両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 道具整理の日 11月22日(日)

 本来ならば休日ですのでヘラブナ釣りなどに行っているはずですが、前日前々日と連続釣行しましたので今日は久しぶりに道具の整理をすることと致しましょう。


 ヘラブナ釣りに於いて季節による変更は何があるのでしょう。基本的には年中同じはずですが私的には色々と入替を行っています。以前は仕掛けも変更していたのですが、極端な水温低下がない限り年中同じになってしまいました。


 そんな中で仕掛け類の中で変更する部分は浮きです。浮きのどんな部分に対して変更をするのかですが、一つは感度重視の浮きへと変更します。黒戦または黒戦の半分のの小当たりでも表現できる浮きをメインにそろえます。そのタイプの浮きでサイズ違いを用意します。


 もう一つの浮きの種類も用意します。それは強い季節風に対応できるタイプの浮きです。少々の風でも楽に仕掛けが運べることが最大の目的ですが、そのオモリ負荷の大きい浮きほど感度が悪くなりますので、極細のムクトップタイプを用意するようにしています。これで風対策と感度対策が可能ではないでしょうか。


 次の整理は竿の変更です。今年は色々と試したいこともあって色々と使っていたのですが、基本的には冬期は計量系を基本に取りそろえます。仕掛けを極細にする場合などは計量系の竿は反発力が強すぎると思うのですが、冬期の着ぶくれした身体でも楽に使える竿が適していると思うのです。


 竿袋からいったん全部取り出して、1本1本確認しながら竿を入替てまた新たな気持ちで釣行すると、なんて言うか惰性ではなくてまたまた釣行への意欲がわいてきます。


 竿の入替と浮きの入替が終わりました。次は針ケースの入れ替えです。針ケースはハリスの長さ違いとハリスの号違いそして針の号数違いを用意しています。ベテランの皆さんはその場その場で針結びをされていまが、元が貧乏性な私ですから釣り場で針結びしている時間が勿体ないと感じてしまいます。
 ハリス切れやハリスのもつれそれにハリスの縮れなど、針交換をする必要になったときに直ぐに対処できるようにしていたいのです。


 その為にもハリスケースをいくつも用意して、そのハリスケースを入れ替えるだけで次の釣行対策が出来るようにしているのですが、その針を結ぶ時間を惜しいと感じるだけでなく、実は事前に針結びをすることで既にヘラブナ釣りが始まっているのです。


 何も釣行日だけが釣りではなくて、あれこれと準備することが既に釣りをしているのと同じなのですから、楽しみが倍増していること担っていると思うのです。なんか遠足前夜の子供みたいなものですよね。(笑)


 そういえば時間が空いているときに釣具店に通っていたのも懐かしいです。今ではしなくなりましたが、気の合う店主がやっている釣具店に入り浸っては、いろいろな釣りの話に花を咲かせていた時期がありました。そんな小さな釣具店も随分と減ってしまって、今では大賀店舗ばかりになってしまいましたので、釣具店でいろいろな話に花を咲かせるなんて事はなくなりました。


 その昔は店主が竿の補修などもしてくれていました。竹竿のスゲ口が割れても簡単に糸を巻いて漆を塗ってくれていたものです。針も店主が結んだものを号数別に売っていたりするまさにプロ店主がいましたが、そんな店はとってくなくなってしまいました。


 仕事から1度リタイヤした方が余生に釣具店を開いていた方もいました。年の差も相当だったと思うのですが、話が合うと言いますか合わせていただいていたのかも知れませんが、店先で話し込んでいたのも懐かしい思い出です。


 大型店舗でそんな人間関係が築けているのでしょうか。いやいやそんな面倒なことは必要ないとの声も聞こえてきそうですが、街の中から釣具店に限らずあらゆる小売店舗が姿を消しているのも、そんなコミュニケーションを煩わしいと感じている方が多くなった証なのでしょうね。


 姿を消した筆頭は文房具店でしょうか。学校の前にはどこにでもあったのですが、今では全く見なくなってしまいました。また街のクリーニング屋さんも姿を消したと感じます。中の見えるところでアイロンがけされていた姿は、今は全く見かける機会はありません。あったとしてもプレス機で押しつけている程度でしょうか。いわゆる職人技を見る機会が減ってしまったようです。


 そういえばお肉屋さんでも大きな牛の半身を解体されていたのも遠い昔話です。今ではラップされた塊をから筋を取ったりスライスされるのが関の山で、吊されたお肉の塊を切り分ける作業は見ることも出来なくなってしまいましたね。


 昔を懐かしんでも仕方なく時代は必要とされる業態だけが残っていく来ます。伝統産業と言われる職種も何年にも渡って必要とされ続けていた結果ですが、今後とも必要とされ続けるかどうかは甚だ難しいです。ただ京都の伝統産業は少しずつ変化を取り入れて今があり続けています。まさに伝統と革新が入り交じっているのが京都そのものですが、ヘラブナ釣りの世界はどのように残っていくのでしょう。