ヘラブナ釣り ワラビうどんとお薦めタピオカピール
今日は3度目のワクチン接種日です。果たして副反応が強く出るのかどうか・・・ファイザーですからマシだろうとは思うのですが、1回目は筋肉痛程度で済んだのですが、2回目は少し腫れて触れると痛みを感じる日数がそこそこ長かったのです。3度目の方がもっと強く出るのかそれともそれ程出ないのか。なんとなく心配してしまうのですが3度目を打って気持ち的に少し楽になりたい思いもあります。
さてヘラブナ釣りのお話です。両うどんの底釣りで使う餌は食用うどんを煮て使うのが常道でしたが、いつ頃からでしょうか尿素を混ぜて煮るようになり、続いてワラビうどんが作られるようになって、今ではほぼワラビうどんが主流になっているのではないでしょうか。
ワラビうどんと表現をしますが現実にわらび粉が使われているわけではなくて、本職が使う本わらび粉はとんでもなく高価ですから釣り餌に使うわけにはいきません。スーパーなどで市販されているわらび粉の多くは商品説明には甘藷澱粉と書かれていますが、甘藷とはサツマイモのことですが通称わらび粉として売られています。
元々その通称わらび粉でうどんを作っていたのですが、それでも高価な部類に入りますので安いデンプンはないかと探すわけです。一番安いのが片栗粉でこちらも通称片栗粉であって現実にはジャガイモデンプンが使われています。
ただ通称片栗粉は少量で硬化するのですが反面粘りが少なくて釣りには使い難く、また老化も早いために使用可能時間がとても短いのが難点で、現実的には釣り用のうどんとしては使い難いので別のものはないかと探すわけです。
そこで安価で手に入りやすいのがコーンスターチです。コーンスターチは固まり方が弱くてこちらも単独では使い辛いので、片栗粉とブレンドすることでうどんに使えるようになります。但しこちらもコントロールが難しくて毎日曜日に作るにはなかなか苦労してしまいます。
次がタピオカ粉です。ただタピオカ粉で作ると粘りが強すぎて手について離れなくなります。まぶし粉を着けると気にならなくなるのですが粘りが強すぎるために、こちらにもコーンスターチをブレンドして作ることになります。
一番簡単なのがわらび粉とタピオカ粉をフレンドして電子レンジで作てしまいます。ただどれもが最終的にうどん状に絞り出す必要がありますので面倒といえば面倒です。
そこで出てきたのがタピオカパールです。これは一世を風靡したタピオカドリンクに入っているタピオカですが、黒砂糖が入っているのがブラックタピオカで釣り用には白色を使うのですが、タピオカパールはとても硬くて戻し方が悪いとボールのように跳ねる程の強い弾力があります。そのためにとても消化が悪く腸を詰まらせて手術するほどの事故を起きていました。
当然そんなに固いタピオカパールを釣りに使うとヘラブナも簡単に腸を詰まらせてしまいます。以前タピオカを餌に使うのは危険ではないかと問題提起をしたことがあるのですが、そんなこともお構いなく使われることも多々あると思いますので、それじゃぁと無難に使えるように柔らかく戻すのはどうすれば良いのかを色々と試してみました。
一般的な戻し方は沸騰した湯の中にタピオカパールを入れて長時間茹でるのですが、その後ポットに入れて保温することで使える餌となりますが、長時間茹でるのが面倒ですからついつい戻し時間が短くなって固い餌に仕上がってしまいます。
私の方法をご紹介しておきます。最初は沸騰した湯にタピオカを入れるのはそのままですが(水から戻しても良いとの意見もあります)、タピオカ同士がくっつかないようにタピオカが少し踊る程度の火加減と湯の量を鍋に入れて、タピオカの周りが透明な膜が出来るまでそのまま煮ます。この場合強く沸騰させる必要はありません。
1㎜程度の膜が出来ると火を止めて大丈夫ですが、そのまま蓋をして1時間程度放置します。それだけでも出来上がるのですがもう少し柔らかく仕上げるための確実な方法は、炊飯器に入れ保温スイッチを入れて2時間そのまま放置しておきす。2時間経てば炊飯器のスイッチはオフにして大丈夫ですが、蓋を開けないでそのまま翌日まで放置しておきます。
炊飯器の中でタピオカ同士がくっついていると思いますので、しゃもじなどで混ぜてほぐしておきます。
この状態でまだ中に白い芯がある場合もあると思いますので、鍋に戻してにて再度10分程度煮ますと中まで透明になります。
基本はこれて良いのですがまだ固くて床に落とすとバウンドするほどの硬さがある場合は、再度鍋にタピオカを戻して再沸騰します。そしてまた蓋をして放置するのですが出来れば翌日までそのままにしておきます。放置することで再度水を含みますので多い目の水の量で煮るようにします。するとビックリするほど大きく膨らんでいるはずですが、もう一段階ソフトに仕上げるために再沸騰させてまた放置します。
多分通常のタピオカパールのをサイズではとんでもなく大きくなっているはずですから、普通サイズのタピオカでは使い物にならないはずです。その為に水で戻す前のタピオカのサイズは直径6mmを使用します。ただ私の経験ではこれでも大きすぎると思いますのでミニタピオカパールがお薦めです。
ミニサイズのタピオカパールを利用しますと炊飯器で保温して戻す必要がなく、最初に煮ている段階で殆ど中心まで透明に仕上がります。但し今度は餌としてはまだ小さ過ぎて使えませんので再度煮ることを繰り返します。最後に煮て沸騰させてから蓋をした状態で一晩放置するとしっかりと膨らんでとてもソフトな餌に仕上げることが出来ます。
ここまで仕上げるとヘラブナが腸閉塞に陥ったりしないと思いますが、煮た状態を指で摘まんで硬さを確認してみて下さい。戻しすぎると針に刺さらず餌として使えませんが、固すぎると腸閉塞の危険が残りますので硬さの確認だけは怠らないようにして下さい。
戻しすぎたと思えるタピオカでも短竿では普通に使用可能ですが、中長竿になるとやや硬めの方が使い安いです。
ギャバンのタピオカ1㎏で1,500円までで購入できるはずです。100gでは300円程度ですから1㎏がお得です。但しコップ1杯のミニタビオかを戻すと中サイズの鍋一杯の餌が出来上がってしまいますので戻す量には十分に注意して下さい。
また戻す鍋は出来ればホーロー製品がいいです。保温状態が良いこととタピオカが鍋底に付いても剥がれやすいですからお薦めです。
このミニタピオカパールは中華料理のデザートとしてココナッツミルクの中の浮き実として使われる物です。
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