両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 竿を使わない仕掛け作り 

 ヘラブナ釣りの仕掛けを作る時には穂先に道糸を着けて竿を繋ぎ、仕掛け全体を作って仕掛けの長さを決めていませんでしたでしょうか。部屋の中で長い竿を繋ぐのはなかなか面倒で、ドアーを開け放しているのは良いけれど風でバタンと締まれば竿を折ってしまいます。窓を開け放して仕掛けを作ってみても、竿をたたんで仕掛けを回収する段階でどこかに引っかかって、道糸がクルクルとリンクしてしまいまた位置から作り直すなんて事は無かったでしょうか。
 いちいち必要とするサイズの竿を用意して作る面倒さは並大抵なものではありませんね。そこで用意するのが1尺の仕掛け巻きです。これを作っておくと10回巻けば10尺です。15回巻けば15尺の仕掛けが出来上がることになります。
 仮に15尺用の仕掛けを作るとして対象の池の水深が2本だとすると、1尺の仕掛け巻きに15-7=8ですから、8回巻き付けたところに浮きゴムを用意します。私の場合は木綿糸で作りますのでこの段階で木綿糸を着けてしまいます。残りの7回巻き付けた段階でヨリモドシを取付ると15尺の竿尻に仕掛けがあることになり、その先にハリスの長さ分だけバカが取れることになります。
 この方法を採ることでいちいちその仕掛けに合わせた竿を用意する事もなく、必要尺数の竿を伸ばす必要もなくなったわけですから、仕掛けを作る途中の事故も極端に減らすことが出来ます。


 慣れてくるとこの仕掛け作りの段階で針も結んでしまうのですが、慣れない内は先に針を結んでおくほうが楽に作ることが出来ます。その昔は釣り場で仕掛け作りをしていたのですが、どうしても池に着いてからは早く釣りたいとの気がはやりますので、仕掛け作る時間的余裕が持てないために、仕掛けそのものに事故が起きてしまうこともありました。
 やはり事前に同尺数の竿の仕掛けを何点か作り溜めしておくことで、釣り場で仕掛けの事故が起きたとしても簡単に交換出来ますので、精神衛生上にも良いと思っています。


 仕掛け全体を作るにしても座ったところから動くことなく、自分の周りに配置することで小物の紛失も減りましたし、家人に仕掛けで怪我をさせる心配もなくなりました。
 ただでさえ肩身の狭い仕掛け作りです。針を1つ紛失してしまうと大変なことになってしまいます。そんな事故を防ぐためにも磁石を使う事をお薦めします。
 以前は黒いフエルトを敷いてその上に針を出して、必要数をカウントしてその上に置き、一つ一つの針を目立たせて紛失を防いでいたのですが、それでもふとした切っ掛けでどこかに飛ばしかねません。それを防ぐのが磁石です。
 磁石に針をくっつけておくことで1つだけどこかに飛んでしまったなんてことも起きなくなります。家人の安全のためにも是非磁石の活用を強くお薦めしたいと思います。怒られてからでは遅いですからね。増して子や孫に怪我させてしまったら、2度と仕掛けを作ることを許可されなくなってしまいますので用心に越したことはありませんね。勿論奥方にも怪我は禁物ですから重々ご用心されることを強くお薦めします。