両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り トイレ事情から池を選ぶそしてコロナ

 今年1年過ぎてみればあっという間でしたが、長い長い1年が終わろうとしています。今年の納竿日は26日でした。実は滋賀県にある清風池に29日から31日の間にお邪魔しようかと思ったのです。年末の大雪に恐れをなしているのもあるのですが、流石に年の瀬まで釣りに行っていると家人に叱られてしまいますので遠慮しましたが、清風池では1年の感謝を込めてとの事で釣り料金が1,000円と割引されて開催されます。


 清風池では元々会員価格1,500円と近隣の釣り池の中では一番安く提供して頂いていますので、釣り人の懐にも優しい池として喜んでいるのですが、他の池では年齢による割引や女性子供の割引などの金額面でのサービスや、抽選会や大助などによる金券に1日釣り券の提供など、色々と工夫されたサービスも用意されているところが多数あります。


 そんな恩恵を受けながら1日を楽しく過ごさせて頂いている私たちですが、反対に客だからとの思いだけではなく池主に対する感謝を表すのも良いことではないでしょうか。何が出来るというものではありませんが、出来るだけ同じ池に通うことも1つの方法でしょう。何か手土産を持ち込むのも方法かも知れません。互いに気持ちよく1日を過ごさせて頂くのですから、お互いがお互いを思いやるような事があっても良いのではと思ったりします。


 ただ色々と思うところもありますが釣り池に対する要望の1つを述べてみたいと思います。


 全く個人的な基準の中ではあるのですが実はトップに来る釣り池に対する選択肢があります。それは釣り池に併設されているトイレ事情です。男女別は当然ながら男子用だからおざなりさは如何ともしがたく、また釣り人のサービスでしょうが桟橋の途中に用意されている小便器。池主も処分に大変な苦労をされるのだろうと思うのですが、釣り人の行儀の悪さから考え出されたものだとは思うのです。最近は全く見かけませんが池に向かって小便をしていた人もいたようです。ただ少し山側に隠れて立ち小便をする姿は今でも見かけます。
 トイレまで離れていたとしてもたかが知れているわけですから、そんな行儀の悪いことをしないでトイレまで行って用を足して頂きたいと思うのですが、反対にトイレに対して無頓着な池には行きたくないんです。


 一番敬遠したいのが昔々の汲み取り式のトイレです。確かに不便な山中にあったりする場合もあるのですが、今では浄化槽を設けることで水洗トイレにする事が出来ます。昨年からコロナ禍に見舞われてしまって、衛生面には皆が気をつけているにも拘わらず、感染リスクの高い旧式トイレは全く理解できません。ただ私的には感染リスクというよりもそんなトイレが現代でも平気で設置されている事に嫌悪感を感じてしまいます。
 女子供でもないんだからそんなことを!とお叱りを受けるかも知れませんが、駅のトイレですら洗浄機能のある便座が用意されています。日本のトイレ事情はとても改善されている現代で、遅れに遅れてしまっているのが釣り池のトイレではないかと思ってしまいます。


 結果として初めて訪れた池でそんなトイレが用意されていたりすると私は二度と行かないのですが、女性釣り師をも迎える釣り池ですからもう少し考えて頂ければと思います。実際近くにコンビニがあればコーヒーを購入するついでにトイレを利用せて貰ったりしていますが、トイレに対する考え方が釣り池の整備やヘラブナの扱いなどにも現れているのではないだろうかと思うこともあります。


 互いに気持ちよく施設を利用させて頂く事を考えると、トイレ整備は重要な部分ではないかと思うのです。
 割れ窓理論というものがあります。割れ窓を放置すると犯罪が増えるというものです。釣り池で犯罪が増えるとは思いませんが、トイレ事情を放置することで行儀の悪い釣り人がうまれるのではないかと思ったりします。喫煙禁止の釣り場でも桟橋の隙間に吸い殻を押し込んでみたり、仕掛け糸を池に放置してみたり、切れたハリスを針が付いたまま釣り座周辺に放置する、そんなことがまかり通ってしまうような気になります。
 綺麗に整備されたところにゴミを捨てたりできないのは正に人間心理でしょう。釣り池の整備はそんなトイレに一番現れているような気がするのですが如何でしょう。


