両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 水温低下時の団子の底釣り

 水温が低下するにつれて釣り難い状態に陥ってしまいます。如何にして口を使わせるかが問題で、寄せることが出来ても食わない食い当たりが出ない状況になってしまいます。その時どうすべきなんでしょう。


 先日ヒロキューインストラクターである熊谷氏の釣り教室があり、その時の団子餌についての説明がありました。基本保つ餌を前提として作っているとの事ですが、ホントに保つ餌でその説明を聞いている時から私的には疑問でした。
                         まりも+ぺれ充

必見、初公開!熊谷式「底釣りダンゴえさ」使い方テクニック編 熊谷 充 IN友部湯崎湖 No13


 確かに底釣りでバラケる餌を使うと上ずって仕方がなく、初めに釣れ出したとしても後が続きません。それこそ釣りそのものが崩壊してしまうので決してバラケる餌を使うことが出来ません。


 だからといって開きの極端に悪い餌では、それこそ活性の高い時期であればそんな餌でも食ってくるでしょうが、水温低下時では見向きもされないのではないでしょうか。


 水温が下がると食いが落ちるのはその通りだとしても、ただ保つ餌でいつまでも当たりが出まで待つなんてことをしていると、それこそ1日ボーズで終わってしまうのではないでしょうか。


 冬期の餌としてグルテン餌があります。色も白くて目立つ餌ですから冬期には最適だと思うのですが、同じグルテン餌でも開くような餌では、グルテン餌でも簡単に上ずってしまいます。増してグルテン餌は比較的軽い餌ですから浮きが立つ前に食ってしまいます。それでは余計に底釣りとしては成立しない餌になってしまいます。
 そこで開きの悪いというかグルテンの比率が高いグルテン餌を使うと、いつまで経っても開かないガチガチの餌が出来上がってしまって、それこそ金輪際当たりの出ない餌が出来上がってしまいます。


 私が失敗を繰り返してきた結果として、餌袋に書かれている餌と水とのバランスは本当に合っているのだろうかと思うことがしばしばありました。


 つまり熊谷氏の説明されていた保つ餌では釣れないのではないかという疑問です。熊谷氏の説明のホインは池の水でも水流がある事とヘラブナに餌が揉まれる事が前提になっていました。その為に持ちの悪い餌では針から餌が落とされるのを防ぐ必要があるとのことです。勿論針に餌が付いていなければヘラブナは食ってくれませんので、どんなに小さくても餌が針に残っている必要があります。


 簡単に針から外れたり落ちるようでは釣りにならないのは間違いありません。但し単純に針保ちが良ければ良いはずは無く、元々ヘラブナを寄せる必要があるわけですから時間が掛かっても餌が開いて分散して、匂いなどでヘラブナを誘因する必要があるはずです。
 もし開きの悪い餌であれば何度も餌を切って餌を置いてきたとしても、それだけでは全く寄せることは出来ないはずです。


 使用する竿の尺数にも寄るのですが、また使用する餌の種類にもよるのですが、底釣りだからといってガチガチの餌を作るのではなくて、ある程度の時間で開く餌作りが肝心だと思うのです。決してバラケるのではなくて開いて落ちる餌作りです。


 先日のことです。今回は決して上ずらせないようにとようと、いつもより長く保つ底釣り用の餌を作ってみました。確かにヘラブナが寄った気配が出るまで時間が掛かり、当たりが出までもまた相当な時間が掛かってしまったのです。
 そこで次に作った餌はグルテンで少し開きの良い餌です。こちらも時間が掛かるのですが底釣り用に餌よりは少し早めに当たりが出ます。


 次に試したのが一番開きの早いグルテン餌です。やはり思った通り上ずりだして上でも食ってきたので、このままでは使えないと初めの底釣り用の餌とこのグルテン餌をマーブル状にして使って見ました。今流行の餌の作り方ですが私の理想的な当たり方にならなかったのでこれも辞めてしまいました。

初解説!グルダンゴ「マーブル」徹底解説編 熊谷 充 IN友部湯崎湖 No12


 最後に試したのは底釣り用でありながら開きの早い餌です。重さがあるために上ずりはある程度押さえられます。これはなかなか良い調子で水温が低下していっても使える餌だと感じました。さてこの餌は何でしょう。
 そして最後の餌がとても面白い餌でした。それは同じく底釣り用ですが底で崩れないでそのまま膨らむ餌です。水が含んで膨らむまで時間が掛かってしまうのですが、冬期には良いんじゃないかと・・・ささてその餌はなんでしょう。


 こうやって色々と餌を試しているのですが、何のことはない水加減で全く違う餌が出来上がってしまいます。寄りが悪いときや当たりが出ないときは餌を加工してみるのはどうでしょう。最初は水加減ですが次には何かをブレンドして性質を変えてしまうことです。
 釣れない時にじっと我慢するのではなくて、何かを試すことが次の釣りに役立つと思うのですが如何でしょう。