両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 食い上げ当たりは大釣りの証

 ヘラブナ釣りをしていると食いが立った日に食い上げ当たりに遭遇することがあります。何が原因かは全くわかりませんが、先週まで渋い状態が続いていたのに突然食いが立ったなんてこともあるはずです。そんな日に遭遇すると食い上げ当たりでよく出るようになります。


 食い上げ当たりはいってみれば既に食っていて吐き出していない状態なわけですから、強い合わせも必要なく竿を持ち上げればそれでいいのですが、そんな食い上げ当たりの多くは浮きの肩まで出るような大当たりになっていると思います。勿論同じような大当たりが出ているにも拘わらず空針を引く事になることもあるのですが、反対に小さな食い上げ当たりが出る事があります。


 食い上げ当たりと単にヘラブナに揉まれているだけの浮きの変化とどのように見分ければ良いのでしょう。


 大きな食い上げ当たりの時はなじみ巾どころではなく餌落ちメモリも通り越すほど浮きが上がってきます。そんな時は既に食っているのですから見極める必要は全く無いのですが、一節程度の小当たりの食い上げ当たりが出る場合があります。
 一節程度ですから食い上げなのか揉まれているのか判断が付きにくいのですが、どのような浮きの動きの時に食い上げ当たりと判断すれば良いのでしょう。


 私的な判断は幾通りもあるのですが、ある一定の巾で上下に動いていた浮きが一瞬1節程度持ち上がった場合も食い上げ当たりと判断しています。多くは上下動よりスピードより少し速く動きますので判断が出来ます。
 また静止している浮きが一瞬持ち上がる食い上げ当たりも出ますが、この当たり方はとても少ないタイプの食い上げ当たりではないでしょぅか。
 他にスースーと二段階に持ち上がるのも食い上げ当たりと判断しています。もう一つが餌落ちメモリより持ち上がった場合も食い上げ当たりと判断しています。


 食い上げ当たりが出る日は往々にして大釣りが出来ると思いますが、食い上げ当たりも的確に合わせていくことでより釣果を伸ばすことが出来るのではないでしょうか。


 ただやはり食い上げ当たりなのか単なるスレなのかは判断が付きにくいので、その場合は合わせないで見送ることも多々あります。変にスレを欠いてしまってせっかく集まっているヘラブナを散らせてしまうよりも、当たりを見送った方が次に続きますので何が何でも合わせれば良いとは思っていません。


 通常の当たりでも当たりなのか判断が難しい場合がありますが、釣り初めの初期は今日の当たりはどれだろうと合わせて確認することもありますが、食い上げ当たりは不思議と釣り初めの頃には殆ど出ないようで、やはりある程度密度の濃い集まり方をしていることが条件のように思います。結果として食い上げ当たりが多い日は大釣りが出来るということになるのでしょう。


 浮きの肩まで出るような大当たりは別として食い上げ当たりを判断するのは難しいと思っていますが、空合わせだったとしてもそれで集魚効果を上げることに繋がるのだとすると、浮きに変化が現れた場合は積極的に合わせてリズム良く釣り続けることがヘラブナ釣りの極意のような気がします。


 案外新ベラにもよく出ますが大助でも食い上げをする場合がありますから、取り敢えず当たりかどうか見定めるというよりも、当たりかどうか決め付けずに動きが出れば合わせてみることでしょうか。