両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 盂蘭盆会と明日の釣り

 今夜は大文字の送り火です。京都では8月の7日から12日頃まで六道まいりをしてお精霊さん(おしょらいさん)をお迎えしてするのですが、おしょらいさんは先祖の魂のことで自宅にお迎えして先祖供養をするのですが、洛中では六道珍皇寺にお迎えに行くのが有名ですが、迎え鐘を打つのですがこの鐘は音が十万億土の冥土にまで届くとされていて、ご先祖さんが迷わずに帰ってくれるように鳴らすのです。
 私は元々洛中ではなくて伏見でしたので太子山観音寺さんへお迎えに行くのです。そして先祖と共に過ごすのが盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事です。一般にはお盆と称されている行事ですが、おしょらいさんは個々の家庭でお迎えするのですが送り火は大文字五山の送り火で一斉にお帰り頂きます。


 今夜はその送り火ですが元々は各家庭の玄関でおしょらいさんを迎えてまた送り火で送り帰すものでしたか、いつ頃始まったのかは知りませんが各家庭でお寺におしょらいさんをお迎え行き、大文字の送り火で一斉にお帰り頂くのですから面白いですね。
 他の地域では精霊流しが開催されますが、ゴミ問題などで中止になってしまったところもありますが今はどうなっているのでしょうね。


 日々先祖に感謝することなんてスッカリ忘れているのですが、先祖の中で誰1人として次の世代に命を受け継ぐことを怠らなかったために、今の自分が存在できている奇跡的な現状に素直に感謝すべきでだと思ったりしますが、こんなことを思って先祖に感謝するのもまたお盆の意味なのかも知れないですね。


 今生きていることを感謝してまたまた気楽に釣りに興じている私がいますが、四六時中先祖に感謝しているよりはいつも釣で悩みに悩んでいる私です。今更ですがまた改めて食い当たりを出す難しさに直面してしまいました。ん?お盆から釣りの話しへの変化は無理矢理過ぎますか?(笑)


 先ずはいつものように当たりを出すというよりポイントにヘラブナを寄せるために餌打ちをします。今回の餌は両うどんの底釣りですから寄せ餌はうどにまぶしたペレットですが、取り敢えずうどんを3本分打ち切ろうと餌打ちを繰り返します。
 打ち込んで30秒数えて餌を切ることを繰り返すのですが、徐々に寄りだしていることが解ります。まだ当たりを会わせずに取り敢えず打つべし打つべしと打ち返しますと明らかに寄っていることが解るようになります。


 機は熟したと感じましたのでやおら食い当たりを出そうとしたのですが・・・あら不思議!食い当たりに繋がらないんです。明らかに寄っているにも拘わらず食い当たりが出ないのはどうしたことでしょう。水も温む夏期ですから食ってもおかしくはないはずです。それでも浮きは動けど食い当たりが出ないのです。
 さぁ困ったとまたいつものようにアレコレと工夫を重ねるのですが食い当たりに繋がりません。周りを見回してもそれ程に釣れている様子は窺えません。


 先ずはまぶし粉をタップリと着けてヘラブナを寄せ、ある程度寄った段階でまぶし粉の附着量を減らして早い当たりが出るようにします。ところがそれでも食い当たりが出ないので今度は素うどんです。う~ん・・・色々と手を変えるのですが変わらずで4時間でたった8枚と大撃沈です。


 そこでポイントずらせて最初からやり直してみました。ポイントをずらせるために尺数の変更をします。今回もある程度寄せることから始めますが今回は極端に短い7尺を選択です。浮き桟橋ではなく岸近くですから桟橋の下にいるヘラブナを狙うわけではありません。どちらかというと池の中心付近にヘラブナは集まる傾向があります。つまり少しヘラブナの密度が薄いポイントで釣り出してみました。
 ところがこちらも当たりが出だすとカラツンとなってしまいます。とても綺麗な良いツン当たりが出るのですが乗ってきません。


 そこでまたまたまぶし粉の附着量を調整してみました。まぶし粉は申し訳程度の極少量です。すると先ほどまでのことが嘘のように餌打ち毎に調子よく乗り出すではないですか。これで1時間6枚ペースになります。そこでもう少し楽しもうと13尺と倍の尺数に変更です。
 7尺から13尺ですから寄せていたヘラブナとは違うグループのいるポイントになります。当然またまた初めから寄せに掛かりますがこちらも寄ってから当たりがカラツンになります。それこそ頭をフル回転させて餌の付け方の工夫をします。


 底釣り専門池ですからバランスの底釣りを変える事は出来ませんが、同じうどんでも餌の付け方を上下針を同じにする必要はありません。ってことで両うどんでもセット釣りのように変更してみました。
 これが当たって良い調子で釣れ出します。ところが不思議なことにまたまたカラツンになったり出します。またまた無い頭をフル回転させてああでもないこうでもないと悩み、またまた両うどんに申し訳程度のまぶし粉を着けると、当たりがあれば乗るとカラツンが全く無くなってしまったのです。


 ただまぶし粉を減らすことでヘラブナの寄りが悪くなっているのは間違いありません。その為に当たりが出るまで少し我慢しなければならないんです。私には待つというとても辛い時間を我慢する必要があったのですが、カラツンの嵐よりは余程精神衛生上は満足できています。


 ってことで結論です。寄せるまではまぶし粉の量は気にせずに使ったとしても、寄ったと感じた時には一気に減らす方向にすべきでしょう。
 その1つの理由として寄り過ぎを防止することです。寄り過ぎるとやはり食い当たりを上手く出すことが出来なくなって結果として釣果が伸びないと感じています。
 また寄ってからもまぶし粉の量が多いと周りに漂っているまぶし粉を食っていて、肝心のうどん餌を食ってくれないために釣れなくなってしまうのではと思います。


 これは当然団子餌でも共通のことで寄りすぎは決して良いことではないと思いますので、集魚効果の高い餌は使い方を間違えると釣れない餌になってしまいます。また集魚材が入っていない餌もありますので、それをブレンドすることで寄りすぎをコントロールできるのではと思っています。
 最近私の流行の餌は団子餌を単に重くするだけの餌をブレンドすることです。集魚効果も粘りにも影響せずいってみれば砂のような・・・違いますが(笑)。そんな感覚で使える餌をブレンドして寄り過ぎや上ずりを防ぐ工夫をしています。


 しかしヘラブナが寄っているのに食い当たりが出ない時って焦りますよね。あれはホント精神的に良くないと感じます。


 但し!!この方法は食い当たりを出すためのものであって大助には全く関係はなさそうです。それはいつものことでもありますが・・・ハイ(T-T)。


 コロナも変異を続けてオミクロンとなり益々感染リスクが高まっています。お盆で帰省された方や子供達が帰省してこられたと思いますが、家庭内感染が一番感染率が高いそうです。注意しても防ぎきれないようですがそれでも少しはリスクを下げる努力をして、また来年の盂蘭盆会を無事に過ごせますようにして、またまた釣りに出かけるように致しましょう。