両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 軽量ヘラ竿 破損を防ぐには

 軽量系のヘラ竿は、硬いカーボンシートが使われる傾向が強くて、そのために粘りが足りないように感じます。その昔のようにピンシャンとした硬さではなくなったのは間違いないのですが、それでも粘り腰があるようには感じません。
 事実2017年発売されたある社の13尺のヘラ竿も、取り込み途中玉に入れる寸前ボキッと、穂持ちを折ってしまったこともあります。友人は2016年発売された軽量ライト系の高価な竿でも、取り込み途中に17尺の4番を折ったこともあります。単に引きに耐えていただけで折れてしまいました。他にピンシャン系軽量18尺のヘラ竿でも、手元を合わせだけで折ってしまったこともあります。


 最近は大型化が進み大助も多数放流されるようになり、なかなかの重量感と突進に耐える竿が要求されているはずです。確かにある程度の突進には耐えられるのですが、それ以上に強い引きが襲ってきたとき、極普通に耐えているだけでは、どこかの位置で竿の限界を超えてしまい破損してしまいます。
 軽量系の竿は、ブランクも薄く粘りがそれほどなく、釣っていても安心感は乏しいと感じるのですが、その昔のような比較的重量があったヘラ竿の方が、安心して引けたように思います。
 メーカーもそこの所はわかっていて、ジョイント部分の補強などに取り組んでいるようですが、そのジョイントの直ぐ下側で折れることも多いと感じています。粘りをもたせるとどうしても重量増に繋がってしまいますが、体力的に許す限りの重量増は受け入れた方が良さとそうにも感じています。


 破損が起きたのが保障期間であればまだしも、また1度保証を受けた場合その保証書は2度と使えず、竿として極普通に使っていてどこかが破損した場合は、2度目であろうが3度目であろうがメーカーは保証すべきだと思っていますが、何故か1度しか認めていません。
 多くの場合ヘラ竿は手作り感が強くて、工業製品のように全く同じようには仕上がっていません。いってみれば個性があるのですが、その差をメーカーも認めているはずなのに保障は別のようです。


 そこで軽量系の竿でも破損を防ぐ竿操作が釣り人側に要求されます。釣れたヘラブナが大助ではなくて、仮に尺程度のヘラブナでスレ掛かりだとしたら、とんでもなく走られてしまいます。残念ながらスレを完全に防ぐことは出来ませんので、誰だって起こりうると思っています。そんな時にヘラ竿のどこかが折れてしまったら、軽量系の竿はとんでもなく高価ですから、増して部品に割引きはありませんので、随分と高く付いてしまいますよね。
 スレかどうかは別として、強い引きが襲ってきたら単に両手で拝んで耐えていますか?私的には、竿先を水中に突っ込んで水圧も味方にさせて耐えるようにしています。これは長竿になればなるほど有利な方法で、ヘラ竿だけの弾力で耐えるより水圧で耐えることによって、竿全体に圧力を分散させることが出来ますので、竿のどこか弱い部分で破損することを防ぐことが出来ます。
 混んでいる釣り場や隣との間隔が狭い釣り場では難しいかも知れませんが、極力間隔を開けて対応出来るようにして竿の破損を防ぐようにすることで、気持ちよく釣りを続ける事が出来るというものです。


 また取り込みなどで1本ものの玉を使っていうると、どうしても捕持ちが急カーブとなってしまいます。1本半や2本ものの玉の柄を使って、出来るだけ竿に負担が掛からないような取り込み方を心がけると、ヘラ竿に優しい取り込みが出来ると思っています。目安は竿掛けの枕の位置でヘラブナをすくい上げる事ではないでしょうか。


 私的には、ある社の軽量竿は破損しやすい印象があります。どこのメーカーかは語弊がありますので指摘しませんが、主として使う竿は別のメーカーで統一しています。その方が安心ですから大いにヘラブナと格闘出来るわけです。


 しかし、ハリスが丈夫になった為なのか、ハリスが切れないで竿が折れる、コレってどうなんでしょうかねぇ。
 大助を釣り上げる事は諦めて、走られたらラインブレイクしてくれる、そんな極細を使うべきなのでしょうか。



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