両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 針の再利用と針先の確認

 ヘラブナ釣りから帰宅して最初にすることはなんでしょう。道具の整理や竿の手入れなどもあるでしょう。私なんかは実際億劫でなかなか手入れは出来ていないのですが、最低限次の釣行までにしておく必要があるものがあります。
 それは一つに餌の補充です。ダンゴ餌やグルテン餌の場合は使った残りを確認して次回の釣行に備えるでしょう。私の場合は両うどんの底釣りですからうどんそのものは釣行前夜の作業ですが、まぶし粉の補充はしておく必要があります。多くのベテランさんは釣り場でコーヒーミルを使ってペレットを粉砕されていますが、釣っている時間に多のことをするのは時間的に勿体ないと、根っからの貧乏性所以に事前に準備をしておいて釣り場では時間が取られないようにしています。本当はペレットも粉砕したてが香りも高くて効果的なのですが、事前に一定量の粉砕をして保存しておくことでいつでも補充できるわけです。


 餌の補充が終わると継ぎは針の補充です。これもベテランさんは予備を全く持たずに針のトラブルがあれば釣り場で結んで利用されています。宙釣りの場合はハリス長を状況によって変更する必要があるでしょうが、両うどんの底釣りの場合はハリス長の調整は案外必要なくて、大きく季節が移る段階で変更するのが一般的ですから、事前にハリスを結んで用意しておくことが出来るわけです。
 勿論事前準備としてもハリスの太さや針のサイズなど組み合わせは多岐にわたるのですが、その中でもある程度想定したセットを組み合わせて釣り場に持ち込むようにしています。それで釣っている時間の節約にもなりますし、釣れている時間を無駄にすることなく攻めることが出来るわけです。


 ってことで先ずはいつものように針の結ぶのが最初の作業です。案外多く釣り場に持ち込むようにしているのですが、それは下手くそな操作のためでしょうか、ハリスが絡んでしまったり知らず知らずの打ちにハリスにヨレが入っていたりと、針の交換がとても多い日もあれば1回も交換することなく終わる日もありと、一体何が原因かは知りませんが針の消耗が激しい日があります。
 数種類の組み合わせを釣り場に持ち込んでいますので、針の交換の段階で多の組み合わせを試すことも容易で、その組み合わせが合うとカラツンから解放されたり当たりが良く出るようになったりしますのでついついその量が多くなってしまいました。一時期は4面ハリスケースを5つほど持ち込んでいた時期もあります。勿論4面ありますので長短号数針サイズを組み合わせていたのですが、実際それらを全て試すようなことは出来ませんので、一気に減らしていますが、今でも長短の混み合わせと針サイズの組み合わせで4面2ケースを持ち込んでいます。


 それらの針が減った分を補充するのですが、針を交換される場合にその針は捨てますかそれとも再利用しますか。私は元々とても安く手に入れていますので、毎回針を捨てて新しい針を使うようにしていました。
 ある日ベテランのヘラ釣り師が勿体ないから再利用しているとの話をお聞きしたことがあります。それ以来底を釣ったり障害物に針掛かりした場合などの以外で、またハリスが原因で針交換する場合は再利用するようにしていました。それで特に弊害を感じたことはないのですが、ある日???と疑問を感じたことがありました。それは気がつかない間に針先が鈍っていたのです。


 その昔魚釣りを始めた頃は針先が鈍っていないかを、指の爪に掛けて滑ると針先が鈍っているので、ダイヤモンドヤスリで針先を尖らせる事が当たり前の作業でした。ところは最近は針の製造技術もアップしていますので、購入段階で確認する必要はなくなっていましたので、爪に掛けて滑るか滑らないかなんて確認する作業は全くしなくなっていました。
 ところが今回どこかに引っかけた訳でもないはずですが、何度も使っている打ちに針先が明らかに鈍っていたのには驚きました。餌もうどんですし対象魚もヘラブナですから、そうは簡単に鈍ることはないと高をくくっていたというか、針先を気にすることをすっかり忘れていたのです。


 実はカラツンの一つの原因も針先にあります。明らかに食い当たりだと判断出来るような当たりでもカラツンだったり、一瞬クンと乗ってポンと外れることもありますが、勿論単なるスレの場合もあるのですが、案外口の硬い部分に触れてしっかりと刺さりきらない場合もあるのではないかと思っています。ある時などは水面にヘラブナの口が出た瞬間にポンと針が外れることが何度かありましたが、多くはヘラブナと針の角度が変わったためでしょうが案外針先の鈍化が問題だったために針先がしっかり入り切れていなかったのかも知れません。


 実際針の再利用をしたとしてもその針がいったい何度使っているのか全くわからないのです。初めての再利用かそれとも10回目の再利用か、そんなケチくさい事をしないで毎回新しい針を使うべきなんでしょうが、地球環境の観点からも出来るだけ再利用をすべきだろうとは思うのです。勿論そのためにも針先チェックはこまめにする必要がありそうですが、ある一定の期間を過ぎた段階で、次の針結びから新しい針に替えていくと期間を決めて交換するのもありでしょう。
 1本の針単価は大凡1本15円から20円程度でしょうか。全体としては安いものですが使い捨ては罪の意識もなくはないですよね。ってことで今回は再利用の薦めと針先チェックのお話でした。


 さぁて爆釣するためにも針先チェックの習慣を付けましょうか。