両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 蝉の一生から食文化まで

 蝉は卵の状態で約1年、幼虫の状態で長いものは15年と言われていますが、実際は胴なんでしょうね。羽化してから1週間の命とされていましたが、実際は1ヶ月程度は楽に生きている事が子供の研究員によって発見されています。


 最近ネットニュースで中国人が木に登って羽化寸前の地ゼミを採取していたようで、当然食べるために採っていたようですが、日本人は元々蝉は食べないので目をしかめる行為として映ってしまいます。


 河口近くで牡蠣を採っては殻を捨てて帰る行為も問題にされていますが、その昔アグネスチャンが日本に来てお寺には大量の鳩が飛んでいる光景を見て、台湾な一夜にしていなくなってしまうといっていたようで、鳩を食用として捉える食文化からみると日本は不思議な国に見えていたかも知れません。


 鳩はフランス料理でも食べられていますから案外食材としている国は多いのかも知れませんが、食文化の違いは何となく受け入れがたく、犬を食べる韓国、猫を食べるベトナム、タコやなまこを食べる日本と、国それぞれで違った食文化があり、それを如何に理解するかも国家間の理解に繋がるのではと思ったりします。


 梅雨が長引いていても蝉が鳴いて梅雨明けを知らせてくれますが、お盆が過ぎて猛暑もそろそろ落ち着く頃になると、ニイニイゼミやアブラゼミからツクツクボウシに変わりだしています。蝉の鳴き声で季節の移り変わりがわかるのも自然豊かな資本を表しているのでしょう。


 そうそうお盆前後から池には赤とんぼが飛び回っています。赤とんぼは思ったより早く飛び出すのですが、イメージとしては秋を知らせるトンボと感じています。そうそうオニヤンマのブローチを付けていると虫に刺されないとか、私はまだ実験をしたことがないのですが、有効だとすると軒先にぶら下げておくだけで虫対策になるのではと思うのですが如何でしょう。


 食文化としては淡水魚を食べる地域があります。私自身そんなに食べてはいないのですが、その昔は小鮒の甘露煮などは食べていた記憶があります。やはりなんといっても淡水魚の食文化があるのは滋賀県でしょうか。鮒寿司が有名ですが淡水魚を取り扱う専門店が多数あります。それこそ滋賀県のスーパーには鯉や鮒の刺身が売られています。


 他に京都も元々は淡水魚を食べる文化がありました。京都府の南部には巨椋池という巨大な沼があったのですが、その沼で漁業が成り立つほど淡水魚漁師がいたのです。また遠く離れた福岡県の柳川も淡水魚食文化がありますね。


 そうそう柳川で思い浮かぶのが柳川鍋ですが、発祥は諸説あってどれが正解かは解りません。東京の人に言わせると江戸が発祥で最初に柳川鍋を出した店の屋号が柳川だったとの説です。また地元柳川では柳川で焼いた土鍋で作ったからとの説ですが、果たしてどちらが正解なんでしょう。


 何でも江戸発祥といいたいのが東京人で、蕎麦は東京のものだ!!と声高に言いますが、一番古いそば屋は京都の尾張屋で550年の歴史があります。尾張国の人をやんごとなき方から召し抱えられて京都に来た菓子職人でした。
 現代の東京の有名店は砂場・更科・藪でしょうが、砂場は大阪城築城ののさいに資材(砂)が置かれていたところにあった蕎麦屋のことです。更科は信州の蕎麦で信州の織物商が最初です。藪のルーツは蔦屋ですが蔦屋は栃木県出身です。つまり蕎麦御三家は全て江戸の人間ではなかったのです。


 どうして蕎麦が人気になって高価な食べ物になっているのは少し理解に苦しむところで、元々蕎麦は菓子程度でその日に余ったそば粉をそばがきにしてまかない食として食べていたそうです。そのそばがきから徐々にせいろで蒸した蕎麦が食されるようになるのですが、本来肥沃な土地では米が作られていたのです。米が育たない地域では麦が作られ、その麦すら育たない荒れ地でも蕎麦が育つことから、信州のような荒れ地での食物となっていたのです。


 そこで白い小麦で作ったうどんのように食べたいと、蕎麦を出来るだけ白くした更科系の蕎麦をうどんのように食べたのが最初とされています。つまりうどんに憧れて作られたのが蕎麦となるのですが、まぁこれなんかはどこまで本当かは解りませんが、何となくその通りのような気がします。


 そのように少し斜に構えて蕎麦を見ると、大層に値打ちを掛けた食べ物とは到底思えないのですが、こんなことを言っていると蕎麦好きの方には怒られてしまいますね。


 まぁ史実がどうであったとしても、美味しいものを美味しく食するのは健康的だと思うのです。ただそうなると最初の地ゼミや犬・猫を食べる文化も、眉をしかめないで理解すべきかも知れません。ん?やっぱり同等には扱えないですよね。


 今回はヘラブナとは全く違った話題になってしまいましたが、雑談って事でお許し下さい。


 *書いてあることは私の勝手な憶測ですので戯れ言として無視して下さい。


 あっそうそうヘラフナは体高の高いゲンゴロウブナをより分けて養殖されていると、滋賀県立博物館のフナ研究員が発表されていました。つまりゲンゴロウブナを改良したのではないのです。また食用とされていますが、実際にはマブナの方が可食部分は多いそうです。