両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 餌のお話(ペレット)

 衆議院選挙も無事終わってそれぞれが悲喜交々の思いに駆られていると思いますが、国民に寄り添うような見せかけの民主主義であるポピリズムに流されることなく、真のエリートによるり天下国家を論じていただきたい。 


 さて今日はもう11月1日です。残すところ今年も2ヶ月となってしまいました。早いものですよねぇ。
 私の釣り方は基本両うどんの底釣りです。今年も悩みに悩み続けて来たのですが、1つの結論として出ていたまぶし粉の問題も、またして新たな展開を見せ始めたのがこの秋の始まりでした。


 両うどんの場合の集魚材はペレットと相場が決まっているのですが、ペレットであれば何でも良いって事もなく、荒粒から粉末まで荒さは色々とあります。その粒子の粗さ加減も季節や水温などと見事のリンクしていると思うのです。じゅあいつの時期が荒粒が良くていつが粉末が良いのかは断言は出来ません。その日その日に試してみる以外ないんです。


 ただ不思議なことに釣れない日に試すのは良いのですが、釣れている日に他を試すとそのまま撃沈してしまうことがありますので、釣れているときはそのままで釣れない場合にのみ試してマッチするサイズを探すのも良い方法です。
 クランプサイズも2C3C4Cとありますので、釣り具店では見つけにくい場合は自分でコーヒーミルを使って砕くのが良いです。それをふるいに掛けてサイズ別に準備しておくとその日の状況によって使い分けることが出来ます。


 ペレット以外にも過去にはそれこそ色々なまぶし粉を駆使して釣果の確認をしてきました。良い調子で伸びた感が出たのもあるのですが、反対に当たりを消してしまったまぶし粉もありました。釣友にはカレー粉を使ってみたりシナモンを使われたこともあったようです。その後どんなまぶし粉に落ち着かれたかは知りませんが、結局はペレットに戻るような気がしています。
 実はここに来て私もペレットを再認識する事態となっているのです。天狗池に来られる多くの釣り人は天狗池のマル秘ペレットで釣果を伸ばされています。マル秘にはビール酵母やアミノ酸が含まれています。しかし私は根っからのへその曲がりですからそんな餌は金輪際使わないと決めていたのです。事実この天狗池に通い出してから一度も使ったことがないのですが、私的には自分なりの工夫を凝らしたい面がありましたので、同じペレットでも養殖業者が使っている餌や水産試験場で研究された添加剤などを入れて、自分なりのブレンド餌を作り上げてマル秘に対抗していたわけです。


 対抗した割りにはなかなか良い結果を出すことが出来ないでいました。そこで自分なりのブレンド餌を駆使していたのですが、まだまだコレで決まりと決め打ちが出来ずにいましたので、釣り場までまぶし粉だけでも5~6種類を持ち込んでいたのです。
 そのまぶし粉に対してもう一つのペレットを追加することとなりました。それが堺市にある西池のペレットです。このペレットがとても良い印象があります。実はこのペレットはまぶし粉用に買ったものではなくて、自宅で飼っている魚の餌にするつもりで購入しました。それというのもここで売られているペレットは大粒と小粒に分けられていて、飼育している魚のサイズに合わせて給餌する事が出来るので便利だと思ったのです。
 そこで自宅に帰ってから餌を与えるとビックリするほど先を争って食いだしたのです。これにはホントに驚きましたが何が違っているのでしょう。敢えて言えば匂いでしょうか。強烈な臭気が漂うのです。それによって魚が狂ったように捕食したのかも知れませんが、そうなるとヘラブナ釣りに使おうとするのは至極当然な行動となるのです。これには驚きが隠せないんですが、どんな秘密があるのか無いのか全くわかりませんが、結果として良い釣果に繋がるのではないかと思った次第です。 


 釣り堀に行くとその池で撒かれているペレットが売られています。それを買って釣果を伸ばされている方がいますが私的には少し疑問なんですよね。池で撒く餌はヘラブナが安心して食っているはずです。それを釣り人が使って釣り上げてしまうと、そのペレットは危険だと記憶するのではないでしょうか。そうなると育てるために撒いているペレットわ食わなくなって、それが続くとやせ細り死んでいくなんて事になりかねないと思うんです。その為にも釣り堀で売る餌は池に撒いてないペレットにすべきではないかと思うんです。
 実際団子餌やグルテン餌が使える池でもヘラブナに与える餌はペレットです。それでも団子餌やグルテン餌で釣れるのですから、何も池に撒いているペレット以外では食わないなんて事もないでしょう。


 団子餌の場合でもペレットを混ぜる場合があります。沈下速度を速めたり下方向にヘラブナを誘導する二の適していますが、この場合も出来れば池で使われているペレットは使わない方が良いと思うのです。


 今回面白い事がありました。それは西池の荒粒ペレットを使って良い当たりが出るようになったときでした、ペレットを追加したのですが荒粒が先に出て残りは粉末に近い物が多く残っていたのです。当然うどんにまぶすと先に粉末が付いてしまいますので荒粒はつきません。それで打ち込むとアラ不思議!荒粒より圧倒的に早くツン当たりが出だしたのです、それこそ一時期入れポン状態を演出することが出来たのです。これはいったいどうしたことなんでしょう。実は粉末で釣り始めるとなかなか当たりが出にくいのです、それはうどんから剥がれが悪いからに他ありませんが、その剥がれが悪い粉末の方が良い時間帯があったのです。なんでも思い込みは良くないとは解っているのですが、決めつけは良くないと痛感したときでした。また同じようにしてみるつもりではいるのですが、多分同じ結果にはならないような気がします。色々な条件が重なった結果だったのでしょうが、その条件を割り出すことが出来れば意識してその状況に持ち込むことが出来るのかも知れません。


 ここである結論を見いだすことが出来たのです。それは荒粒であろうが粉末であろうが良い当たりが出るのです。それはうどんの性質の違いによるものだったのです。従来の食用うどんの場合は圧倒的に粉末か小粒のペレットが良くて、粘りの強いワラビうどんは中粒から荒粒に軍配が上がりました。
 つまり粘りが少ない食用うどんでは荒粒が余りにも簡単に剥がれすぎて上ずってしまいますが、粉末や小粒であれば附着したまま水底まで運ぶことが出来るのです。反対に粘りの強いワラビうどんでは、粉末や小粒では簡単に剥がれずにいつまでも附着しているため当たりが出ないのです。
 両者の性質を理解してどのタイプのまぶし粉を使うかを即座に判断して対応すると、消えていた当たりが戻ったり早い当たりを演出することが出来るようになると思います。


 しかしヘラブナはどんな基準で食ってくるんでしょうね。団子餌も多品種ありますしその日によって食いの良い餌が違っていると感じます。うどん餌のまぶし粉であるペレットより多種雑多とありますので、それを吟味して当たり餌を探すのは大変ですが、それもまたヘラブナ釣りの楽しさかも知れませんね。