 私の知っている限りと少ない経験の中で最もトイレを綺麗に整備されているのが、堺市にあるヘラ釣り西池です。池の近くに男子用の小便器も用意されているのですが、こちらも自動水洗機能がありますので匂いも全くしません。また他にも大小便器が用意されているのですが、勿論こちらも温水便座が設置されていていつも清潔に保たれています。
 もう一軒が滋賀県の清風池です。女性トイレはユニットバスを兼用されていますので、男性から完全に隔離されています。男性トイレは簡易型ですが温水便座が用意されています。
 もう一軒が淀の釣り天狗池です。こちらは元々男女別のトイレだったのですが残念ながら一緒になってしまいましたので、女性に優しいトイレとは言えなくなってしまいました。ただ男子用小便器も水洗トイレとなっています。またトイレ掃除も綺麗にされていますので清潔な状態が維持されています。
 もう一軒は天神釣り池です。こちらも男女別のトイレが用意されています。女性トイレは温水便座式だったのですが私は訪れた段階で男用は和式水洗トイレでした。ただ今は男子トイレも整備されたはずですので良くなっているはずです。


 ワーストは敢えて公表しない方が良いと思いますので書き出しませんが、見たくもないトイレも多数あるのが現実です。そんなトイレでも釣り人が訪問されるのはそれなりの魅力があるのでしょうが、出来ればその池を常連とされている釣り人からトイレの改修を進めて頂ければと思います。これから益々ヘラブナ釣り師は高齢化の一途をたどり釣り人口は減る一方です。新しい釣り客対策として特に女性釣り師を取り込むためにはトイレはとても重要な位置に来るはずです。今後とも釣り池として営業を続ける限りはトイレ事情を考えて頂ければと思います。


 後先が反対になったかも知れませんが出す方の話をすれば入れる方、食事の話をしておかなければなりません。やっぱりトイレの後にする話ではないですよね(笑)。


 でも食堂完備されている池は多数あります。トイレ事情が良くて食堂の施設もいいのはなんといっても西池です。釣り事務所とは思えないほどのメニューが用意されています。次に食堂として優秀なのは天神釣り池でしょう。コロナ禍で食堂を休まれていましたがお弁当を提供されているはずです。
 清風池はメインがカレーで他に牛丼やお弁当がありますが品数は多くありません。天狗池は残念ながら食堂の営業は辞められてしまいましたので、こちらはお弁当持参が必須となります。但し池では自由にさせて頂けますので携帯コンロを持ち込んで湯を沸かすことも可能です。
 他にも食堂が充実している池はあるのですがトイレ事情が良くありませんので今回は載せませんでした。


 歳と共に色々な弊害が出てしまいますが食欲増進と快便はセットのものですから、自分の身体のためにも施設の充実された池に訪問したいと思っています。


 トイレ事情のついでに新型コロナについて少し触れて終わることと致しましょう。京都大学の高沢孝幸准教授によると、戦々恐々としてきました新型コロナの感染ですが、オミクロン株について市中感染が出たと聞くとあたかも感染力が高いと思いがちですが、実はこの新型コロナの感染力はとても弱いそうです。ただ誤解を与えると困りますので感染力の弱さが一人歩きしないようにしなければなりませんが、1人の感染者風が何人に感染させるかの数値ですが、コロナの場合はWHOの発表で1.4~2.5人とされています。日本国内では1.7程度とも発表されているようですが、一般に空気感染するウイルスではこの数値が8以上になります。麻疹の場合は12~16で水疱瘡は8~10で百日咳は12から17という数値とのことです。


 ウイルス学の常識があれば、新型コロナは怖くない 高沢孝幸准教授
https://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/documents/criterion91_miyazawa.pdf


 この数値だけで空気感染はしないことになるとのことです。事実満員電車内でクラスターが発生したことはないはずです。とはいえ決して感染しないわけではないのは当然のことですが、発症後1週間経つと重篤に陥らない限りウイルス量は100分の1に減少するそうで、理論上感染しない数値になるそうです。


 ここで私が注意喚起として書きたかったことはトイレ事情からコロナ感染の話をしたいのです。実は便などにもウイルスが存在していることが解っているのです。その上で困ったことに便からの感染実態が全く解っていないようです。唾液や飛沫による感染は解っているのですが、便からどの程度の感染率を示すのか解らないのですから、不特定多数が利用するトイレですから、最低限水栓トイレが完備されていなければ危険と判断すべきでしょう。ノロウイルスのように便からの感染力が高いかもしれませんからね。


 高沢准教授によると新型コロナの場合は自己防衛としてウイルスが手に附着したとしても、100分の1の量に減らすことで感染しないと理論上はいえるとのことですから、石けんなどで洗わなくても流水で15秒以上洗い流すことで防げるそうです。
 水洗トイレでは使用後水を流して、手をしっかりと洗うことで感染が大幅に防げますので、自己防衛をするためにも釣り堀のトイレを見直されるべきでしょうし、水洗トイレが完備されている釣り堀を選ぶべきではないかと思うのです。