両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 大型化が進む

 最近特に思うのですが、釣り堀に放流されるヘラブナのサイズが大型化している感じます。元々大助は30㎝を超えるサイズに対しての表現だったと思いますが、今では40㎝を超えるサイズの呼称となっています。


 私のホームである釣り天狗池では日曜大助大会が行われていました。残念ながらコロナのまん延を機会になくなってしまったのですが、その時の大助大会の最低サイズは33㎝でした。


 どうして大型化が進んでしまったのか解らないのですが、釣り人の欲求に応える形となっているのかも知れません。どの池でも大型サイズを要求するようになったとのことですから全国的な流行なかも知れませんね。


 もう10年ほど前の話ですが、天狗池の先代池主にお話を聞いたところ、天狗では大型が釣れる池との評判が欲しくて、いつもいつも大型サイズを要求していたそうです。そのため他の池から注文が入る前に大型サイズを確保するようにしていたようで、その頃は確かに40㎝オーバーの大助が良く釣れたのです。そのため天釣会の大会でも35㎝以上とする制限を設けていたほどですが、それが大会のルールとして成立したのですから大型サイズが多かった池には違いありません。


 大型化というと最近特に感じているのが自動車のサイズです。どう見ても1クラスアップのサイズになっている様子です。日本車の場合はサイズ分けが上手くされていないのでわかり難いですが、メルセデスベンツが最初にCクラスを出した時は、小ベンツと言われるほどの小型だったのですが、今ではその上のEクラスサイズにまで大型化されています。日本車も同じような傾向があるようで、日本車独特の5ナンバーサイズの車は消えていきそうで、今では殆ど見かけなくなっています。


 実際5ナンバーサイズは1000CC程度の車になり、1500CC以上では殆どが全幅170㎝を超えて3ナンバーとなっています。いったいどこまで大型化が進むのだろうと思うのですが、日本の道路事情は変わらないのですから、余り大型化は運転に支障が来すのではと感じているのです。
 実は私の近所の道路では今まで当たり前のように対向車と離合していたのですが、今ではどちらかが止まって対向車を先に行かせるようになっています。それなどはまさに大型化の弊害だと思うのですが、実際横幅が広くなると運転が一気に難しくなってしまいます。


 ヘラブナだって同じ事で大型になればなるほど、釣り味はスポイルされてしまって面白みに欠けると感じるのです。確かに大型を掛けるとその瞬間ゴンと竿先が止まり、重量感タップリの動きが伝わってきますが、それが楽しいのかというとそうではないと感じています。


 竿に伝わるヘラブナの動きを感じながら、強い引きをいなしこちらを向けば竿を立てる、そんなやり取りが楽しいのであって、重量級の動きはどうも面白さを半減しているような気になってしまいます。


 とはいっても私たちの大会は数釣りではなくてサイズ競争ですから、大型を釣らなければ上位入賞は出来ないのですが、だとしても1日に1枚か2枚混ざれば良いのであって、いつもいつも大型を釣り上げる必要はないと思えるのです。


 大型魚を求めるのと大型の車に乗るのとは意味が違いますが、どうしてコンパクトの良さを蔑ろにしてしまうのだろうと思えてしまいます。
 でも一度はスーパーカーと称される全幅2m超えの車に乗ってみたいですけど、とはいっても直ぐに根を上げてしまうでしょうから、先立つものの有る無し以前に尻込みしてしまいます。


 そういう意味では大型車を運転されている人たちって尊敬します。道路交通法で2.5m以上の車は公道を走ることは出来ないのですが、10トンクラスの大型車はほぼ全幅が2.4m前後もあるのです。中には2.49mとほぼ限界サイズの大型車もあります。
 国道の車線幅は3.5mです。その道を2.5mの車が走るのですから余裕がありません。ましてバックミラーが張り出し電柱が道路にはみ出していると道路幅と車幅には何ら余裕がないのですね。


 大型化と直接関係がないのりですが、最近各メーカーのフラッグシップの竿が売り切れ状態が続いています。いったいどうしてしまったのでしょう。枯法師や獅子吼は姿が消えているんです。不思議ですね。