両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラブナの見分け

 先ず始めに予てより鶏の生食は危険と伝えていましたが、京都でも有名な鶏料理店で生食による中毒被害が出ました。営業停止処分を受けたにも拘わらずHPでは全く触れられていないのを見て、誠実ではない店だなぁと感じてしまいました。感染に対する謝罪は勿論のこと今後の取り組み方などを表示する必要があるのではと思うのですが、どんな考えを持って折られるのでしょうね。単に運が悪かったで澄まされてしまっているように気がしてしまいます。


 さて食中毒はカンピロバクター菌によるものですが、市販されている鶏の内4割から6割が感染しているとされています。そのため菌が付着しているかどうかは見分けが付かず、鹿児島や宮崎などでは生食文化が定着している県では、独自に厳しい基準を設けて食中毒対策がされています。


 ただ一般に流通する鶏肉は危険で生食は禁止されているはずです。新鮮だからとの理由は全く意味がなく、実は新鮮なほど付着している菌は多いのです。アメリカでは鶏肉の水洗い禁止となっているのですが、それは菌が飛び散り食器などに附着することで食中毒を起こすとされているからです。


 家庭で調理する場合も生のまままな板で切ると菌が残りますので、その他の調理をする食材に附着してしまいます。台所洗剤で洗っても菌は死なないので、熱湯消毒をするか塩素系漂白剤で殺菌するようにします。少しでも菌の付着を減らしたい場合は、一度火を通してから調理することですが、調理の内容によっては難しいですしなかなか面倒ですから、少し高価になってもカットしてある鶏肉を購入する方が良いと思います。


 鶏肉の汚染のように見ただけでは見分けが付かないものが多々あります。ヘラブナ、アイベラ、コイベラ、ワラサなどなどですが、ヘラブナ以前に全く同じしか見えていな花があります。5月から6月に咲くアヤメ・ショウブ・カキツバタの3種でしょうか。ボーッとしか見てないのでみんな同じに見えていました。


 ところが実は本当に簡単に見分ける方法があるのです。勿論生えている場所も違いますのでそれだけでも区別は出来るのですが、陸上に生えているのがアヤメで、水の中に生えているのがカキツバタで、水辺に生えているのがショウブとなります。でもついつい忘れてしまうんですよね。


 そこでもっと簡単に覚えられる・・・と思うのですが、花を見て網目模様があればアヤメです。編み目=アヤメ・・・なんとなく覚えやすいと思いませんか。


 そしてショウブですが同じく花を見て花弁の真ん中に黄色があればショウブで


 白い線があればカキツバタです。


 どうでしよう何となく覚えやすいと感じませんか。5月の節句に入る菖蒲湯は花菖蒲とは全く別物ですから間違って湯船に入れないようにしましょう。
 かの有名な尾形光琳の画いた国宝燕子花図屏風はカキツバタです。


 ヘラブナの場合も見分けが付かない場合があるのですが、実は多くの場合は全てヘラブナですが単純に見た目では区別が出来ない事が多いのです。
 よくアイベラと称してマブナとヘラフナの交雑種とされるものがありますが、実はマブナ(ギンブナ)は染色体が三倍体ですから他の魚とは交雑できないのです。


 この三倍体は種なしスイカなど植物で産み出されていますが、シャインマスカットの種なしはホルモン剤を使っていますのでまた別です。
 多くの生物の染色体は二倍体ですから雌雄があり交雑してします。そのため母親に似た子供父親に似た子供そして両方の特徴を併せ持った子供が生まれるのですが、三倍体は交雑出来ませんのでクローンのように同じようなものばかりになります。ギンブナ(マブナ)はメスしかいませんので親と同じ子が生まれてきます。


 マブナは三倍体ですから多種とは交雑出来ませんが、ヘラブナは二倍体ですから他魚種と交雑出来てしまいます。一番多いのが鯉との交雑で鯉はヒゲは2本ずつ左右にありますが、コイベラになると1本ずつ生えています。またヒゲのないタイプもいますが、横から体型ではなくて顔を見ると鯉の特徴である口がやや下向きになります。
 ヘラブナは受け口ですからそれだけでも区別できますね


 ややスマートなタイプをアイベラだと指摘されますが、実際は見た目では区別できずサイハの数を数えなければ同定出来ません。経験的に体高がやや低いスマートな体型やマブナに近い体型そして少しばかり力強ければマブナだと決めつけています。


 ヘラブナの元はゲンゴロウブナですが、原種のゲンゴロウはヘラブナに比べてやや体高が低いのですが、ヘラブナの中にも体高の低いタイプから極端に高いタイプまでいますので、釣り堀で釣れるヘラブナの場合は同種のヘラブナだと思って間違いないはずです。


 ただ最近大型魚が多く放流されているのですが、採卵して稚魚から育てているのではなくて、野生のヘラブナを採って育てると大型に育ち、その大型魚が放流されている場合もありますので、思った以上にコイベラが放流されているのです。


 釣天狗池で釣れた50㎝はヒゲはなかったのですがコイベラに見えませんか。