両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 秋本番を迎えて「文化の日」

 11月3日は文化の日です。なんとなく文化の日と聞くと読書の秋かと思えてしまうのですが、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としているのですが、実は11月3日は1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日なんです。あれ憲法記念日は5月3日ですよね。


 実は公布の半年後の1947年(昭和22年)5月3日に憲法が施行されたんです。そのために5月3日が憲法記念日となったというのが表向きの説明ですが、実はGHQが11月3日には強い反対を示したのです。
 どうして11月3日を憲法記念日にすることをGHQが反対したのか。それでも尚11月3日を祝日としたのかです。それは明治天皇の誕生日だからです。日本人の天皇に対する思いが祝日としたのですが大正天皇の誕生日は祝日にはなっていません。昭和天皇の誕生日は4月29日のみどりの日です。
 何故大正天皇の誕生日が祝日になっていないのかですが、正式な文献はないのではないでしょうか。元々新憲法が施工されるまでの祝日の規定では、天皇の誕生日ではなくて崩御された日つまり命日が祝日となっていたのです。実は大正天皇の命日である12月25日が新憲法施行までの昭和22年まで祝日と定められていたのです。そのごどうして祝日からきえたのかは全く知りませんが現在はなくなっています。


 また明治天皇の祝日も崩御されてから15年後に明治節として定められていた日でした。そうそう明治天皇は京都市伏見区にある桃山御陵に葬られています。そのお参り用にと旧国鉄が桃山駅を作ったほどで今でもその駅は残っていますが、明治天皇陵にはお参りされる人は殆どいなくなってしまいました。反対に東京にある明治神宮は毎年日本一の初詣に訪れる参拝者数を誇るのですが、明治神宮は後に国民からの要望によってご神体を明治天皇とする神社として作られたもので基本天皇家とは全く関係のない神社となります。その為か天皇や皇族の方々は桃山御陵に参拝されるのです。


 話が随分と横道に逸れてしまいましたがいつものこととお許し下さい。


 さて秋本番を迎えてのヘラブナ釣りですが1日の気温差は相当なものです。当然水温も極端な変化をしますので攻め方も1日中同じではダメですよね。良く話してして昼から状況が良くなるとの話を聞きますが、それも水温の上昇に伴う変化ではないかと思っています。
 だったらそんな水温の変化を待たずに低水温の時期はそれに合わせた攻め方をして、水温の上昇と共に釣り方を変えてしまう方が良いのではないかと思う訳です。当然低水温の時間帯は集魚効果を上げる餌であり、小さな当たりも捉えられるように仕掛け全般を繊細な物にしてしまいます。
 あるときは朝方の当たりは2㎜程度で当たりだろうと決めつけなければ合わせられないほどの小当たりでしたが、昼に近づいてからは水温が上昇したのでしょうしっかりとした一節の当たりが出るようになったのです。そのように当たり方1つを取っても違っているのですから、同じような当たり方を待っているといつまで経ても釣れないと嘆く敷かないはずです。
 反対に水温の上昇と共にそのままでは集まりすぎてしまうヘラブナに手を焼いてしまいますので、今度は集魚効果が出来るだけない餌に切り替えて仕掛けも少し太い物にしてしまいます。


 そんな状況変化をいち早く捉えられるかどうかで対応も違ってくるはずですが、釣り人側に合わせてくれるヘラブナは居ないわけで、釣り人側がヘラブナに合わせてこそ攻めの釣りとなると思うんです。
 同じなら気持ちの良い釣りをしたいと思うのですが、やはりしてやったりとほくそ笑むような釣りをしたいですよね。


 そうそうテレビ等で釣り人が「これは良いヘラだ!」と表現されることがありますが、いったい何を差して良いヘラとの表現になるのでしょう。形が良いのか魚体が綺麗なのかサイズが大きいのかいったいどれを差しているのでしょう。
 良く食べ物の場合に「食感が良い」なんて表現をする人がいますが、食感とはなんぞや!と思うことがあります。食べ物の表現には舌触りが良い悪い、歯触りが良い悪い、のど越しが良いなど具体的に表現することが出来るのですが、食感が良いとは何を言っているのでしょう。同じように良いヘラとはなにをさしているのかと思ってしまいます。プロの釣り師ならもう少し具体的な表現をして欲しいと思うんですけどねぇ。なんか日本人の表現能力が落ちているような気がしてしまうのです。


 表現という意味ではワインの表現はとんでもなく細分化された表現をされるのをご存じでしょぅか。
 香りに対する表現は簡単に100を超えます。色の表現もどんな色かと表すだけでなく、その色から味の性質まで表現してしまうんです。また同じ色でも酸味や苦みそれに熟成度までも表出来てしまいます。
 ワインをグラスに注いで見た目・香り・味・香り・硬度などそれはそれは多種雑多な表現力を駆使するのがワインのプロであるソムリエです。
 見た目は宝石で例え香りは花や植物に例えます。熟成度でとんでもない表現が猫のおしっこのようだとか馬小屋の香りとかの表現もされてしまいます。味も硬度などでは簡単な表現としてライト・ミディアム・フルボディとかで表現します。また同じ猫を使って味がコロコロと変わることを猫のように気まぐれな味と表現をするのです。


 ヘラブナ釣りにそこまで細かな表現は要求しませんか、ヘラブナ釣りのプロであるなら単に良いヘラで終わるのはどうしたものかと思ってしまいます。ヘラブナによって引き味の違いや重量感の違いもあります。幅広い魚体もあれば細長い魚体もあります。瀬間かが張っている体高の高いヘラブナもいます。ウロコの綺麗なヘラブナもいれば色白な黄みがかっているとか色黒とか、1枚のヘラブナを見ただけで一瞬で感じるものがあるはずです。
 映像を通して見ている視聴者にどんなヘラブナなのかを単に良いヘラだではお粗末過ぎはしないでしょうか。
 竿の調子なども同じ事で良い曲がりをしているなんて表現はバカじゃない?と思ったりします。良い曲がり方しない竿があれば見てみてい気もしますが、綺麗な放物線を描かない竿なんてメーカーが作るわけないんですから、手に感じる操作性や竿の特徴なども表現出来るはずです。


 今日は文化の日です。ヘラブナ釣りばかりしていないで少し本でも読めば表現力も養えられるのではと思ったりしますが、こんな文句を言っている私自身の表現力がなってないんですから、人の事なんて言えないですよねぅ。
 でもやっぱりもう少しボキャブラリーも研究して欲しいと思ってしまうんですよねぇ。


 ああ。。。また最後には愚痴になってしまいました。お許し下さいませ・・・


 あっ!!今日もいつもの淀の釣り天狗池に行っていましたその模様はまた後日にアップいたします。乞うご期待!!(笑)