両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 冬こそフィッシング手袋

 この時期はとても寒いですから手が冷たくて仕方ないですよね。防寒対策は十分に出来ていたとしても、手の冷たさだけは閉口してしまいます。小さなうどんを差す手も上手く使えなくなってしまいますし、団子餌などでは餌で汚れた手を冷たい水で洗うのも冷たくて仕方ありません。


 私的には両うどんの底釣りをする場合は、両方の手に手袋をするようにしていますが、当然指先は出ていなければ針も持てませんうどんも掴めません。その為には指が出ているフィッシング手袋が良いことになるのですが、竿を握りの素材にも寄るのですが、おしなべて滑りやすい素材で出来ています。竿も軽量のカーボン素材であればまだ良いのですが、竹竿やカーボン竿でも長竿の場合はある程度の握力を必要とします。しかしその場合に滑らない手袋を使うととても楽に竿が振れるのです。


 釣具店で売られているフィッシング手袋は案外滑るんです。何を基準に作られているのだろうと疑問に思うのですが、滑る素材の握りで寄り多く滑るフィッシング手袋では、滑りすぎて使い物になりません。防寒対策としてネオプレーン素材の手袋も出ますが、滑り止め対策が取られているのも少なくて、防寒に良くても使えない代物も多数で回っています。


 指先を出すように作られているフィッシング手袋ですが、実用的に作られているからこそ釣りに使えるはずです。しかし指先を出すようにカットするのは良いのですが、その始末が悪いのが多いんです。解れ止めの為に三巻に折り返して縫われているのですが、その縫い目が指に当たって痛いと感じたことはありませんか?比較的安価なものほどその部分が痛く感じます。だからといって1つ3,000円も4,000円も出したくないと思ってしまうのです。貧乏性ですからこればっかりは奮発して購入とはなりません。


 そこで役立つのが職人用の手袋です。プロ御用達のホームセンターや一般向けのホームセンターにも多数手袋は用意されています。その中には滑り止め対策がしっかりと取られているものが多数あり、価格もとても良心的で400円から1,000円程度で売られています。その中にはヘラブナ釣りにも最適なものがありますので是非覗いてみて欲しいと思うのです。
 但し指先が出ているものは少ないですから、自分の指に合わせてカットする必要が出てきます。当然そのカット部分から解れてしまったりしますので、瞬間接着剤などで止めておくと解れ難くていいのですが、プロ御用達の安価な商品ですから買い換えても釣具店の10分の1程度の価格も多数ありますので、使い捨てとまではいいませんで酷使して傷めたとしても買い換えも楽に出来ます。
 またプロ用の店では接着剤も固まっても柔軟性があるゴムのようなものもありますので、指に当たってもそれ程痛くは感じません。とはいえ私は切りっぱなしで使っていますが、そんなに早く痛んだ事は無いです。


 実際に購入段階には手袋を装着して、近くの柱や陳列棚を触ってみて滑る度合いの確認する事をお薦めします。フィッシング手袋でも同じように滑り確認をしますと、合格品に巡り会うのはとても少なくて、大手の釣具店では1つも見つけることが出来ませんでしたが、ホームセンターでは合格品は多数見つけることが出来ました。あとは自分の手に合っているものがあるかどうかの確認だけです。
 実は竿の握りと手袋の滑り止めが出来るということは、手袋と自分の掌が滑る可能性があるのです。手袋の中で手が泳いでいるようでは使い物になりませんから、そのフィット感もとても重要な事となりますので、その確認も怠っていては無駄買いになってしまいます。


 両うどんの場合は両手に手袋をしていても使いやすくて、玉の柄も滑り難くなりますので快適そのものですが、団子餌となるとそうも行かなくなります。そこで私の取る方法ですが、ある部分では邪道だと叱られるかも知れませんが、同じホームセンターで売られているゴム手袋です。
 あの手術用に使われているものですから、そこそこ細かい作業にも使えるのです。素材的にはニトリルが適していると思いますが、安いものを買ってしまう簡単に破れてしまいますので、ここは少しだけ高価なものを選びましょう。とはいえ100枚入りで500円程度ですから何回も使えて便利です。


 このニトリルの手袋を使う事で、団子餌を作る段階では右手(利き手)に填めて団子餌を混ぜるのですが、釣り始めると左手に填め変えて団子餌を丸めます。そうすると真冬の冷たい水で手を洗っても、手袋の上を洗うのですからそんなに冷たさを感じないのです。
 ただ難点がないわけでは荒れません。あの薄いゴム手袋をするだけで冷たさは半減してしまうのですが、偶に針先を刺してしまうことがあります、単に気をつけていれば良いのですがついつい引っ掛けてしまう事が起きます。1度や2度程度は良いとしても何度か引っ掛けますと指先部分が破れてしまいます。破れることより引っ掛けるうっとうしさは如何ともしがたいのですが、私の場合は指先の冷たさの方が辛いので、このゴム手袋は欠かせないアイテムの1つとなっています。


 そうそう団子餌を使った場合に指先が荒れたりしませんか?私の場合はいつも指先が荒れてしまってカサカサになってしまいます。右手は貼りを持つために指先を切り取っていますが、左手にこのゴム手袋をしていると指が荒れないのです。そんなの気にしないとされる方も多いのでしょうが、指先が荒れるとやはり違和感がありますので、釣行後の風呂上がりにはクリームが欠かせません。
 両うどんの場合はまぶし粉のせいでしょうか、冬の時期は指先がカサカサと荒れてしまいますので閉口してしまいます。団子餌だと餌だけでなく水で洗いますので、余計に指先の脂が取れてしまって荒れてしまいます。
 正直手袋をしている手は見た目に何となく恥ずかしいのですが、そんなことはいっていられません!!(笑)


 利き腕の方に手袋を填めることでテニス肘も改善出来ます。肩の痛みも和らぎますのでお薦めです。歳と共に色々なところに故障が出てしまいますので、その対策にもお薦めの一品となります。少しでも長くヘラブナ釣りを楽しんで頂けるためにも、この正月の間に1度ホームセンターを除かれるのも良いと思います。


 そうそう!この手袋をしているだけで、固着している竿も簡単に抜く事が出来るんですよ。竹竿師には特にお薦めしますが、無理してヒネるとすげ口が割れてしまいますのでご注意下さい。