両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 令和3年を振り返る 餌の違いで

 今年もヘラブナ釣りを中心とした釣りを展開してきましたが、3年前に倒れてから鮎釣りはご無沙汰しているのですが、昨年の春からは月に1度のペースで海釣りを再開出来るようになりました。その後も体調が思わしくない時もあり少し無理をしていた時期もあるのですが、なんとかヘラブナ釣りは続けることが出来ました。


 やはりヘラブナ釣りは座って出来る釣りですからとても安全で、野池ではなく釣り堀ですから誰かは周りに人がいるわけですから、万一倒れたとしても命だけは助かるのではと思いますので、それも合わせて至極安全な釣りだろうと思っています。
 また釣行の度に釣果が約束されている釣りは他に見当たらないのです。それこそ餌さえ入れれば食ってくるような釣り堀のニジマス釣りとかは面白くもなんともなく、そんな子供っぽい釣りはしたくないのであります。


 ヘラブナ釣りは1週間経つと全く違った様相で、特に冬期は全く違う状況に直面して苦労させられてしまいます。1投目から良い当たりで釣れて来てそのまま釣れ続く日もあれば、餌を打てども打てども当たりが出ない日もあるわけで、池によっては生き物の気配すら感じないこともありましたが、それでも何とか改善を図るためにアレコレと工夫して、その結果釣れた1枚のしてやっり感と答えが見つかった喜びは何ものにも代えがたく、それも他の釣り人が苦労されているときの1枚はとても貴重で、その後には続けて釣果が獲られるなんてことになれば、それこそ有頂天になってしまうのですが、そうは上手く行かないのがヘラブナ釣りの難しいところではないでしょうか。


 今年一年は今まで以上にうどん餌以外での釣行つまりは団子餌やグルテン餌ですが、その回数が増えてしまいましたので、なんとなくですがうどん餌との違いを色々と感じるようになりました。
 その筆頭がなんといっても浮きに出る当たり方でしょうか。うどん餌でヒット率を上げるためには、余計な浮きに出る当たりを無視して如何に的確な当たりを合わせるかになっています。うどん餌はどんなに小さくてもカチッとした当たりを合わせれば高確率でつれてくれるのでが、団子系でそんな当たりを待っていると何時まで経っても合わせる事が出来ません。
 確かに団子餌でもカチッとした当たりが出る場合もあるのですが、そのカチッとした当たりの速度が全く違っているのです。時間的な速度比は表現のしようがないのですが明らかに速度が違っています。


 当たり方の表現として「カチッ」とか「ツン」といいますが、うどん餌ではもっと素早くて「チッ」とした当たり方と表現した方が正解かも知れません。それが団子系になるともっと複雑というか当たり方は千差万別で、カチッとした当たり方が出る場合もありますが「ズン」「フワ」「ムニュ」「クン」など色々な当たり方が出ます。うどん釣り師としては合わせたくない当たり方ですが、それでも食っているのですから面白いのですが、実はあくまでも私の経験でしかないのですが、団子餌を固く仕上げるほど当たりの速度が早くなります。反対にソフトに仕上げるほどフニュとしたソフトな当たり方になるようです。


 また反対にカチッとした当たりを出そうと硬い目に仕上げるとカラツンが増えてしまいます。カラツンが出る原理はわからないのですが、いい当たりなのに乗らないと感じた時はソフトに仕上げ直す事で改善できることが多々ありました。


 また団子餌のサイズによっても当たり方に違いを感じています。それはなにも大きな餌の状態を食っているというものではなくて、団子餌が開いている状態の時はカチッとした当たりよりもスッと入る当たりが多く、小さくまとめた団子餌の場合はツン当たりが多く出ました。


 水温など季節によって当たりの出方も変わると思うのですが、うどん餌では間違いなくスレ当たりと感じるような、浮きが大きくゆっくり沈むような動きでも食っているのですから、うどん釣り師が合わせを迷うのは至極当然だと感じていました。
 うどん餌に近い当たり方を合わせてしまいますので、案外スレになってしまうことが多いんですよね。


 そんなことを思いながら今日作った団子餌の当たりはどんな出方をするだろうと思うわけです。その為に色々な当たりを取り合えず合わせてみて、今日の団子餌はこんな当たり方がメインになると知ることで釣果に結びつくと思うわけです。
 ただこんなことをいっているのも私が基本うどん餌で釣っているからであって、団子餌でいつも釣っている釣り師には当たり前のことなんでしょうね。


 ついでの話ですがうどん餌でも当たり方の違いが出る場合があります。固くて重いうどんの場合は、しっかりとしたカチッやツン当たり以外は全てカラツンになってしまいますか、ソフトで軽いうどんの場合もカチッと入ることが多いのですがもう少し柔らかい当たり方でも上手く乗せることが出来ます。そういう意味では冬期ほどソフトで軽いうどんを使うべきだろうと思っています。


 今年も1年間を飽きもせずにヘラブナ釣りに明け暮れました。その間に感じた餌の違いによる浮きに出る当たり方の違いを感じることとなり、当日の餌の違いによる当たり方の違いをいち早く知るのはとても重要で、釣り始めには今日の餌はどんな当たり方をするのか確認することを怠らないようにすると、冬期でもそれなりの釣果が得られると思ったのですが如何でしょう。


 今年はコロナ禍が続く中でも結果としては良い釣りが出来た1年だったと思うのです。また天釣会のメンバーも誰1人コロナに罹患することなく無事過ごせたことは喜ばしいことです。昨年は極親しい知り合いがコロナによって命を落とされました。とても残念でならないのですが、他の病気ならまだしもウイルスの感染はそれなりに防ぐ事が可能だろうと思うわけです。
 今のところ罹患者数は増えてないのですが十分に気をつけて新年が迎えられるようにしたいですね。