両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 餌の特徴を知る アピール度(視認性)

 ダンゴ餌のヘラブナに対するアピール度についてです。それは間違いなく匂いを含むアミノ酸などの成分が有効である事ですが、実はそれ以上に視認性の高さが重要ではないかと感じているのです。


 ヘラブナ用の餌に使われている色は大きく分けて3色あります。マッシュ系の白色、スイミー系の緑色、そしてペレット系の茶色です。


 この中で視認性が高いのは白系に違いないはずです。白系はどんな池の水色だとしても間違いなく視認されやすい色でしょう。
 次にスイミー系の緑色の餌ですがどうして緑色の餌があるのかです。なんとなくの想像ではあるのですが、ヘラブナは植物生食との認識において水草色の餌が作られたのではないかと思うのです。事実緑色系の餌には他の餌には使われない着色料が使われているのです。これは単なる想像でしかないのですが多分そうだろう物語です(笑)。
 そして最後は茶色ですがこれもヘラブナの養殖に於いてペレットが飼料として使われているところからの発想ではないでしょうか。


 さてこの三色の中で一番視認性が高いマッシュ系の白色ですが、自然界には白色の餌は存在しません。養殖に於いても白色の飼料は使われませんので、幾ら視認性が高くても食ってこないのではと思うのですが、私の感覚では何故か一番ヘラブナを寄せられる餌だと感じています。
 その証拠としては白色のうどん餌が成立することと集魚材が殆ど使われていないグルテン餌が成立することです。
 またバラケ餌の大元に使われている餌が麩ですが、麩も水中では白色に光っていますので、集魚効果が高くて簡単に上ずらせてしまう餌の筆頭となります。


 そういう意味ではどんな餌でも良いのですが、単にヘラブナを多く寄せたいだけであれば、白系のダンゴ餌やグルテン餌を使って開きを早くするだけであっという間にヘラブナを寄せることが可能です。それこそ雲母(キラ)が混ぜてあると即効性がありますよね。
 但し寄せることが出来るのと釣り上げるのでは意味が違いますので、そこからの工夫は色々と考えなければならないのですが、その点うどんセットの釣りは至極合理的な考え方だと思っています。


 ペレット系の茶色の餌については、コレもある意味間違いなく養殖に使われているペレットに近い成分の方が良いはずで、匂いだけでなく含有されているアミノ酸効果も絶大で、集魚材の代名詞としてペレットが挙げられるほどですから、視認性は劣りますがじっくりと寄せるには最適な餌となるはずです。
 但しこの餌も開き具合調整するのが難しく、底釣り用として出ている粉末ペレット系のダンゴ餌は、開く速度が余りにも遅いために数釣りには適していないと感じています。そこで底釣り用のペレット系ダンゴ餌に麩系の餌を混ぜることで開く速度を調整します。
 また反対に粒のペレットを混ぜることで素早くダンゴを開かせる効果がありますので、待つに釣り方を考慮した使い方となるのでしょう。


 最後にスイミー系の緑色の餌です。正直どうして緑色の餌で釣れるのかわからないのですが、含有されている麩が思った以上に白く光ることです。マルキューのサナギパワーや藻べらはコレに該当するでしょうか。ただ単独では使えずにブレンドすることが前提になっている餌です。
 単独で使う餌としてはヘラスイミーでしょう。重さがあって粘りがあるにも拘わらず開きが早くてバラケ易いので、時期によってはとても使いやすいと思うのですが、これからの水温の高い時期には上ずりすぎて難しい餌となってしまいます。
 ただこのヘラスイミーは地上では緑色が濃く正に水中では見えづらいと思うのですが、それ程深くない水深で利用すると場合には視認性が高くて驚きます。
「ヘラスイミー」

โจ๊กตัดโจ๊ก | EP.04 | 9 พ.ค. 64 Full EP
 こちらと見比べますと白系と遜色ないことがわかります。


「もじり」

「もじり」


 視認性によってヘラブナを寄せて食いやすい状態の餌を作ることでヘラブナはいとも簡単に釣れてくれるのです。見方を変えればこれほど釣りやすい大型の魚も類を見ないのです。重量感たっぷりのヘラブナを釣り上げて、腕が痛いと嬉しい悲鳴を上げるとても良い時期となっています。
 コロナ対策を十分にとって人生豊に暮らしたいですね。