両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 食い難い時期に食わせる餌

 当たりが消えたときの対処法について3つの方策を書いてみました。他に別の意見があることも重々承知した上での書き込みでしたが、この対処は基本的に初めにはしっかり当たりが出ていた前提であって、当たりも触りも出ない場合の対処方法ではありませんでした。
 つまり初めに用意した餌や仕掛けが合っている事を意味していました。


 では釣り始めてからいつまで経っても当たりが出ないだけでなく、触りすら出ない場合にはどうすれば良いのでしょう。そんなのがわかっていれば誰も苦労しないですよね。


 そこでヘラブナの特性をもう一度読み解いてみるのはどうでしょう。勿論水中にいるヘラブナの気持ちなんて全く知るよしもありませんから、あくまでも想像の世界から抜け出すことは出来ません。但しなにもしなければ何の変化も訪れないのですから、いろいろと想像をこり広げて何かをする以外無いわけです。それともさっさと尻尾を丸めて帰宅するかですがさすがにそうはしたくないですよね。


 取り敢えず打ち込んだ仕掛けの沈下状態を想像し、餌の開き方も想像し、周りにいるヘラブナの動きを想像し、食っているのに当たりが出ないのか、全く餌に興味を示さないのかなど、浮きの動きを通していろいろと想像を膨らませるわけです。
 その結果として何をするべきかとなるはずですが、何をどのように想像するかで答えは違ってくるはずです。
 良く餌の周りに泡づけなどてが現れることで、ヘラブナが酔っていることがわかるのですが、ビックリするほど泡づけをだしているのに全く当たらないなんて経験はされていないでしょうか。私なんかその状態を見てはなんでやねん!と当たらない事を嘆いています。


 ではヘラブナはどんな餌に対してどのように興味を示すのかです。


 ダンゴ餌などで釣っている場合に手に付いた餌をパッと払って池に落としたことはないでしょうか。桟橋などではよくある現象なのですが、初めはそのまま沈下していく少量の餌に対して、いつしかヘラブナが集まりだしその落とした餌を食いだしているのです。


 釣り堀のヘラブナはある法則によって習慣になっていることがあります。その1つが池主による餌撒きでしょう。ペレットをそのまま撒いている池では、ペレットが撒かれた音に反応して集まってきます。
 それと同じように釣り人が餌を打ち込む音も学習していますので、餌を付けずに何度も池に対して打ち込み動作を繰り返すだけで、実はへらぶなはそのポイントに集まりだしてしまいます。まぁ活性の高い時期げんていですが、、


 これと同じように何度も餌を打ち込まれると集まりだしているのですが、集まることと針に付いている餌食うことは別です。
 1つは沈下途中の餌に対して強い興味を持つことです。常に上から落ちてくる餌を食っているのですから、底に着底した餌には簡単に食ってくれない場合があります。縦誘いを繰り返して食わせるのもこの習性を利用した釣り方そのものでしょう。
 またポイントに泡づけがあるのに当たりとして出ないのも、その1つが着底している餌には興味を持たない事です。勿論これだけではありませんし着底している餌に対しても積極的に食ってくる場合はあります。


 しかしじっとしている餌より動いている餌の方が当たりが出るのも、やはりヘラブナは餌の動きを見ていると解釈すべきでしょう。濁った池の水でどの程度見えているのかわかりませんが、誘いの後に直ぐ当たるのは見えているとしかいえないと思うのです。


 単純にヘラブナは餌をエラで濾して捕食しています。濾すためには団子状では食べにくいので、バラケた餌を積極的に食うことになります。上ずり現象が出るのも打ち込んだ餌が水面近くでバラケてしまうために、塊で落ちていく餌以上に漂っている餌に興味を持つがための結果でしょう。


 積極的に食わせるためにはいち早くバラケさせて、食いやすい餌の状態にすることで当たりとして反応が出ると思っています。


 但し当然のことですがバラケ過ぎると上ずってしまって底釣りとしてはどうしようもありません。全く最悪の状態になってしまいます。
 といってバラケを押さえてしっかりと着底させる餌を作ってしまうと、簡単には当たりを返してくれなくなってしまいます。それこそ泡づけはあるのに食わないなんてことになるのではないでしょうか。


 そこで私的な1つの解決方法です。ヘラブナはバラケた餌を積極的に食うのですから、如何にバラケさせるかがポイントになるのではないでしょうか。先に書きましたように水面近くからバラケて沈下させてしまうと、上ずってしまって釣りになりませんから水面近くでバラケては困りますよね。


 市販されている餌にはバラケ性能が高いダンゴ餌から簡単にはバラケない餌まであります。何をチョイスするかはお好きなものをという以外ないのですが、お好きな餌やお好きなブレンドで良いと思うのです。但し底釣りといえどもバラケ性や開きの良さは保持したいのです。


 仮にバラケが強い餌を作ってしまうと、簡単にバラケを押さえることはできませんが、そこに少し粘りの出る餌を加えて少しバラケ性を落とします。ただ元のバラケ性は残っている状態が保持できる程度しか混ぜないことです。


 次の対策としてですが、以前ダンゴ餌の開き速度について書いたことがありますがその場合の条件は吸水量でした。
 吸水量の多いダンゴ餌はバラケや開き速度が遅くなります。詳しくは下記ブログを見ていただくとして、水分量が多いダンゴは簡単に開かないのは物理の法則で決まっていますので、その状態にしてしまうことにつきます。


 具体的にはバラケ易いダンゴ餌の表面を少し濡らして滑らかに整えることです。ダンゴ餌全体に手水を加えてしまうと、全体として水分量が増えてしまいますので、バラケ速度が遅くなってしまいますので、中のダンゴ餌はそのままにあくまでも表面だけに水分を増やして、バラケ速度をコントロールしてやろうという考え方です。
 これは釣っている最中に簡単にできますので試されては如何でしょう。結果は・・・責任持てませんよ、ハイ(笑)