両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 清風池 釣行記 6月4日(土)

 清風池にやって来ました。


 最近水温の上昇と共にヘラブナの動きが活発になりすぎているとの情報を得ていましたので、それを上手く交わしながらも程々の寄せて当たりを1日継続させることが出来るどうか。その為の餌の工夫はどうすべきかを確認したくてやって来ました。


 実は清風池は水温の上下が大きくて冬期はとても難しい釣りを強いられるのですが、反対に水温が上昇を始めるとあっという間に上ずってしまって、底釣り限定池ですからとても苦労するのです。餌を打ち込む音に反応してアッという間に集まってしまいます。それこそ底にまで餌が保たないんです。
 ただうどん餌にすると当たりがなかなか出ず、団子餌からグルテン餌に変えると集魚効果は落ちそうですが、反対にとても軽い餌ですから途中で食ってしまって宙釣りになってしまいます。
 だからといって初めからしっかりと締めた餌を使うと当たりがなかなか出ません。勿論バラケさせると激しく寄り過ぎて底まで餌が保ちません。その微妙なバランスを考える必要があるのですが、数釣りを我慢するのであればうどんに軍配が上がるのではないでしょうか。


 そこでうどんで通そうかと思うのですが、根っからの釣りたい根性でもう少し当たりを増やしたい衝動に駆られて、団子の底釣り用を使って当たりを出そうとしています。実は底釣り用の団子餌を使っても良い当たりが出る時期に入っていますので、上ずらせることなく集魚効果を高めて、しっかりとしたツン当たりを出すことで釣果を伸ばそうとの寸法です。


 ところが今日の池の水はとても温かいのです。最近雨が降ってなかったのでしょうか。釣れたへら鮒を触っても暖かく感じます。その割に竿を仕舞う時に竿を拭いても汚れが付かないんです。ということはなかなか水も綺麗だということになるのでしょう。実はこの綺麗さが後で響いてくるのです。


 各メーカー色々な底釣り用の餌が出ているのですが、これで底釣り用と言えるのか?と思うほどの軽い餌があったりしますので、色々と試してコレが正解と答えを出して明日の大会に備えようと思っています。


 実は前回の西池でも少し実験をしていたのですが、もう少しなんとかなるのでは無いだろうかと思ったブレンドがあります。そのブレンドの効果が発揮されるのかどうかを試す1日となりました。


 ということでバラケるけれど締める餌をブレンドして釣り開始です。なんとなく思った通りかなぁって感じはしていたのですがどうも決めの食い当たりが出ません。寄っているけれど食い気かないのだろうかとグルテンを試してみました。
 結論を先に述べますがグルテンは全く駄目でした。というのもグルテン餌は軽いので浮きが立つ前に食われてしまいます。2投目なんか途中で食って走っています。それこそ竿受けにしっかりと置いていなければ竿を持って行かれるところでした。結局5投してみて使い物にならない餌との結論に達しましたが、透明度が高いためにどこに餌打ちしてもサーッと寄ってきて食ってしまうんです。


 そこで元々の餌では良い当たりが出ないので取り敢えずその餌を使い切ってから次の餌を作ることにしました。こちらも底釣り用ではあるのですが思ったような重さがありません。そこで前回試した重さを加える餌です。但しこの餌はいってみれば砂のような餌ですから粘りが全くありません。この餌をブレンドすると直ぐに開いてしまうのでしっかりと締める餌もブレンドします。これで明らかに重い餌の出来上がりで最初に作った餌よりも確実に重く仕上がりましたが開きます。
 結論的にはこの餌が一番良かった印象ですが、今日は上手く食わせることが出来ずに苦労した1日でした。


 そうそう釣り開始の前に先ずは淡竹取りです。これを済ませなければ釣りに身が入りません(笑)。ただもう終盤の様子でやはり5月中が良さそうです。


 今回は月影の9尺です。思ったよりしっかりしている竿だと感じましたが、この竿は短竿の方が調子が良さそうです。

 今日1のサイズがコレでしたが40㎝の大助サイズにまでは届きません。

 隣で紅も良い調子で釣っていました。途中私も2度ありましたがリャンコで釣り上げています。それ程に食いが立ってはいるのですが・・・良い当たりが出せません。


 今日の釣果は結局26枚で撃沈です。どうすれば良い当たりを出す事が出来るのでしょう。しっかりした当たりはカラツンかスレ当たりで、とても小さな当たりが食い当たりだったりします。ただその小さな当たりにも拘わらず口の中深くに針がカリしています。そういう意味では食い気があるはずですが・・・


 今の時期としては先ず寄せすぎないことでしょうか。寄せすぎても全く良いことはありませんね。といって個人桟橋に入っている方達の話し声を聞いていると3枚しか釣れないとか、ツ抜け出来るかどうかとか苦労されている様子です。
 程々にそれも底にだけ寄せるのはどうすれば良いのでしょう。


 私的感覚では餌を打った段階で餌の煙幕を引いて沈んでいくような餌を使っているとアッという間に寄りますが上ずってしまいます。最低限餌打ちポイントでバラケないようにしなければならないと思いますが、だからといってしっかりと締めた餌では当たりすら貰えないで終わってしまうことでしょう。
 この感覚がとても難しいと感じるのですが、以前ここにも書きましたように底釣り用の餌にしっかりと給水させます。この段階で決して練らないことです。練ってしまうと粘りが出てしまいますので全体に給水するように混ぜて、全体を1度しっかりと団子状に握ってしまいます。それを荒く解して端から摘まんで餌に丸める方法が良いと感じています。
 こうすることで底に着いてから早くポロポロと解れてくれます。1度手水の桶に落としてどのように開くか確認されるのも方法で、どんなに時間が掛かっても1分程度で解ける餌か最適だと感じています。早すぎると感じた場合は少し追い練りをすれば時間的なコントロールが出来ます。反対になかなか解けない場合はもう一度団子状に握ってから解します。その時の荒さのイメージはペレットを砕いた3Cサイズ程度でしょうか。


 さぁて明日はどんな大会になりますでしょうか。