ハンデを考える上で一つの目安が必要になってきます。初期は1枚長寸大会でしたのでサイズ差が大きかったのですが、3枚長寸や2枚長寸になったことでその差が縮まりました。

　そこで過去の1位と3位のサイズ差はどの程度だったのかを検証してみました。

　2018年の3月から開催している天釣会釣り大会ですが、一番初めに3枚長寸大会を開催したのが2018年11月からです。

　2018年度　11月　1位122.5㎝　3位114.9㎝　差7.6㎝
　　　　　　 12月　1位120.3㎝　3位111.2㎝　差9.1㎝

　2019年度　 1月　1位113.9㎝　3位106.7㎝　差7.2㎝
　　　　　　  2月　1位112.5㎝　3位104.2㎝　差8.3㎝
　　　　　　  3月　1位115.2㎝　3位100.9㎝　差14.3㎝
　　　　　　  4月　1位107.4㎝　3位103.8㎝　差3.6㎝
　　　　　　  5月　1位119.0㎝　3位114.8㎝　差4.2㎝
　　　　　　  6月　1枚大会削除
　　　　　　  7月　1位106.1㎝　3位104.7㎝　差1.4㎝
　　　　　　  8月　1位113.2㎝　3位100.1㎝　差13.1㎝
　　　　　　  9月　1位109.7㎝　3位104.5㎝　差5.2㎝
　　　　　　10月　1位  79.3㎝　3位  77.4㎝　差1.9㎝
　　　　　　11月　1位104.0㎝　3位101.3㎝　差2.7㎝
　　　　　　12月　1位113.0㎝　3位107.7㎝　差5.3㎝

　2020年度　 1月　1位103.6㎝　3位  98.5㎝　差5.1㎝
　　　　　　  2月　1位107.2㎝　3位102.2㎝　差5.0㎝
　　　　　　  3月　1位113.4㎝　3位107.8㎝　差8.6㎝
　　　　　　  4月　1位107.8㎝　3位106.2㎝　差0.8㎝
　　　　　　  5月　1位  76.0㎝　3位  75.0㎝　差1.0㎝
　　　　　　  6月　1位  80.9㎝　3位  75.6㎝　差5.3㎝
　　　　　　  7月　1位110.7㎝　3位104.0㎝　差6.7㎝
　　　　　　  8月　1位  77.6㎝　3位  75.2㎝　差2.4㎝
　　　　　　  9月　1枚大会削除
　　　　　　10月　1位115.0㎝　3位108.9㎝　差6.1㎝
　　　　　　11月　1位  81.6㎝　3位  79.0㎝　差2.6㎝

　今回はあえて2位のサイズを上げていませんが、以上の結果から仮に－3㎝のハンデを付けた場合でも、1位が3位以下に転落することは思った以上に少なく、2年間で1位が3位以下に転落するのはたった6回でしかありません。そういう意味でも1位がそのまま順当に1位を獲得できるチャンスは多いと考えられますが、1位が2位へ2位がが3位に落ちることは想定できます。
　それを確実にランク外に落とすためには、－10㎝のハンデを付ける必要があります。そうなると例えば1度優勝すると次は確実に優勝出来ない事になってしまいますので、それこそ翌日の大会への参加意欲をそいでしまう事になってしまいます。やはり1位を取った翌月も1位のチャンスがあることで、次の大会へも参加しようとなると思うわけです。

　何れにしても参加意欲を公平に持ち続けていただくためにも、納得が出来るハンデを付ける重要性を感じています。たったそれだけでも入賞回数の少ない方にとっては勝てるチャンスが増えるわけですから、少しでも安心材料になるのではないかと思うのです。