両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 餌のブレンドの是非

 ヘラブナ釣りの餌つとしては団子餌が一般的だと思うのですが、その団子餌を1種類だけで釣られているでしょうか。それとも最低2種類は混ぜてしまいますか。それこそ多い人は4種類も5種類も混ぜてしまう方がいます。


 そこで1つの疑問があります。確かに餌メーカーが始めからブレンドすることを前提としている餌がありますが、基本的には1品で釣果が見込める餌作りがされているはずです。それでも釣り師は混ぜた方が理想の餌が作れると思い込んでいます。


 他の例で言いますとインスタントのカレーです。カレーにはインスタントコーヒーを隠し味にすると美味しいとか、何種類かのカレールーを混ぜる方が美味しいとか、リンゴを擦った方が良いとか、タマネギは色づくまでじっくりと炒めた方が良いとか、素人主婦達が色々と主張している事が多々あると思いますが、もしインスタントコーヒーを入れた方が美味しいことが決まっているのなら、カレーのメーカーは最初からインスタントコーヒーを入れたカレールーを販売するはずです。


 それこそ調合の専門家達が社運を賭けて作り出しているカレールーに対して、素人の主婦が思いつく程度の事は全て試しているはずで、その結果として市販されているカレールーが出来ているのであって、素人が思いつく程度の工夫で美味しくはならない事が解っているので、小細工程度に意味を見いだすことが出来ないために入れてないとはどうして考えないのでしょう。


 ヘラブナ釣りの餌も研修所とインストラクターやアドバイザーの意見を取り入れて、まさに社運を賭けて作り出している餌に対して、日曜釣り師の私たちが考える程度の事は全て試しているはずで、もしそのブレンドが効果的だとするなら、そのようにブレンドされた餌が売られているはずです。


 底釣りようのブレンドとして有名なのが、マルキューの団子の底釣り夏、冬。それにバラケマッハのブレンドです。割合はそれぞれ特徴があるでしょうからここに表示しませんが、基本パターンと思うのですが、もしこの2種または3種をブレンドした方が良いのであれば、始めからブレンドした餌を販売されるはずですが、未だにブレンドされた餌は売り出されていません。


 実は私の好きなブレントを付け加えますと、ヒロキューのまりもとペレ充。そこにマルキューのバラケマッハです。まりもはマルキューの芯華に似ています。時期によってはまりも単独、まりもとペレ充だけの場合もあります。たたこの場合もメーカーとしてはこの2つをブレンドしたものは出ていないようです。




 実際どの餌を見ても単品で作られているものはなく、素材も違っている餌が既にブレンドされて袋詰めされているはずです。そしてその餌には特徴が付けられていて、仮に底釣り用であれば簡単に開かないようにして底まで保つ餌になっています。反対にカッツケや浅棚用は簡単に開きバラケる餌に仕上がります。段底用はパラパラとシャワーのように落ちる餌が作られています。


 それを餌作りの素人である日曜釣り師が考えたブレンドでは、餌メーカーの社運を賭けて作り出された餌より優秀なわけがないと思うんです。


 仮に1mの棚で釣りたいのであればそれに適した餌が作られています。底つりには底釣りに適した餌が作られています。それを私のように知ったかぶりをして、底用の餌に浅棚用の餌をブレンドするといったいどんな性格の餌に仕上がっているのか。それで仮に釣果を伸ばすことが出来たとしても、その時だけであって日常的に使える餌かどうかは甚だ疑問です。


 こんなことを書いている私自身もついついブレンドしてしまっているのですが、その結果としてある特定の時期に合う餌が作られています。反対に言うと1年を通して使える餌には仕上がらないのです。
 考え方を変えればそれはそれでいいと思うのですが、この時期のブレンドはどうだっただろうと記録が苦手な私としては、毎回迷いながらその日に合う餌を見つめることとなってしまいます。結果として1日の釣行で毎度のように4種類以上の餌を作り直して、その日に合う餌を探るのですが、何のことはないメーカーの想定した餌をその時期に的確に使い分ける方が、勝手なブレンドより余程良いと思うんです。


 ただどうしても邪な考えが頭をもたげてしまい、自分だけはより良い釣果を伸ばしたいとの欲が、自分勝手なブレンドをしてしまう事になるんですよねぇ。