両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り師(私)の休日

 ヘラ釣りをされている方の休日の過ごし方は如何でしょう。道具類を大事にされている方は釣行毎に竿の手入れや道具類の手入れをされていることでしょうが、私の場合は多くが使いぱなしで帰宅してから竿を出して干すなんて事もしていません。勿論釣り場で竿を収納するときにタオルで拭いてから竿袋に入れているのですが、浮きをいちいち拭いたり洗剤で洗ったりはしていません。


 偶の休みの日には道具箱の整理と仕掛け作りの時間です。道具箱の中がグチャグチャになるのが嫌ですから、それぞれ種類別に小箱に入れて収納しています。小箱は普通に手に入るものではないのでお薦めはしませんが、それは小さな部品が入っていた小箱を再利用するようにしています。その小箱事態が荷物を運ぶ段階で道具入れの中でズレてしまいますので逸れも困りものです。


 そこで滑り止めを設置することと致しました。これがまた便利な品物で100均で売られているカーペットなどの滑り止め用シートです。これを道具箱に敷くことであちこち小箱が移動しなくてすむようになりました。ただそのままではシートそのものがズレてしまいますので両面テープで固定してしまいます。


 このシートはとても優れもので15㎝角にカットしておくことで竿が抜けなくなったときの滑り止めとして活用できます。カーボンロッドの場合は抜けないことは少ないのですが、竹竿の場合は水分で膨張してしまい簡単には抜けない場合があります。そんなときにこの滑り止めシートを使うことで簡単に抜けることがあります。但し無理は禁物で竹竿の場合は無理をするとすげ口を割ってしまいますので、そのまま持ち帰って竹が乾燥するのを待つと簡単に抜けてくれます。


 但しカーボンの場合は持ち帰って乾燥させたところで抜けないことがあります。その場合は釣具店に持ち込んでメーカーに依頼します。私も1度抜けなくなってメーカーに持ち込みました。費用は2,000円+消費税で2,200円でした。今回抜けなくなったのは元竿と4番でしたが、無理に抜いて元竿のすげ口が割れたとすると元竿を部品として購入することになります。その元竿の部品代を調べてみますと税込み33,990円でした。正直言いまして2,200円で抜いてくれたら安いと思いメーカーに出しました。メーカーには固着を抜く専用の道具が用意されているのですが最低でも1ヶ月程度の期間を必要でした。


 道具箱には皆さんは何を入れておられるのでしょう。私の場合は尺数違いの仕掛けを予備も含めて入れています。18尺・17尺で仕掛けケース1箱、16尺・15尺で仕掛けケース1箱、14尺・13尺で仕掛けケース1箱、12尺・11尺・9尺・8尺で仕掛けケース1箱です。そして浮きケースを1箱か2箱ですから、全体としてなかなか重い道具箱になってしまっています。


 釣り場に持ち込む道具類はヘラバッグとヘラ竿ケースそして予備バッグでしょうか。私はアルミの道具箱にアルミの竿ケースで予備バッグにはスコープや長めの針ケースが入っています。ダンゴ餌の場合はこれら以外に餌と桶が入っている餌バッグが増えてしまいます。
 そしてスノコではなくて釣り台を使っていますので、道具箱・竿ケース・サブバッグ・餌バッグ・釣り台となりますので釣り座まで運ぶのも一苦労です。そこでこれらを1度に運ぶためのキャスターの付いたキャリーを持ち込みます。ただ駐車場から平面で繋がっていたりスロープが用意されている池は良いのですが、階段などでキュリーが使えない場合は全部手で運ぶことになって、釣り座まで何往復もしなければならなくなってしまいます。もう少し道具を整理して1度で運べる方法を考える必要がありそうですが減らせないんですよねぇ。
 このように大所帯での移動が必要になりますが、キャスター付きのキャリーに乗せると1度に多数の荷物が運べますので、この楽さを知ってしまうと遠い駐車場やスロープが作られていない池は不便で仕方ありません。是非釣り場の整備をお願いしたいと思います。


 それらの道具類を全て取り出して不足しているものを補充します。多くは仕掛けや針の補充です。針も使用分を結んで針ケースに容易するのですが、私の場合は底釣り限定でもありそれ程長さの調整をしなくて済むのですが、状況に合わせて長め短めを選択します。またハリスの号数違いで数種、針のサイズ違いも数種用意しますので針ケースもついつい増えてしまうのですが、それらの針を結んで補充してしまいます。


 この場合針も自動針結び器を使うのではなくて、全て手で結んでいますので指が手たくなってしまうことがあります。指で結ぶのが大変だとの意見も多々聞くのですが、自動針結び器に針やハリスをセットする時間よりも、手で結んだ方が早くできてしまいますので、今でも手で結ぶようにしているのですが、内掛け結びはなかなか面倒ですから海用の大きな針は外掛け結びをしていました。たたヘラブナ用は針サイズも小さくてハリスも細いためにフィンガーノットで結ぶようにしています。そうするとあっと間に結べてしまいます。老眼のために見えなくなってきていますが、フィンガーノットであれば目で確認する必要もないので楽に結べてしまいます。


