両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ハリス切れに泣く

 ある日のことです。当日は50枚を少し切れる程度の釣果だったのですが、当然その分当たりも頻発していました。当たりが頻発する日の特徴は食い上げ当たりが多く出る日です。つまりそれだけ食い気が活発だった事を意味すると思います。


 そんな食い気旺盛な日に何故かハリス切れが頻発したのです。頻発といっても数回であって多くても5回程度だったと思うのですが、極々普通の日にはハリス切れなんて一度も起きないのですから、2~3度ハリスが切れても多いと感じてしまいます。


 そのハリス切れが起きる場合に魚とのやり取りの結果だとしたらまだ良いのですが、なんの抵抗感もなく切れていることが起きたのです。当然極細ハリスを使っている場合にはハリス切れもあっておかしくはないと思いますが、その日は0.5号のハリスを使っていたのです。
 0.4号でもそうは簡単に切れることはないと思うのですが、どうして0.5号のハリスがいとも簡単に切れてしまったのでしょう。


 あるときはヘラブナが針掛かりして釣れてきたのですが、もう1本の針が切れていたのです。リャンコとして2枚同時に釣れていたとしても片方が切れるなんて事は殆どありません。10年で1度か2度起きれば多い方かも知れませんが、この日は頻発するハリス切れと同時に起きたのです。


 1つ考えられることはハリスの劣化です。私の場合は事前に10本程度結んで釣り場に持ち込みますので、その時に結んだハリスが弱っていた可能性です。しかしだったらハリスを付け替えても次から次と切れてもおかしくないのですが、50枚近くの釣果が出てているのですからそんなに劣化しているとも思えないんです。


 もう一つは50枚近く釣れるのですからポイントにヘラブナが多数寄っていたことは間違いないでしょう。その為にスレで針掛かりしてしまったがためにハリス切れが起きたとの解釈です。
 なんとなくこれがしっくりくる解釈の方法だと思うのですが、自分でも無意識のうちに強い合わせ方に陥っていたのかも知れませんが、そんな強い合わせをしていた意識もないんですよね。


 もう一つの考え方は幾つかの針結びをした中で上手く結べていなかったとの解釈です。私の場合は針結び器を使いませんので手結びですが、フィンガーノットで結ぶようにしています。このフィンガーノットで結ぶと昔からある内掛け結びと同じ形状に仕上がるのです。内掛け結びは強度が強いはずですから結び方によって弱っていたとも解釈しにくいのですが、結果として切れているのですから何らかの要因が働いていたのは間違いないのでしょう。


 そして最後が針掛かりしたヘラブナが大型だった場合です。大助が掛かると合わせた竿が途中で止まってしまうことです。ゴンという感じが竿に合わせショックとして伝わってきます。それ程大助は重量がありますので竿が上手くしなってくれなければハリス切れを起こしてしまいます。
 そして併せて考えるとこの日は硬式の嵐月の16.5尺を使っていました。嵐月はとても腰が硬いので合わせショックを吸収するには適していないと感じます。ただもし嵐月のせいだとするなら私の未熟さが原因となってしまいます。竿に合わせた操作ができていなかったことを意味しますからね。おお恥ずかしい!!


 そして最後に同じ号数のハリスでも強度の違いがある。または製品にバラツキがあることです。私は低額のハリスや道糸しか使いませんので、1ロールのハリスの中でも太い部分や細い部分がありその細い部分で切れてしまう可能性です。
 今回ハリス切れが起きた箇所は針から5㎝程度上の位置とチチワ付近でした。この中で一番多く切れたと感じた箇所は結び目とは関係のない箇所でした。針はフィンガーノット、チチワは3重の8の時結びです。8の時は1重より2重、2重より3重の方が強度が増すことは解っています。ただそれ以上の4重5重と増やしても強度は上がりませんので3重としているのですが、その3重結びもスレッダーを利用して正確に結ばなければ、逆に強度不足を起こしてしまいますので何が何でも2重3重が良い訳ではないのです。


 HONDA釣りクラブの動画を拝借しました。実はわたしの結び方はこの動画とは回転の方向が反対の巻き方なんですけどね。


 サンラインの動画を拝借しました。8の時の3重つまりトリプルエイトノットです。

サンライン結び方動画【トリプルエイトノット】@sunlinefishing


 何れにしてもハリス切れはスレか口掛かりか解りませんが、ヘラブナに針掛かりしていたことは間違いない事でしょう。そういう意味ではハリス切れはとても残念なことで、仮に相手が大助だったとすると、数少ないチャンスを逃していたことになりますので、ハリスの点検や針結びなど一連の確認作業を怠っていたためでしょう。そんな確認作業も慎重にする必要があると改めて思った次第です。
 な~んていっていますが、いつものようにチャチャッと針を結んで、ササッと仕掛けを作ってお終いなんですけどね(笑)。


 そうそうついでの話ですが低額のハリスや道糸があります。浮きなども作っているある有名なメーカーの製品がありますがこれはとても弱いと感じています。ただ私の使っている低額の糸は号数より明らかに太いんです。その為低額な製品にもかかわらず強度があると感じています。でもそれを使って今回はよく切れてしまいましたので私の腕が悪いって事なんでしょうが、特に多いと感じたのですから何かが違っていたのでしょう。
 だからといってハリス切れを防止するために決して横合わせはしませんけどね。


 私の使っている低価格ラインはこちらです。チヂレを防ぎと書いてありますが簡単にチヂレますしヨレますがそれはご愛敬って事で。

 もう一つがこちらです。この2つはとても安価ですが号数より太いです!!


 先に書きましたが上記2種と変わらない価格で手に入る製品がありますが、とても弱いので使わない方が良いと感じていますが、営業妨害に繋がりますので製品名は公表しないようにしておきますね。