両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 宇宙からヘラブナ釣りまで フェルミ推定

 世間では解明されていないものは多数あります。生物の中には絶滅した種も多数ありますが反対に未だに新種が発見されています。多分まだ多数の未発見動植物はある事でしょう。その未知の世界で人間的尺度では到底想像すら出来ないのが宇宙です。そのなかでも銀河は数千億といわれていたのですが今では一気に増えて7兆個以上あるともいわれています。


 銀河とは恒星の集まりですが、地球は太陽系にありますがこの太陽系は天の川銀河に属しています。天の川銀河の中には太陽のような恒星は1000億以上あるといわれていますが、天の川銀河の直径は約10万光年です。つまり天の川銀河の端から端まで光のスピードで10万年掛かる距離あるのですが、その中に1000億以上の恒星があり、その周りには地球のような惑星も存在しているはずです。


 恒星=太陽のような自ら発光している星。惑星=地球のように恒星の周りを周回している星。衛星=月のように惑星の周りを回っている星となります。
 このような恒星が多数集まっている集団を銀河といいますが、その銀河は相当の大小の差があるのですが、天の川銀河のサイズは直径10万光年の距離ですが、あの有名なアンドロメダ銀河は約25万光年ですから、天の川銀河の2.5倍のサイズとなります。
 地球からアンドロメタ銀河までの距離は約240万光年の距離があります。といってもピンとこない距離ですが、光のスピードは真空で1秒に29万9792km進みます。これを時速にすると10億7900万kmです。このスピードで天の川銀河の端から端まで到達するのに10万年掛かるのですが、アンドロメダ銀河までは240万年かかるのです。もう頭が付いていけませんね。
 よく天文学的数字なんていいますが、本当の天文学的数字は人間の尺度を遙かに超えた数値となるのです。


 真空での光の進む距離は約30万㎞ですが地球での光の速度は少し落ちます。これは空気があり光が屈折するために速度が落ちるのです。同じように水中での速度は空気より屈折率が高いのでやや速度が落ちますが、それでも22.4万㎞ですから相当な早さになります。そういう意味ではヘラブナ釣りのナイターで光を水面に当てるのは気をつける方が良いことが解ります。勿論水面反射がありますので全ての光か水中に入るわけではありませんが、水中に入る量は水面に対する光の入射角で決まります。


 今のところ宇宙は誕生してから137億年とされています。宇宙に7兆個ある銀河ということは、1年で511個生まれていて17時間に1個の銀河が生まれていることになります。広大な宇宙ですからどこかで銀河が生まれていたとしてもわかりませんが、17時間に1個の銀河が生まれているとすると、まさに天文学的数値としては一瞬の出来事になるはずで、最低限地球の近くで新生爆破が起きて銀河が誕生したなんて報告はどこにもないですよね。そうなるとなんだか銀河の数の7兆個が眉唾物に見えてきます。または宇宙が誕生して137億年ではない可能性も出てきます。まぁ今の時代を宇宙誕生から最終に近いところにあるとするけんかもあるので、今は新しい銀河の誕生が遅くなっているとの説もあるようです。


 アインシュタインの相対性理論によると宇宙には光の速度より早いものはない事になっているのですが、宇宙は光の速度の3.5倍の速度で膨張を続けていることになっています。これは空間そのものの膨張のために光の速度を超えられるとのことですが、う~ん・・・・解りませんねぇ。


 猿の惑星という映画がありましたが、あれは相対性理論によって作られた映画で、光に近い速度になればなるほど時間の速度は遅くなるので、宇宙に飛び出したロケットが数年ぶりにどこかの星に不時着したのですが、そこは地球で地球時間では相当な年数が経っていて、人間から猿が支配する地球に変貌していたとする物語が作られたのです。


 ところでフェルミ推定という表現があります。例えば地球以外に知的生命体のいる星はあるのかという問いに対しての答えです。生命体のいる星があるのかどうかさえ解らないのですから、どんな手段を使って調べても決して答えは出て来ないですよね。でもこのフェルミの法則を数値化すると、地球以外に通信手段も備えるような知的生命体の居る星は少なくとも10個の恒星があると出るのです。


 さてやっとヘラブナの話です(笑)。ヘラブナ釣りに於いてこうすれば釣れるとする論理は、ある意味検証可能なように見えるのですが、実はその検証は普遍的なモノではなく、時期やタイミングなどあらゆる要素が加わることで日々変化してしまいます。つまりコレが正解なんて事は決して導き出せるモノではないはずです。少なくとも最大公約数的な理論構成は出来るでしょうが、残念ながら最後の最後は決して検証に値する結果は導き出せないのです。なんとなくフェルミ推定に似ていませんか?
 もし確実な答えが出たとすると、それはもう生き物を対象にしたゲームフィッシュではなくて、糸を垂らすと釣れてくるという至極つまらないモノに陥ってしまいます。


 釣れない時にはどうすれば釣れるだろうと考えてしまいます。手っ取り早くベテランさんに聞いてしまう場合もあるでしょう。もしそれで釣れたとすると面白いと感じるでしょうか。もしこの餌さえ使うと確実に釣れるとするとそれは全く面白くないでしょう。そういう意味ではわかないから面白いとするなら、how to本なんて無用の長物となるのですが、残念ながらどんな優秀なhow to本を読んだとしても釣れないものは釣れないのです(笑)。


 天邪鬼的にいえばどうすれば釣れるだろうと考える楽しみがあり、その実験をして結果が導き出すことが出来れば、またそれはそれは無上の喜びとなるのですが、その無情の歓びさえも長続きせず、また季節の移り変わりで違ってくるのですから、ヘラブナ釣りは1年を通して楽しめると言えるのかも知れませんね。