ヘラブナ釣り 暑さ対策・・・その2
その2はパラソル使用のすすめです。
ヘラブナ釣りでの暑さ対策はなんといってもパラソル使用でしょう。まして日本の猛暑にはパラソルは欠かせないアイテムに違いありません。実際のところ雨を凌ぐよりも日差しを止める方に重点を置くべきと思います。実際問題パラソル1つで随分と暑さが和らぎますので、炎天下での釣りは命の危険すらあるのですから、じっと動かずに釣り続けるヘラブナ釣りは、何を於いても必要なアイテムとなるでしょう。
不思議なことに同じ炎天下の釣りである鮎釣りでは、ヘラブナ釣りほどの暑さを感じません。勿論川に立ち込んでいるのもあるでしょうが、河原に立っていたとしてもヘラブナ釣りほどの暑さを感じないのです。これは不思議な現象ですが、他の磯釣りだとしても同じ傾向にあります。
最近の筏釣りなどではパラソル使用が推奨されていて、筏にパラソル立てを用意されている渡船屋さんもありますから、やはり記憶の中にある真夏より数段暑くなっているのも間違いないのではないでしょうか。
さてそのパラソルですがどんなタイプを使われているでしょう。ヘラブナ釣り用として売られているパラソルはそれなりに高価です。その為にビーチパラソルを使っておられる方がいます。ビーチパラソルも当然日陰を作りますし、多分ヘラブナ釣り用より大量生産されているはずですから、価格面でも随分と押さえられて実売価格2,000円程度で手に入りますから、ヘラブナ釣り用の10分の1程度で手に入る事になります。
しかし10分の1の根拠は大量生産にだけあるのではなく、素材も当然原価を抑えられています。1つには支柱がアルミではなく鉄製であることでしょうか。勿論支柱が鉄であろうがアルミであろうがどちらでも良いのですが、単純に持ち運びとしての重量の差でしかないからです。
有名メーカー製でもパラソルサイズが小さいタイプは、支柱がステンレス製であったりしますので、結構重く仕上がっているのもありますので、支柱素材はそれ程気にする必要もないでしょう。
その支柱の素材より重要な部分が、傘の芯に使われている素材です。こちらもヘラブナ用はアルミが多いと思うのですが、ビーチパラソルは樹脂製が多く使われています。この場合も風さえ強く吹かなければ使えるのですが、少し強めに吹くと捲れ上がったり大きく揺れたりと鬱陶しくて仕方ありません。
そして最後に特に重要な部分が傘に使われている布です。ビーチパラソルにはカラフルな色が付いていたりしますが、それも無視しても良い程度だと思うのですが、それ以上に重要な部分としては使用されている布がUVカット加工されているかどうかです。
真夏の強い日差しの下では命の危険すらある紫外線が降り注いでいます。それを防ぐ能力がないビーチパラソルは、高齢化の一途をたどっているヘラブナ釣り界には危険なアイテムでしかないのです。
やはりUVカット素材が使われているパラソルがお薦めです。ビーチパラソルの中にも実はUVカットされた生地の製品もあります。安いからと飛びつかないでじっくりと素材確認をして、使用に耐えるものを使う必要があります。
実は釣り用のパラソルはシルバー色のコーティングがされているものが多々あります。表面であったり裏面であったりしていますが、またご存じのように風抜きが設けられていますので、風の強い日だけでなく暑い日にも少しは快適に使えるのではないでしょうか。
そして最後にもう一つとしてどのサイズのパラソルを選ぶかです。広げて120㎝程度の雨傘タイプのものか、180㎝や200㎝の大型サイズのものかです。
実際どちらでも良いように思うのですが、雨の日であれば間違いなく大型サイズに軍配が上がります。ただ釣り堀など狭い場所では閉口もので、場所を取り良すぎてしまって後ろを通ることすら出来ないなど、我が物顔で場所を取ってしまうものがあります。
基本的に雨除けだけでなく日除けだとしても大型サイズの方が便利なのですが、風通しの良さを考えると120㎝の昔ながらの小型サイズを活用すべきではないかと思うのです。
ただ反対に小型サイズは頭上の低い位置に傘が来ます。大型サイズも縮めると頭上近くにセットしてしまいますが、出来るだけ頭から離して設置することで、傘にこもった熱が直接伝わらないので傘の位置もとても重要になります。
大型サイズと小型サイズをその時期や場所などを考えて上手く使い分けることで、他の釣り人に迷惑を掛けることなく、また同時に命の危険も軽減出来るはずですので、色々と工夫して使う事が肝要と思います。
命がけで釣りをする必要は全くなく、少しばかり高価であったとしても、釣り用のパラソルを是非使って頂きたいと思うのです。
実際問題ビーチパラソルでも使わないより使った方が良いに決まっていますが、
ビーチパラソルを使っているあなた!あなたの命は数千円程度なのですか?
暑さ対策というよりは命を守るアイテムなのですからもっと命を大切にしましょうね。釣り程度に命をかける必要はないのですから。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。