両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣れない原因に水質の悪化もある

 釣り堀で水質管理が上手く出来ている池は、平均して釣果が良いと感じているのですが、管理の悪い池では良い釣果が出る日とそうでない日があるように感じています。それこそ雨が続くことで比較的が改善する事があるうよ感じています。


 どうして釣果が良くないのかは大きくは季節要因が挙げられるのですが、良い季節にも拘わらず釣果が良くない場合の主原因としては水質の悪化を疑うべきではないかと思っています。


 空気の汚れなど部屋などの閉鎖空間の場合は窓を開けて空気の入れ換えをすることで改善しますが、窓が開けられない場合は空気清浄機などを使って空気の汚れを除去することが出来ます。
 釣り堀の場合はどうかですが、井戸水による水の入替が始終行われている場合や、川の水が入り込んでくる池の場合は水質の悪化が起きにくいのですが、井戸水の量が少なかったの新しい水の供給がされてない池では、濾過装置を設置して少しでも水質の悪化を防ぐ手立てがされています。濾過装置も用意されていない池では簡単に水質の悪化を招いてしまいますが、得てして釣果の悪い池は水質の悪化が見られます。


 では水質の悪化がどうして起きるのかですが、ことわざにもあるように流れる水は腐らずです。つまり溜まっている水はそれだけで腐り出すのですが、それに加えて水草の腐敗、魚の排泄物そして釣り人の餌等によって水質が悪化します。それらの腐敗によりアンモニアが発生するのですが、アンモニアは有毒で薬局でも簡単に購入することは出来ません。


 その昔アンモニアガスを利用して結核患者のいた部屋の消毒に使われていたほどですが、勿論今では使用禁止になっているのですが、海洋養殖の網に藻や貝などが附着しないようにアンモニアが撒かれていた時期もあったのです。こちらも当然使用禁止になっていますがそれを違反した業者のニュースが流れたこともあります。


 人体に有害なのは勿論のことですが、ヘラブナにとっても有害なのは間違いなく、糞や餌による腐敗がアンモニアを発生させてしまいますので、余った餌を池に捨てることは厳に慎んで戴きたいと思います。


 このアンモニアもある程度は水中バクテリアによって分解されるのですが、実は分解途中に亜硝酸に変化します。この亜硝酸も実は有毒物質ですから魚に悪影響を与えてしまいます。


 ただヘラブナが死ぬほどの水質悪化はないと思いますが、水質の悪化が原因で餌を食べなくなることは知られています。当然餌を食わないのですから池主が餌を撒いたとしてもそのまま底に溜まってしまい、余計に水質の悪化を招くという悪循環に陥ってしまいます。


 1日釣りを続けて竿を収納する段階で竿の汚れを拭き取られると思うのですが、べっとりと汚れが付くのは水質が悪化している証拠でもありますが、かいい掘りするまでもなく水を抜いて水の入れ直しをすると一気に改善するのですが、水の入替はそうは簡単なことではないようです。


 少なくとも水車などを設置することで水中酸素飽和度を上げる事が出来て、好気性のバクテリアが増えアンモニアや亜硝酸を多く分解してくれます。ポンプの設置をされている池もありますが全体としてはとても少ないと感じます。釣り終わりに噴水や水車を動かすだけでも随分と違うのです。
 ホームの釣天狗池では釣り終わりには噴水が稼働さて水質の維持と常時井戸水の供給がされていますので、比較的水質は安定していると感じます。そのため底にヘドロが溜まることも少なく、結果として釣果の良い池となっていると思います。


 釣り人側も餌の捨てる場合も責任を持って管理をし、水を汚さないようにする事で次回の釣果も良くなるのですから、余った餌を池に捨てる行為は天に唾するのと同じですから絶対にしないようにしましょう。


 管理のいい池とそうでない池の違いはうどん餌でよく当たりが出る池かどうかでも簡単に解ります。うどん餌は団子餌に比べると集魚効果が低いのですが、底に沈んであるうどんを見つけやすいかどうかも重要な部分で、底にヘドロが溜まっているとうどん餌が潜ってしまいますので、当たりがとても遠い池になっているようです。