皮膚ガンと白内障予防 ヘラブナ釣りも安全に
釣り場で日焼け止めを付けている人はとても少数です。みんな真っ黒になりながら白い歯を見せて楽しそうに笑っておられますが、もう歳だからとのいい訳というか諦めの言葉が聞かれますが、歳を取るからこそ日焼け止めが必要だと私は思っています。
昨今の日差しは、記憶に残っている真夏とは二段階三段階強いように感じます。事実真夏の気温も精々33度程度であった最高気温が、35度なんて簡単に超えてしまい、我が京都では車外温度が39度なんて日が連日続きました。
さて日焼けは紫外線が影響することは誰でも知っていることですが、紫外線には3種類ある事は余り知られていません。紫外線A(UVA)・紫外線B(UVB)・紫外線C(UVC)の3種です。
紫外線C(UVC)が一番波長が短い紫外線で一番危険ですが、今のところはオゾン層に吸収されて地表には届いていません。ただ今後オゾン層の破壊が進みますと、どんな悪影響を及ぼすかわからない程危険な紫外線です。
紫外線B(UVB)は、レジャー紫外線ともいわれて、屋外での日焼けの原因となる紫外線です。肌が赤くなる日焼け(サンバーン)をお越してシミやシワの原因になります。
今更シミやシワを気にしてもと思っておられる釣り師は多いと思いますが、近くにいる人達から白内障の手術をするって話を聞きませんか?
実はこのUVBが白内障や皮膚ガンを起こす因子となる紫外線です。UVBによって細胞の遺伝子が壊され修復過程で突然変異によって出来るのが、悪くすると皮膚ガンとなります。
日焼けで火傷状態になる程に肌が赤く焼けるのもこの紫外線Bですが、地上に届く紫外線の10%程度しか含まれていませんが、紫外線Aより600から1,000倍の有害性を持っています。
紫外線A(UVA)は生活紫外線といわれ、日常的に浴びてしまっている紫外線ですが、波長がUVCやBより長いために、雲や窓ガラスも通過して肌の奥深くまで浸透します。その為に比較的曇り空の日でも、紫外線を浴び続けていることになります。
このUVAは、肌を黒く日焼けさせますが、シワやタルミ等の老化現象を早めてしまうのもこの紫外線Aです。UVB程強い作用は少ないのですが、肌の奥深くまで浸透しますので、コラーゲン層にまで浸透して破壊します。
日焼け止めには、PAとSPFの表示があります。
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略で紫外線Aを主に防ぐ効果の目安として表示されています。肌を黒くする日焼けに効果があります。PA+・PA++・PA+++・PA++++の4段階ありますが、+が多い程に高い効果があります。
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で紫外線Bを防ぐ効果の目安として表示されています。短時間で肌に炎症を起こすB波から肌を守る効果があります。1~50+までの数値がありますが、数値が多い程効果がありますので、50+を選ぶのが正解となります。
日焼け止めも皮膚の弱い方には気をつける必要があります。基本的には子供にも使える日焼け止めだと、皮膚に対する刺激が少なくて安心して使えますね。
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皮膚は丈夫だからって人にはこちらが安価で使い放題ですよね(笑)
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この日焼け止めクリームや乳液で紫外線から肌は守れますが、目を守ることが出来ません。当然必要になってくるのがサングラスです。
元々目には紫外線を防ぐ機能が備わっていますので、日常の通勤や日常生活程度では、殆ど問題がないとされていますが、長時間紫外線に晒されるヘラブナ釣りのような屋外で、浮きをじーっと見つめている状態を続けますと、当然のように紫外線の影響を受けてしまい、白内障・黄斑変性(おうはんへんせい)症・角膜炎を起こすリスクがとても高くなります。
実は私の場合は、元々目が弱い傾向にありますので、強い日差しで角膜炎を起こしてしまって目が痛くて開けていられなくなります。そんな時は眼科で処方されている胃潰瘍にも使われる目薬を使うのですが、ここまで強い目薬は市販されていませんので注意が必要です。
そこでサングラス選びですが、釣り師の常識としては偏光グラスを選ばれているはずです。ハッキリ言いまして安い偏光サングラスには紫外線カット機能はとても低いか備わっていません。私は近視ですから度付き偏光サングラスを使っています。これには自動的にUVカット機能が備わっていますが、単純に偏光サングラスを購入する場合は、必ずUVカット機能が備わっているサングラスを選ぶようにしましょう。
またサングラスを選ぶ場合の間違いとして、サングラスの色の濃さが濃い程UVカット機能が高いと勘違いされていることです。実は色の濃さとUVカット機能とは比例しないことです。
当然濃度が濃い程光そのものは届き難くなりますので、薄いサングラスより瞳孔が大きく開いてしまいますので、悪影響が出やすくなってしまいます。もし同じ程度のUVカット能力だとすると、色の薄い方が瞳孔が開きませんので紫外線の侵入を防ぐことになります。99%カットなどUVカット率の高いサングラスを選ぶようにしましょう。
出来れば顔のサイドまで回り込んでいるタイプが目に優しくなります。
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オーバーガラスは、眼鏡の上からかけられますので便利ですね
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またサングラスの色や濃度は、視界に変化を与えてしまいます。釣りに最適とされていますのが、ブラウン系の偏光サングラスです。水面の乱反射を防いでよく見えるとされています。それともう一つあるのがグレー系とグリーン系でしょうか。
グレー系は主にドライブ用でビルや対向車の反射光に有効とされています。
グリーン系は主にアウトドアー用で葉などの反射光をマイルドにする機能があるとされています。
その他イエロー系は夜間のドライブ用として使われるようですが、私は使ったことがありませんのでコメントどきません。
歳だからもう何も対策を取らなくてもと思わずに、皮膚ガン予防と白内障予防のため日焼け止めとサングラスは、歳を取れば取る程必要なものと思っています。いつまでも元気に釣りを続けるためにも、今からでも遅くないと思いますので対策を取るようにしましょう!!
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