両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 暑さ対策・・・その3

 その3は日焼け止めクリームのすすめです。


 先にパラソルについてのお話をしましたが、直射日光の暑さの元である赤外線には有効ですから、暑さ対策としてはパラソルはとても優れものには違いありません。


 しかし、パラソルは暑さはある程度防げたとしても日焼け止めにはならないのです


 日陰だからと安心していると肌が真っ赤になってしまいます。これには既に実験がされていまして、パラソルで日陰を作ったグループ。日陰を作らないでUVカット(日焼け止め)クリームを使ったグループ。そしてパラソルと日焼け止めクリームを併用したグループです。


 1番日焼けしたのは日陰を作っていたパラソル使用のグループだったのです。日陰を作らない炎天下で日焼け止めクリームを使ったグループより遙かに日焼けが酷かったのです。勿論パラソルを使って日焼け止めクリームを使ったグルーブが1番焼けていないのです。
 炎天下で日焼け止めクリームを使うよりパラソルを使う事で快適に過ごせますが、その快適さと日焼けとは別物だったという事になります。その場での暑さは赤外線ですが、日焼けは紫外線です。紫外線そのものは暑さを感じないのですが、日焼けを押してしまって肌が赤くなってしまいます。つまり火傷を押したのと同じ状態になってしまうことです。


 紫外線には2種類あり紫外線A波と紫外線B波です。A波は皮膚の奥にまで入り込んで、皮膚組織にダメージを与えるタイプで、B波は皮膚表面にダメージを与えるタイプで、皮膚が焼ける原因がB波となります。
 実は紫外線にはC波も存在するのですが、オゾン層に吸収されるために地表には届きません。


 シワやタルミの元になるのがA波ですが、短時間に肌を赤くしてしまうのがB波ですが、紫外線量は9割がA波で1割程度がB波になります。A波は実は家の中や車の中にまで進入してきます。1年中晒されていると思っていても間違いないのですが、肌の老化が進むのもA波だと思って居ても良いかも知れません。ただB波は急激な肌に刺激を与えますので、シミそばかすを簡単に作ってしまって、一気に肌に対してダメージを与えてしまいます。またB波はパラソルで出来た日陰程度では防げませんので、しっかりと日焼け止めクリームが必要になります。


 多くのヘラブナ釣り師はもう年だからとか、日焼けなんか気にしないといわれるのですが、皮膚ガンの元が紫外線ですから、訪米では特にオーストラリアでは子供に日焼け止めクリームを塗らないと虐待と解釈されます。日本でも皮膚ガンのリスクが高まってきています。老人性色素斑が出来る原因もこの紫外線によるものです。日光黒子とも称されるシミですが、このシミはレーザー治療でしか取る事は出来ません。


 日焼けによる熱中症も起きてしまいます。皮膚を火傷させるほどの紫外線ですから、当然熱を持ってしまうわけです。釣り続けているとわからないのですが、家に帰るとやけに暑いなぁって感じた時は、間違いなく日焼けによる熱が身体にこもった状態なわけです。釣り場で倒れなかっただけ良かったと思って、次回からは是非日焼け止めを使ってみて下さい。昔の日焼け止めほどクリームを使っても暑くは感じないはずです。


 シミを作って無理に老け込んだり、暑さを我慢して命を縮めたりする必要はないのですから、日焼け止めクリームの活用を強くお薦めします。