両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 水中毒と空調服

 真夏の高い気温のピークはそろそろ過ぎようとしていますが、まだまだ暑い日が続きますので熱中症には十分な対策を取って戴きたいのですが、水分補給の重要性は皆さんある程度は理解されていると思うのです。しかし水中毒についてはまだ理解が出来てないようです。


 水中毒はミネラルバランスの崩れから起きてしまいますので、塩分補給など的確な対応が必要です。梅干し1個が助かることにも繋がりますので、お弁当には漬物類や梅干しを忍ばせておきましょう。


 水中毒を起こすと軽度の場合は、めまい・頭痛・頻尿・疲労感・浮腫(ふしゅ)・下痢 などの症状が出ますが、重度になると錯乱・嘔吐(おうと)・意識障害・呼吸困難・脳浮腫によるけいれん・肺水腫・うっ血性心不全など一見は脱水症状と同じように見えてしまいます。そこで水を飲ませると余計に進行してしまう可能性がありますので、素人判断をすることなく救急車を素早く手配することです。決して大急ぎで塩を取るのは危険です。脳幹部の神経を損傷する可能性があるので十分な注意が必要です。


 ではどの程度の水分補給が適しているのかです。ここでは断定しませんので各自確認されることを強くお勧めしますが、目安としては1時間に1リットルは多すぎですから水中毒の原因になります。1日に3リットルも取り過ぎと言われています。以前はパリコレのモデルは1日の2リットルの水を飲むと言われていましたが、実際はどうなんでしょうね・・・


 水を飲むといいますが水中毒を起こさないためにはスポーツドリンクが適していると言われています。但し塩分制限などされている場合は医師と相談をして適正な摂取方法を決めるべきでしょう。


 またコーヒーを飲んでいるから大丈夫と思いがちですが、コーヒーには利尿作用がありますので、しっかり飲んでいるつもりでも全く足りてない場合がありますので注意が必要です。勿論ビールなどのアルコール類は水分補給とはなりません。逆に脱水症状を起こす原因になりますので、真夏の釣り場では飲まないようにしましょう。


 次に空調服についてです。最近着用されている方が随分と増えてきているのですが、空調服を選ぶ場合には、ベストタイプや半袖タイプそして長さでにフード付きとか、服には色々な形状があるのですが、それよりも重要な部分でついつい見落としになっているのが、ファンを動かすバッテリーの出力です。


 そのバッテリーには随分と性能の違いがありますので、どれでも良いというものではありません。空調服にセットされているのだから大丈夫と思うのは早計です。バッテリーにはスマホなどを充電するバッテリーは出力が5V程度ですから、風が殆ど起きない微風程度です。少なくとも9V以上で出来れば11Vが常時使えるタイプが適しています。高性能な商品になると13V15Vと出力が増えていきますが、それに伴うファンを使用すべきで、低容量用のファンに高出力バッテリーを使うことは避けた方が良いのではと思います。


 また容量が大きい事をうたい文句にしているバッテリーがありますが、出力が肝心ですから先ずは最高出力の確認をしてその次に容量を確認します。ただ容量の大きいバッテリーは高価でなおかつ重くサイズも大きいのが難点です。そのため容量が小さ目を2個用意して取り替える方が楽に使えます。


 空調服はファンが風を服の中に送り込むのですが、何も涼しい風が入ってくるのではないので、その風が快適さを担保しているわけではないのです。実は汗をかいてその汗を風で吹き飛ばすことです。その際汗が気化しますので熱を奪う作用いわゆる気化熱によって、熱を奪いますが実は1gの汗が気化すると580カロリーの熱を奪うのです。


 ここで誤解されないために敢えて付け加えますが、580カロリーであって580キロカロリーではないのです。つまり0.58キロカロリーですから1キロカロリーにも満たないことになります。


 また汗をかくことで体温を避けるのですが、水分が不足すると血液の濃度が上がってしまいますので汗をかかなくなってしまいます。結果として熱中症に陥りますので汗はとても重要なんです。


 このように水分補給と空調服には相関関係があるとも言えるのです。


 ここに書きました水分の補給量や塩分などについては命に関わりますので、生半可な知識ではなく医師に相談するなりをして、自分に合った水分量や塩分量そしてどの飲料から水分補給をするのがいいのかなど、十分な知識を身につけて取り組んで戴きたいと思います。決して勝手な判断はしないようにして命を守るようにしましょう。ヘラブナ釣りをして命を落とすなんてもってのほかですからね。