両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 満足出来る釣行回数と釣果

 ヘラブナ釣りを始めて徐々にのめり込むようになると思うのですが、そうなると次の釣行日が待ち遠しくて寝ていても夢を見るようになるのではと思います。しかしそんな時期もそうは長く続かないものですが、その必死になっている期間は人それぞれですが長くても2年か3年でしょうか。
 まぁ多くの場合はそんなに長い期間必死になっている事はないと思うのですが、そんな必死になっている期間が終わってからも程々の熱が残っているとしても、次第に次の休みにの日曜日にはお父さんは釣りに行くものだと家人も納得の上で送り出してくれる状態にまで至っている場合だとして、どの程度の釣行間隔を空けることに我慢できるのかです。


 極々普通には1週間に1度を基準だとしても週に2回行かないと落ち着かない人もいるでしょうし、いやいや土日の連続釣行をすることでやっと納得出来ている方もいるでしょう。場合によっては毎日でも釣行したいとの思いを抱かれる方がいたとして、実際に連続釣行は何日まで我慢できるのかです。


 そう普通の釣り人であった場合には毎日の釣行には耐えられないというか、嫌になって行きたくもないと思うものでしょう。私自信も以前はお盆や正月そしてGW等では連続釣行したものですが、今では流石に体力的なものもありますが気力が萎えてしまって腰が重くなっています。


 釣行回数もそうですが毎回の釣果にもどの程度で満足が出来るのかです。厳寒期の当たりを出すだけでも大変な時期であれば、10枚も釣れると大いに満足が出来ると思うのですが、平常時であれば何枚釣り上げると満足が出来るのでしょう。ネットには200枚なんてとんでもない枚数を釣り上げている方がいますが、まさに鰹の1本釣りの様相になっていることでしょう。私的にはその半分も釣れた日には途中で嫌になって納竿しているでしょうが、だからといって少数でも満足出来るかというとそこまで人間が出来いないので、やはりある一定の枚数は釣り上げたくなってしまいます。


 実際どうでしょうか20枚はやはり撃沈していると感じますが、じゃあ30枚ではどうでしょう。40枚釣り上げる事が出来た場合は程々の満足感が得られ、50枚を超えると今日は良く釣れたと感じるようになり、60枚を超すとなんとなく惰性的になっていて70枚を超えるともういいかと感じるようになってしまいます。


 このように幾ら好きな釣りだとしても釣行回数と枚数には釣り人それぞれによって感じ方が違うと思うのですが、もし毎日釣行しなければならないとするとどこかの段階で釣りはもう辞めるとの判断になってしまいそうです。
 また100枚なんて枚数を釣り上げるようなことが度々起きるようなことになれば、ヘラブナ釣りなんて全く面白い釣りではないと感じるようになる気がします。


 そういう意味ではプロのインストラクターはなかなか辛い仕事だと思うのですが、それこそ漁師のように生活の糧だとするなに、やはり趣味での釣行と比べると1枚の重みが随分と違っていると思いますが、もし趣味の延長戦からそのまま職業になったとするなら、こんなに辛い仕事はないのではと感じたりします。


 趣味を仕事にすると息抜きが出来なくなってしまいますので、人生をつまらないものにしてしまうように思うのです。良く仕事が趣味だなんて言っている方がいますが、それ程悲しいことはないと私的には感じてしまいます。勿論仕事を通して多額の収入を得る歓びもあるでしょうし、仕事の成果が目に見える状態で得られる歓びもあるでしょうが、息抜きが全く出来ないのですからストレスは相当なものと思います。まぁ仕事が趣味だと感じている方はストレスなどは溜まったりしないんでしょうけどね。


 色々と横道に逸れた話を綴ってしまいましたが、1週間に何度釣行すると満足出来るでしょうか。いやいや1週間ではなくて2週間に1度でいいとか3週間や1ヶ月に1度も行けば十分だと感じられていたとすると、案外ヘラブナ釣りは趣味ではなくなってしまっているのかも知れないですね。


 ただ趣味の延長線に道楽があります。ヘラブナ釣りが道楽になるのは決まっていて、竿は竹竿だけがヘラ竿だとする方は既に道楽に入り込んでしまっていますし、万力や竿受けの枕も銘の入っている凝った形を使ったり集めてしまいます。玉や玉の柄も当然銘が入りますので玉置もなかなか凝ったものを使うようになります。網は間違いなく手編みですしその目も極端に細かい網目になるでしょう。その昔竿掛けの枕を純金で用意された方がいましたが、まさに道楽一直線だったのではないでしょうか。


 とはいえヘラブナ釣りの道楽なんて可愛いものでクチジロやGT(ロウニンアジ)等を追い求めている釣り師は、国内釣行でかかる費用は1回の釣行だけでも航空券・船のチャーター・宿泊・食事で軽く50万~100万円も使うのです。パラオなど諸外国に行くとなるともっともっと費用はかさんでしまいますから、ヘラブナ釣りで少々の道楽をしたところで所詮たいしたことではないのですから、大いに道楽にのめり込んでしまって良いのではと思ったりします。


 ある日のことです。身内の方でしょうか数人の方に介助されながら最後の釣りを楽しまれたご老人がいました。私もそんな釣りをして竿を納めたいと思いますが、そのためにも今猛烈な勢いで流行続けているコロナにも感染することなく、いつまでも楽しいと思い続けられるような釣りを楽しみたいと思います。
 何に置いても自己満足ですから自分を納得させることが無理なく出来る道具立てと釣行回数そして釣果を得られると、ヘラブナ釣りはいつまでも楽しい趣味であり続けると思います。