両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 暑さ対策・・・その5

 その5はUVカット衣料使用のすすめです。


 最近の機能性衣料はとても進んでいます。始めに聞こえるようになったのがヒートテックでしょうか。そのシャツを着ているだけで数度体感温度が上昇するという機能性繊維を使用した衣料です。案外多くの方が使っていると思うのですが、そん反対の涼感機能繊維を使用した衣料があります。
 どちらかというとスポーツ衣料として出始めたのですが、釣り業界に浸透しだしたのは鮎釣り用のシャツがUVカットされていたはずです。通気性や吸水速乾性などの機能がついて少し高価だったのですが、今までのものとは格段の違いを感じたものです。その技術が一般化しますと当然のように業務用衣料へと波及し出します。大工衣料つまり職人が着る仕事着が機能性衣料になりました。
 夏は半袖を着るものだったのですが、このUVカットされた涼感機能繊維を使用すると、半袖よりも長袖の方が快適に過ごせるようになったのです。また半袖だとしてもアームカバーとして機能性繊維で出来たものが出ましたので、余計に快適に過ごせるようになったのです。
 そのような衣料が大量に出回りだしたお陰で、とてもリーズナブルに手に入るようになったのは間違いありません。一般的なお店には少ないタイプですが、一般的ホームセンターよりもプロ工具御用達のコーナンプロのような、職人達が出入りする店に行くととても安く手に入ります。今流行のワークマンなどにも多数取り扱われていますので、釣り用の高価なものを購入しなくても、職人用の機能性衣料で十分ですから、炎天下の下で幾らパラソルをしていたとしても、半ズボンに半袖よりも快適に過ごせるのですから、使わない手はないと思っています。


 この機能性衣料に加えてお薦めしたいのがフェイスマスクです。元々ヘルメットを着用すると暑くて仕方ないので、頭用の涼感機能のあるヘッドカバーが出ていたのですが、それが首の日焼けを防ぐような、首まで伸びたタイプが出て続いて目の下まであるタイプが出ました。最終的には目だし帽のようなマスクタイプが出ています。
 私自身このマスクタイプの物を使っていますが、日焼け止めクリームを塗ってからマスクを付けますと、全くといって良いほど日焼けをしなくなりました。


 寄る年波には勝てず少しの日焼けも辛く感じるようになりましたので、数々の日焼け止めをする事で、身体がほてることも顔が熱くなることもなくなりましたので、とても快適な夜を過ごせるようになったのです。
 若い間はそれ程気にする必要もないのでしょうが、また日焼けなんて怖くないとか今更日焼け止めなんかと、使わない理由を述べられる方が多いのですが、1度使ってみるとその快適さが解るというものです。


 UVカットシャツも黒色があるのですが、白色に比べて紫外線を防ぐ能力は間違いなく黒の方が高いのです。但し体感温度は白の方が遙かに低いので白色を強くお薦めします。 
 そうそう不思議なことに真夏の強い日差しの中でも、UVカット機能のないシャツなどを着て釣りをされているのですが、不思議と色の黒い衣料を着ている方がいます。
 日焼けは紫外線ですが暑さを感じるのは赤外線です。黒色の方が50%以上赤外線を吸収するのに対して白色は50%以上反射するのです。その為単純に33度程度の気温の場合は、白は35度程度に上昇するが黒だと45度を超えてしまいます。
 これほどの差があるのですから、濃色の衣料は決してお薦め出来ないのですが、反対に紫外線は濃色の方が吸収してしまいますので日焼け止め効果が高い事になります。つまり白い長袖の服を着ていても日焼けしてしまうのです。


 ヘラブナ釣りの場合はパラソルもしていますので白色系の着用をお薦めしますが、実は赤色の衣料が程々に赤外線を反射して紫外線を吸収しますので、直射日光に晒される場合は赤色が適していることになります。
 そういえばヘラブナ釣りで使われる防寒着やフィッシングウエアー、ヘラバッグなどは派手なものが多いですね。野池などではハンターに打たれないためにも、派手な色が適しているのでしょうね。


 いずれにしても殺人的暑い気候になってしまった日本の夏です。十分な対策を取って命を守るようにしましょう。
 何となくコロナは下火になってきたような気がするのですが、熱中症にやられるなんて事がないように、出来る事は何でもすべきだと思います。
 たかが釣りです。命がけでするほどのものではありませんからね。十分ご自愛下さいませ。