両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 気をつけよう廃用症候群

 廃用症候群とは身体も脳も使わなくなると、機能がどんどん下がっていく状態をいいます。別名生活不活発病といいます。
 高齢になればなるほどその進行は早くて、怪我などで寝ているだけで筋力は一気に落ちてしまいます。


 ヘラブナ釣り人口は高齢化の一途をたどっているのですが、もう歳だからとか釣れないので面白くないとの理由で釣行を辞めるのは危険です。たとえ釣り場でじっとしていたとしても、釣りをしている限り頭を使い続けているはずがですから、簡単には廃用症候群にはならないと思うのですが、釣れなければどうすれば良いだろうと考え続ける事で、脳も使っていることになります。


 また釣り仲間とおしゃべりするだけでも随分と違ってくると思うのですが、廃用症候群になる主な原因は、病気や怪我などで長期の療養をした場合です。今まで活発な活動をしていたりすると、動けない状態が余計にストレスとなりウツに陥る可能性もあります。そのため前向きな行動や考え方が出来なくなり精神的な機能低下も起きてしまいます。
 また関節痛などにより動くこと自体が億劫となり、外出の機会を減らしてしまうことで身体的能力の低下が起きてしまいます。


 そんな状態にならないためには動く機会を増やし、考える事や人とのおしゃべりをする事で機能低下を抑制することが出来ます。目に見えた運動をする必要もなく難しい本を読む必要もないのですが、あくまでも身体的機能の劣化を防ぐ事が重要なのです。


 そういう意味からもヘラブナ釣り師は、釣り場までの移動に問題がなければとの前提がつきますが、細かな仕掛け作りから餌作り等の作業がありますし、釣れなかった場合の対処方法にも思考を巡らせます。
 その結果釣果が良くなれば前向きな気持ちに切り替えられて、行動にもメリハリが付けられることで廃用症候群の予防になるのです。


 反対に最近浮きが見えにくくなったからとか、釣れないからとか、釣り場に行くのが面倒になったとか、いわゆる後ろ向きな気持ちになると知らず知らずに機能障害が起きてしまいます。その結果余計に精神的落ち込みや運動量の低下によって、一気に進んでしまって寝たきりになる可能性があるのです。


 ある施設で取り組まれているのは寝たきりになってしまった方を積極的に動かして、それこそ療法士と共に風呂に入れたり、食べる事も難しかった方にもプリンなど喉に詰めにくいものを食べさせて、機能を回復させる取り組みをされているのです。


 コロナ禍で外出の機会が減っていたと思いますが、ヘラブナ釣りはまだ開放的な場所でもあったので、釣り堀からクラスターが発生したなんて事も聞いたことがありません。このところマスクを外しても良いとなっているのですが、第9波も問題になるのではとの意見が出ていますが、釣り堀は比較的安全な施設と思います。


 そういう意味でも開放的な釣り場では感染に対して過度に恐れる必要はないと思いますが、出かけない理由を見つけるのではなくて、積極的に外に出る機会を見つけては日に当たり、釣れて良し釣れなくても良し・・・やっぱり釣れた方が良いですが(笑)、良く釣れる釣り場を探しては釣友を誘い合って出かけるようにし、自らの心身の健全性を保つようにしましょう。


 あんな元気だった方が亡くなったのですかといって貰えるのが良いのです。ハッキリ言って死ぬまで健康でいたいですからね。


*今回敢えて廃用症候群を取り上げましたのも、あのおすぎとピーコの双子の兄弟が話題になったからです。あくまでも雑誌などの報道によるものですから信憑性の担保は出来てませんが、ピーコさんに失踪騒ぎが起きていました。外出してから行方が解らないとされていたのです。
 実は同居されていたおすぎさんは既に認知症を患っていたらしくて、昨年に高齢者施設に入所しているとのことです。その後ピーコさんが万引きを繰り返して捕まったのですが、その段階で万引きしている認識は既になく、いわゆる善悪の判断も出来ない状態だったのではないかとのことです。釈放されてから自宅に帰ることなく行政と弁護士の判断で施設に入所しているとのことですが、その状態に陥ったのもおすぎさんの介護から解放された結果のようです。
 独居老人の孤独が症状の進行を早めた可能性が高く、生活不活発病から認知症へと進行したのではないかと医療関係者の話です。
 歳なのに仕事が忙しいとか孫の面倒を見させられるとか、愚痴不満を聞くことがありますが、頼られている間が花と私は良くいっているのですが、必要とされるのはとても重要な事です。自分の存在意義を見いだすことが出来ますからね。


 私の座右の銘は「暗いと不平を言う前に進んで明かりをともそう」です。これは生活全般に当てはめて考える基本としていますが、ヘラブナ釣りでも何で釣れないんだ!と文句を言う前に自らが色々と探って釣れるようにすれば良いのです。釣れなかったとしても次に繋がるヒントとして、その方法では釣れないことが解ったのですからね。


 さぁ次の日曜日にも釣りに出かけましょうか。