両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣れない原因は自分にある

 ヘラブナ釣りではある程度釣れて当たり前と思っているのですが、当然自然相手ですから釣れない日もあるわけです。そんな時に限って釣り人は釣れない原因を見つけようとします。


 私の感覚ではそれこそ厳寒期の全く食い気のない日は別として、他の時期であれば工夫次第で食い当たりを出し釣れるものと思っています。それでも釣れない日があると何故かどうしてだろうと考えるのですが、その考えが大いに間違っていることがあるのですが、それに気がつくかどうかで違ってきます。


 よく言われている釣れない原因を挙げてみました。
 気圧が高くなると釣れない
 気圧が高くなると当然水圧も上がりますので、ヘラブナにストレスを与えるために食い気が落ちて釣れない。


 気圧が下がると釣れない
 雨の前など気圧が下がると荒れる事を察知して、身の安全のために水底で動かなくなるので餌を食わなくなる。


 雨が降ると釣れない
 雨が水面を叩くためにその水音に警戒をして餌を食わなくなる


 地震があると釣れない
 地震によっていつもと違う揺れが起きるために、警戒して餌を食わなくなる


 鵜が飛来すると釣れない
 鵜に食われる事を警戒して餌を食わなくなる


 池に薬品を入れると釣れない
 新ベラなど傷や虫が付いていると予防薬浴のために薬りを入れるが、そのために餌を食わなくなる。


 さぁこれらは正解でしょうか。実は全て反対の言い方もあるのです。
晴れると食いが良くなり良く釣れる気圧が下がってヘラブナの動きが良くなるので良く釣れる雨が降ると水中の酸素が増えて活発に動くようになり良く釣れる地震があって動き回るので良く釣れる鵜が飛来してヘラブナが動き回るので良く釣れる。薬品は・・・実は食いに影響を与えるほどの濃度は入れていないのです。


 つまり釣り人は釣れない原因を自分以外のところに見つけたいのです。自分の釣り方は間違っていない。この仕掛けこの餌で過去には良く釣れていたのだから、今日釣れないのは池に問題がある。自然環境に問題がある。自分は全く間違っていないと思い込みたいのです。


 結果として自分の釣り方が上手くマッチしている日にだけ良く釣れるので、他の池に行ったときに良く釣れたとすると、偶然その日の調子が合っただけであって、その池が良く釣れる池だったわけではないはずです。その証拠に次もまた良く釣れた池にいってもそれ程釣れないのですから。


 池のせいや天候など他に原因を探している限り、平均的に釣果を伸ばすことは出来ないと考えています。


 仮に天候など他に原因があったとすると、その原因を理解して釣り方を変えるなど対応が出来ているかどうかです。水温が下がったのならその水温の時の釣り方をすべきで、盛期の釣り方を厳寒期に展開しても釣れるわけがないのです。


 雨の日であろうが晴れの日であろうが、その時々に併せた釣り方をする事で平均化した釣果が得られると思っています。


 私の数少ない底釣りの経験では晴れる日ほど上ずりやすく、雨が降ると沈み加減になるように感じています。つまり晴れるほど上ずり難い餌打ちの方法や、餌のブレンドを考えるべきで、雨など天候不順の日には集魚効果を狙った餌を使うことだろうと思っています。


 また水温が下がれば下がるほどハリス長を伸ばしたり細くして、アピール度を増すようにしていますが、反対に盛期に同じ仕掛けで釣ると煽られて仕方なく、スレ当たりが頻発して食い当たりが出しにくいなど弊害が出てしまいます。


 何れにしても如何に対応できているかどうかで、その日の釣果が決まると思いますので、外的要因で釣れないのだとの結論を導き出さずに、その日その時の状況を分析して即その状況に対応した釣り方に変えられるかどうか。そこに釣果の善し悪しが決まる原因があると思うのです。


 はい?私でか?・・・・そんなの対応出来てないに決まっているじゃないですか!!。上手く対応出来ていればこんな苦労をしたりしませんから。ハイ