両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 反応が鈍くて・・・(T-T)

 歳のせいなのか持って生まれた運動神経の鈍さなのか解りませんが、このところとても綺麗な当たりが出ているのに合わせられないことが多くなってきました。スコープを通して小さな浮きの動きを見ているのですが、ツンと入った当たりは即合わせが原則ですがそれをついつい見送ってしまうんです。意識して見送ったのならまだ良いのですが、スコープでしっかりと目で捉えていた当たりですら、当たった!と認識できているのにも拘わらず手が動いていないんです。これは困ったことで次こそ合わせようと思うのですが、意気込んで構えていると当たりが出ないのです。


 当たりを見逃す多くの場合は意識がそこにない時です。目では浮きをしっかり捉えているのですが頭の中では別のことを考えていたり、誰かが動いたことを視界の隅に捉えて、ん?って思ったら駄目でやはり手が動かないんですよねぇ。そんな経験はされたことがないでしょうか。これが盛期であれば悔しがることなく次の当たりを待てるのですが、冬期では貴重な当たりだったりしますのでとても悔しい思いをします。


 そこで解決策として・・・ついつい竿を強く握ってしまうのですが、そうすると変にチカラが入った状態となって反応が鈍くなってしまいます。そこで現実的に解決できているかどうかは解りませんが、野球選手もバッドを構えた時に静止している選手は少なく、何らかの小刻みな動きをしている場合が多々あります。テニスプレーヤーもラケットを握り直したりクルクルと回転させたりして、サーブに対する動き出しのタイミングを計っていることがあります。
 それと同じような事がヘラブナ釣りでは出来ないだろうかと思うわけてす。つまり野球選手やテニスプレイヤーのように竿を握った手を強く握りしめるのではなくて小さく握ったり開いたりするんです。


 しっかりと集中している場合はそんな面倒なことをする必要はないのですが、ついつい余計なことが頭を過ると手が動かないんです。そういう意味ではおしゃべりに夢中になっている方はどうして釣り上げられるのか不思議でならないんです。おしゃべりをするのですから意識は話の内容に傾いているはずです。それにも拘わらずパシュっと合わせられるんですから流石としか言いようがないのですが私には全く真似することが出来ません。


 特に私の場合は両うどんの底釣りですから前触れ当たりがでることはとても少ないんです。仮にフワフワと上下動を繰り返していてツンと入ると今か今かと待てるのですが、うどん餌の場合は静止していた浮きが突然ツンと一節入るだけです。小さな当たりの場合は半節か黒線程度の当たりが出るだけです。その突然の当たりに反応する必要があるのですからなかなか大変です。
 反対にそんな当たりをタイミング良く合わせる事が出来た場合は、まさにしてやったりとほくそ笑むのですが、それが1日の内で数回当たりを見逃してしまうと情けなくなってしまいます。


 底釣りの特徴である戻してツンとした当たりが出れば合わせのタイミングはわかりやすいのですが、現実的にそんな当たりが出る事はとても希ですからそんな当たりを待つことも出来ません。まぁ浮力のある浮きを使うと案外多く出るのですが、反対に小当たりを消してしまっているようで心配なんですよね。


 実際この反応が出来ない事が歳によるものだとすると情けなくて仕方ないのですが、少しでも改善できる事があればとも思うんです。ただしっかりと食ってくれている場合は少しタイミングが遅れたとしても針掛かりはしてくれますので、アッしまった!と諦めないで合わせてみることも案外良いんですが、得てしてそんな時にはスレを欠いてしまってせっかく集まってくれたヘラブナを散らせてしまうんですから始末に負えません。


 そういえば上手く針掛かりして釣り上げるとヘラブナを散らすことはないのですが、スレやハリス切れを起こすとサッと散ってしまって当たりが出なくなるのはどうしてでしょう。口に針掛かりしても水中で暴れているのは間違いないと思うのですが、どんな違いがあるのでしょうね。


 単に歳には勝てないとはいいたくはないのですが、若者と共に釣りをしていると合わせのタイミングや小さな当たりを見逃さなかったりと違いを感じてしまうのですが、ただ自分ではそんな当たりを見逃してはいないつもりではいるのです。でもいくら当たりを見逃さなかったとしても合わせ動作が取れていなければ全く駄目ですよね。


 若返ることは無理ですが1日でも長く良い釣りを続けたいので、少々のことではくよくよしないことですが実は最近思うことがあるんです。朝早くから5時間6時間と釣り続けているのですが、良く飽きずにその時間を過ごすことが出来るなぁって思うんです。それこそ竿も持たずに池で黙って5時間6時間と見続けることなんて絶対に出来ませんよねぇ。


 1時間はどこにいても同じ長さのはずですが進むスピードは全く違っています。特に楽しんでいるときはとても早く進むのですが、苦しんでいるときは遅々として時の歩みは遅くなります。残り時間が同じだとするなら残された時間を数えるよりも、今を楽しむ事に専念すべきかも知れません。ただ病や身内の不幸などが起きてないことが前提ですが、不摂生を改めて有意義な時間を過ごすには、ヘラブナ釣りはまさに打って付けだと思いますが如何でしょう。


 何れにしても今か今かと待ち構えていると、ついつい竿を強く握ってしまっているときがあります。強く握れば握るほど初期動作が遅れがちになると思いますので、ベテランさんのようにリラックスして対応すべきなんでしょうね。出来るかなぁ・・・・う~ん・・・