両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 集団行動をするヘラブナ

 ヘラブナの底釣りで盛期になるとヘラブナが寄りすぎて、底まで餌が保たないときほど困ることはありません。海の磯釣りを経験されている方は解って戴けると思うのですが、浮きを打ち込んだ音に反応して餌取り達がワーッと集まって来て対象魚のいる層にまで餌が保たないのです。幾ら撒き餌を打って散らしても浮きの着水音に反応してアッという間に集まってしまいます。同じような現象がヘラブナ釣りでも起きてしまいます。


 少し間を置いてヘラブナの関心を逸らしたとしても、餌を打ち込むとその音に反応してアッという間に集まり餌が揉まれてしまいます。そのヘラブナの様子を見ていますと池の上層部を回遊しているのが見て取れるんです。その集団は悠然と泳ぎ回っているのですが、その集団がポイントに留まってしまうと大変で底釣りが成立しなくなってしまいます。


 その集団をよく見ていますと暫くすると他へ移動していきます。まさに回遊行動を取っていることが解りますが、実は表面水域にいるヘラブナだけに見る特異な行動ではなくて、中層や底でも同じような回遊行動を取っています。ただ面白い事にその回遊行動の仕方が違っているようで、表層の集団はそれこそ縦横無尽に泳ぎ回っているのですが、中層や底のヘラブナは駈け上がり付近を周回しているのです。また他に障害物があればの周辺から移動しないのです。


 うどん池では波を起こさせないように塩ビパイプで仕切りがされています。その影に集まる習性があり、そのパイプに沿って左右上下に移動していて、パイプから離れようとしないのです。
 不思議なことにそのパイプは池の端から端まであるのですが、ある一定のところまで行くと見戻ってきます。理由はわかりませんが決して端からは端まで移動はしないのです。
 またその集団は交わることがなく小さな集団となって同じ行動を取っているのが見て取れます。同好の士が集まっているように見えるのですが、他業種と共に飼育していますと同種同士が集団行動を起こすことは解っています。


 また面白い事に同じ種であったとしてもサイズが似通っているもの同士が集団行動をしますので、小ベラが釣れ出すと小ベラばかりになってしまい、大助が釣れるときは良いサイズが揃う傾向がありますので、サイズアップを狙う場合は狙うポイントを変えてしまうのが手っ取り早く、小型ばかり釣れているポイントでいつかはサイズアップが釣れるはずと粘るのではなくて、尺数の変更をするかポイント移動をして良いサイズが釣れるようにする方が手っ取り早いと感じています。


 ただもう一つの方法としてですが小ベラが好む餌と大型サイズのヘラブナが好む餌は違っている様子で、餌袋にも大ベラ狙いとかを銘打っているものがあります。ただ書かれていることの通りとは思わずに、自分の通っている池ではどの餌に小ベラが寄るのかを確認するのも重要で、どちらかというと集魚効果の薄いタイプの方が良いサイズが釣り上げられている傾向があると感じています。反対にいうと小ベラほど集魚効果が出やすいので、結果として集魚効果の高い餌で釣ると小ベラばかりとなってしまうと考えられます。


 特に両うどんの底釣り限定池ではまぶし粉を着けずに、素うどんで狙う方が大助が来るとされていて、大助狙いの方は年中素うどんで通している方がいるほどです。でも私的には大助1枚より小ベラ10枚の方が釣っていて楽しいのですが、それでもついつい大助が釣りたいなぁって思ってしまうと事があり、一時期大助狙いに切り替えていたのですが、やはり釣果が伸びずかといって大助が良く釣れたなんてこともなかったので、今はまたまた数釣りに切り替えていますが案の定小助ばかり釣れています。
 大助は諦めた方が良いのでしょうか・・・・でも重量感たっぷりの大助もたまには釣りたいと思ってしまいますが、このところホント見放されていると・・・はぁ。。。