は甲賀市にありますので滋賀県としては随分と南部になるのですが、それでも気温の低下は著しく京都の底冷えなんてのはたかが知れていると感じるほどの寒さになります。我が家の庭には近年霜が降りたことがないと思うのですが、滋賀県では日常的に起きている自然現象です。先日は池全体が氷った様子で釣り開始前に氷を割る作業が必要だったようです。


 天狗池ではいつものうどん餌ですから工夫の余地はまぶし粉程度しかありません。また道糸やハリスを細くする時期にもなりましたので一気に細くしてみようかと思うのですが、昨年の大助ばかりの新ベラが放流されたのを見ていますので、それが掛かると取り込みは難しいだろうと思うほどの良いサイズと良く肥えた体型をしていましたので、掛かったヘラブナを逃がさないようにするためにはやはり0.5号程度で留めておくべきかと思ったりしています。
 ベテランさんは0.3号や0.2号も使われるそうですが、ゆっくりと走られるだけで耐えられないのではないかと思うのです。私のような稚拙な取り込み方をしていると余計にハリスを飛ばしてしまうような気がしてなかなか使えないでいます。なんとか0.4号程度は使って見ようかと思うのですが、あの頼りない細さは心細くまた私の使っているハリスはとても低価格な代物ですから、どの程度信頼が置けるのか甚だ心許なくて使って見ようと思えないんですよねぇ。


 実は1月9日の天狗池での大会の日には新しいまぶし粉を試してみたのです。結果は全くの撃沈でヘラブナ達は見向きもしてくれなかったんです。ただある程度の集魚効果があったのは間違いないのです。ただうどん餌にアタックしてくれる優しいヘラブナがいなかったのです。
 8時50分の釣り開始だったのにも拘わらず10時半になっても1枚も釣り上げる事が出来なかったんです。そこで同じまぶし粉のままで尺数の変更をしてみたのですが、結果はやはり撃沈してしまい何のことはないいつものペレットの方が良かったくらいでした。新しいことを試すのに大会当日は良くないですよね。通常の日に試して大会に備えることと致しましょう。ってことで今日も色々と試してみる予定でいました。


 予定通り試してみたのですが当たりがなかなか出ません。底掛かりしますので操作性を考えた尺数だったのですが、それにも拘わらず当たりがなかなか出なくて今日も撃沈かと半ば諦めかけていました。
 釣り座は離れているのですが竹藤副会長が早々釣り上げているではないですか、その様子を見ていると少しばかり焦り出します。するとその向こう側で菱田規定委員長が大助を上げているではないですか。
 ヘラフナらしい体高のあるメスの大助で41.3㎝あります。

 このところ大助付いている菱田さんです。ただ小大会の開催前だったので先週の大会と同様賞にはついてない菱田さんです。


 また私にはまだ1枚も釣れないのですが、隣の紅は朝からコーヒーなどを煎れていて釣りスタートが遅れていたにも拘わらず早々釣り上げているではないですか。


 焦る私を尻目にあちこちで竿が立ち出します。するとあの大西王位が当たり前のように大助を釣り上げているではないですが、それも私同様なかなか釣れていなかった様子でしたが1枚目が44.2㎝の大助ですから恐れ入ります。
 こちらも菱田さんの釣り上げた大助同様体高の高いフライパンのような体型をしています。これで小大会トップ間違い無しですね。実はこの時0.3号のハリスを使われていたのですから驚きです。

 どうして大西さんは大助を釣り上げられるんでしょう。通称青森大間の漁師です(笑)

 この後にも続けて大助を釣り上げるのですから困ってしまいます。こちらは40㎝丁度でした。


 その後2位がなかなか決まらなかったので私が29㎝て初めに2位の登録をしました。続けて32㎝・34㎝とサイズアップして登録をしていたのですが、菱田さんが36㎝台続けて37㎝余りを釣り上げて2位に着けます。私はというと34㎝以降良いサイズが上がりません。


 竿は初めダイワの兆で釣り初めたのですがなかなか当たりが出ません。そこで尺数をアップしてシマノの本式に交換して釣り出したのですが、あれほど止まっていた浮きが動き出すではないですか。ただ良い食い当たりまでは出ないのでもう一工夫が必要です。この時は冬期のような小当たりだろうと思って小当たりを合わせていたのですが、ことごとくカラツンになってしまいました。そこでもう少し粘って良い当たりが出まで待ってみたのです、するとしっかりした大きめのツン当たりが出るではないですか。


 やっと良い当たりが出るようになったのですが、天気予報の通り午後から風が強くなってしまい本式ではポイントに旨く入らず、仕方なしにHERA Sの中竿サイズに交換したのです。ところがこの尺数では当たりが上手く出せず1枚釣り上げる事しか出来ずしまいでした。そこで再度本式を出して今度は風に負けないようにオモリの背負う浮きを使って、狙ったポイントに入るようにコントロールしました。実はこの時に当たりが出るのはとても小さな範囲のポイントに入ったときのみだったのです。
 本式もやや胴に乗り良く曲がる調子の竿です。


 結局竿は4回交換してどの尺数が釣れるだろうと探っていたのですが、本式で少し重めのオモリが背負う浮きを使った時が正解だったのです。これで大会で使用する竿は確定しました。
 そして最後の最後になって良い当たりで38.3㎝を釣り上げる事が出来ましたので2位に滑り込む事が出来ました。実は釣り上げた時にはそれ程のサイズがあるとは思わなかったのですが、オスのヘラブナだったがために尾が長くて38㎝を超えるサイズだったのです。


 今日もまぶし粉の付け方を色々と試してみたのですがコレが正解と答えを導き出すことが出来ませんでした。釣果も12枚と撃沈してしまったのですが、菱田さんは25枚釣り上げたとのことですからそれなりの釣果が獲られた事になります。


 朝の水温は実は10度しかなかったのです。先週の清風池が12度で昨日の西池も11度余りだったのです。その結果はボーズと1枚と全く良いところがなかったので10度ではダメだろうと半ば諦めていたのですが、それなりに良い当たりが出て枚数も稼げた格好です。
 大西さんも大助を釣り上げた後で短竿に変えてポンポンと釣り上げられていましたので、枚数的にもある程度満足されていたのではないでしょうか。結果的に見ると天狗池が一番当たりも出て釣果が良かった事になります。ましてうどん餌限定の池ですから団子やグルテン餌が使える池より良かった事になります。


 来週に入ってからは今まで以上に気温が下がるとの予報が出ています。当然水温も下がることでしょうから余計に当たりを出す事が難しくなることでしょう。アレコレと工夫をしながらある程度満足のいく釣果を得たいと思いますが、果たしてヘラブナはそれに応えてくれるでしょうか。
 まっ何れにしても1にも2にも腕を磨く以外ないんですけどね。