両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ショルダーシーズン

 ヘラブナ釣り業界にショルダーシーズンとの言い回しがあるかどうかは知りませんが、旅行業界では良く使われる言葉で、ハイシーズン(ピークシーズン)は繁忙期の事でありオフシーズンは閑散期のことです。そしてショルダーシーズンとはその中間にあたる期間を指します。


 それをヘラブナ釣りに置き換えると盛期と称される時期があります。まさにハイシーズンで場合によっては100枚の大台に乗せることが出来るほど良く釣れるシーズンですが、厳寒期のローシーズンの事は衰期と表現します。ヘラブナ釣りで衰期と表現されていることは殆ど見かけないのですが、盛期の反語は衰期となりますので覚えておくと良いです。


 ヘラブナ釣りでその盛期と衰期の間だのショルダーシーズはいつからいつのことでしょう。梅の花が咲きそろそろ早咲きの桜が咲き出した頃からアヤメが咲き出す頃まででしょぅか。野池組はハタキを追いかけている頃になるはずですが、釣り堀組は釣り堀なのに腹パンが釣れたとか、どこかでハタイているようだとかそんな様子が窺える時期です。


 真夏までのの時期はまさにハイシーズンですが、真夏はなんと表現すべきシーズンなのでしょう。水温が上がりすぎている池では全く食い気を示しませんが、比較的水温が保たれている池ではハイシーズンとも言えそうです。ただ私のように年中底釣りをしていますと、夏場の水温の高まりは上ずって仕方なくなかなか底に誘導することが出来ません。
 そんな中間的な釣果を時期ですからやはりショルダーシーズンと表現すべきかも知れませんね。


 そして秋はまさにハイシーズンそのものですが、そろそろ新ベラが放流されるとの情報が聞こえ出す頃から冬期のローシーズンまでが、やはりショルダーシーズンとなるのでしょう。


 厳寒期や夏期には差が付きにくいのですが、このショルダーシーズンこそ釣技の差が如実に表れる時期で、釣果もダブルスコアーの差が付いてしまいます。イメージとしては20枚釣れている方もいれば50枚の釣果を上げられる人も出てきます。場合によっては70枚80枚と明らかな釣果の差が現れます。
 この時期にいったい何をすれば良いのかは甚だ判断が難しく、冬期で釣果を得られた釣り方や餌の配合は通用しなくなり、また夏期に適していた餌も役に立たなくなるなど、組立方を考え直す時期だと思っています。


 先週までは良かったのに今日の釣行では結果が出ないなんてことが起きてしまいます。それは攻めるポイントなのか餌の配合なのか浮きの選択からハリス長に至るまで、つい先日のデーターが活かせない事が起きてしまいます。


 1つには水温の変化であり日光の強さや照射角も影響してきます。ヘラブナは自然界の動物ですから自然から受ける刺激によって全く違ってきます。人間は常温動物ですからその微妙な変化が捕らえられ難いのですが、変温動物のヘラブナは水温1度でもまったく違う動きを見せてしまいます。


 めまぐるしく変わるその変化を的確に捉えて如何に釣果を伸ばすかが、このショルダーシーズとなります。反対にいうととても面白いシーズンに突入したことになりますね。