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ヘラブナ釣りに於いて当たりが出たその時
変なタイトルですが、当たりが出たのだから合わせるのは当たり前でしょう。間違いなく合わせると思うのですが、当たりが出なかったらどうしますか。当然当たりが出ないのですからジッとしているのでしょうね。
では団子餌だったらどうでしょうか。当たりが出ても出なくても団子が溶けて針から落ちれば否応なしに打ち返すでしょう。
ではグルテンではどうでしょう。トロロではどうでしょう。グルテンでもトロロでも団子状態から砕けて落ちてしまう事でしょうが、針の懐にグルテン繊維やトロロ繊維が残っているとしたらどうでしょう。その懐に残った繊維質を食わせるのがトロロ餌を使う要因ではないでしょうか。勿論下針にトロロだけを付けた場合と、団子に混ざったトロロ繊維との意味合いは別ですから、この際分けて考える必要があるでしょうが、団子に混ざったトロロとグルテン繊維の多く入っているグルテン団子とは、同じように針の懐に繊維として残っていて、それをヘラブナが吸い込む事で釣り上げられると思うのですが、いつの段階で打ち替えるのでしょう。
グルテンやトロロ入りの団子が溶けて、最後に針に繊維として残っているであろう状態からいつの段階で打ち替えるのか。いやさっさと打ち替えるのも方法には違いないと思います。
それが私のよく使う両うどんだとしたらどのようにするのが正解でしょうか。団子と違い自然に溶けて落ちる事はありませんよね。ヘラブナにもまれない限りいつまでも針に残っているはずです。グルテン団子も溶けにくい状態の団子に仕上げると、うどんと同じように待つ事が出来るようになります。
その待ち時間はいったいどれほどが良いのでしょうか。真冬ならまだしも初夏から盛夏に初秋に掛けては、ヘラブナの最も活発な動きを見せる時期です。そんな盛期でもある程度の待ちをする必要があるとするならば、それはいったいどれほどの時間なのでしょうか。
この待ち時間は私自身の課題でもあります。私は全く待てない性格をしていますので、まさにせっかちなのでしょうか。浮きに当たりというよりも触りのような動きだとしても、浮きに変化が現れない限り待っていられないのです。
つまり当たりが出るまではせっせせっせと打ち返してしまいます。
ただ大助を良く釣る人を見ていますと、じーーーーーーーーーっと待ち続けられているように見えます。いつ合わせたんだろういつ振り込んだのだろういつ餌を変えたのだろうと思う程、動きが感じられないのです。その静止している状態からビシッと合わせをくれるとパシャと軽い水音ではなくて、ドシャバシャとでもいいましょうかもっと重々しい水音が響き、ヘラブナの大きさをうかがわせるのです。
関西のヘラブナ釣りは大助狙いだと思っています。釣り堀でも大助賞を出しているところが多数あります。現金・金券・半日券に1日券とそれぞれの池で工夫されているのですが、その昔は、1㎏20円や30円と買い取り制を導入されていたところもあります。フラシが自由に使えた頃で、魚同士のスレを防ぐために10㎏を上限として計っては記録をして最後に現金で受け取っていた事があります。大物賞もあり1位から3位まで賞金が出ていた事もありました。今ではフラシが基本使えませんので、大助賞が主な賞となっていますし、関西人にとっては何㎏釣り上げたより何㎝の大助を釣り上げたかの方が誇らしいのです。そのために如何に大助を釣り上げるか苦心したいところですが、頻繁に当たりを合わせていたり、当たりがなくても打ち返す事を続けていると、大助の確立が極端に落ちてしまう事です。
ヘラブナ釣りは数釣りはずです。いやいつもいっている事と違うと思われるかも知れませんが、釣り難い状態の中で如何に食わせるかが釣技だと思っています。水面上に盛り上がるようにヘラブナを狂わせて、それをポンポンと釣り上げるのは釣りではないと思っていますので、釣り人が自己に課した如何に難しいルールの中で、自己の持てる釣技を駆使して競い釣り上げるかが本来だと思い込んでいますので、数は釣りたし大助も釣りたいとのジレンマが待っているのです。
そこで表題の「ヘラブナ釣りに於いて当たりが出たその時」すかさず合わせ続けるのか、じっくりと待って大きな当たりを拾うような大助釣りをするのか。ここに戻ってくる事になります。
私的には1分以内ですが、2分3分5分と待ってみると違いが出るのでしょうか。根本的に大助を釣り上げる人とは、待ちの時間だけ出なくて何かが違っているのでしょうか。誰か教えて下さい！！
理想的には数釣り上げた中に大助が混ざる事に違いないのですが、今までの経験から数多く釣り上げられる日は大助が殆ど出ないように感じています。
やはり落ち着きのない合わせをくれるより、さぁ食べて下さいと待ち続けてみる方が良いのでしょうかねぇ。う～ん・・・次の大助大会に向けてのジレンマであります（笑）
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