 そうそう仕掛けや針の補充は勿論のことですが、最初に書きました休日だからこそ出来る作業として竿の手入れと浮きの手入れでしようか。固く絞ったタオルで汚れを拭き取って乾いたタオルで拭き上げます。余程汚れていたりした場合は台所洗剤を溶かせた水をタオルに浸み込ませてから拭くと大方の汚れは取れてしまいます。
 仕上げに竿用のクリームを塗るのも良いのでしょうが、間違ってもすげ口には塗らないようにしましょう。すっぽぬけや固着の原因になってしまいます。


 そうそう玉はどのようにされているでしょう。通常は釣行から帰ると直射日光に晒して完全に乾かせています。それだけで生臭みが取れますので家人に車が臭いと言われなくて済みます。ただ汚れそのものは蓄積していきますので、こちらも台所洗剤を付けて洗うのが良いでしょう。網の素材ににもよりますが随分と綺麗に仕上がります。もし完璧を望む場合は1度乾いてから柿渋を浸み込ませて再度干します。柿渋は出来れば数度繰り返した方が良いと思いますが、ダランとだらしなく形状が崩れていた網がパリッと仕上がります。ただ単純に柿渋を付けて干すのではなくて、台所用のボールを網の中に入れて形を整えて干す完璧に仕上がります。
 柿渋は柿渋専門店が京都の場合はあるのですが、竹竿を扱っているような釣具店にいけば用意してくれるのではないでしょうか。


 ついでですから柿渋専門店をご紹介しておきましょう。通販してくれますので近くの鳥具店にない場合はこちらをどうぞ。


 創業約100年のお店です。

 創業約200年のお店です。

 私が買うのはこちらで創業300年続いている老舗です。但し柿渋には染めようと塗りようは同じものですが飲用は別ですから注意が必要です。


 ついでのついでの話です。雑学として老舗と名乗れるのは創業何年以上かです。
・ 帝国データバンク:創業100年以上を「長寿企業」と呼ぶ
・ 東京商工リサーチ:創業30年以上を「老舗」と定義 
・ 日本老舗サイト:創業から100年以上が経過、または3代以上にわたって経営している店
・ 東都のれん会:100年3代にわたって同業で継続ししている都内の企業店舗
・京の老舗会:同一業種で100年以上の企業で京都府から表彰された企業店舗
 ただ京都人の中では300年以上が老舗との認識があります。100年程度ではまだまだでしょうか。ある企業コンサルタントの講演を京都でされたのですが、その公演中に企業として60年続けるのは大変なことだとのお話でした。ただ京都でその話をされたのが失敗で、聴講していた人に向かってあなたの企業は創業何年ですかと問ったのです。その人が答えた年数は創業800年ですと応えたのです。その方は神主が履く浅靴を作っている企業の社長だったのです。流石に何も言えなかった企業コンサルタントですが、私の知り合いには創業1200年を超えるお寺用の仏具を製造販売している会社があります。京都でうかうかと他の地域での基準で老舗の話をするのは失敗の元ですね。
 そうそうヨーロッパでの基準で老舗は200年とのことです。


 ついでの話ですが京都で先の戦争といった場合は太平洋戦争ではなくて応仁の乱のことですからお間違いなく(笑)。もう一つおまけに日本の首都はまだ京都です。東京には明治時代に慣行されただけ天皇は未だに都を東京へ移すと遷都宣言はされていないのです。歴代天皇は遷都宣言をすることで都を移したのです。桓武天皇が京都へ遷都宣言されて移行宣言されていないので今でも京都が都ということになります。
 都の定義は天皇の住まいがある場所となります。それだけでは東京の皇居のような気がしてきますが、確かに天皇の住まいですから皇居と表現するのでしょうが、残念ながら高御座がある場所が天皇の住まいとの定義されています。その高御座は今でも京都の御所にあります。高御座は即位の礼には欠かすことが出来ないのですが、昭和天皇までは高御座のある京都までお越しになり即位の礼が執り行われました。平成天皇になってから警備の関係で東京に高御座が運ばれて即位の礼が皇居で執り行われましたが、即位の礼が執り行われた後にはその高御座はまた京都に戻されるのです。ってことで日本の都=首都は京都だという根拠です。
 まっこんなことを言うのは京都人だけですけどね(笑)。


 雑学ついでに京都府の府についてです。簡単な言い方をすると府とは軍事と政治の拠点を意味します。駿府・太宰府などのように表現するとわかりやすいでしょうか。
 過去に政治の中心になっていたところに府がつきました。明治維新直後には全国で10府ありました。京都府を皮切りに江戸府・神奈川府・奈良府・大阪府・長崎府・度会府・甲斐府・越後府そして箱館府の10府となります。神奈川府についてはわずか2ヶ月でその名は消えた模様ですが、1869年の大政官告後には箱館府は開拓使となり、越後府は新潟県・甲斐府は甲府県・江戸府は東京府・神奈川府は神奈川県・度会府は度会県・奈良府は奈良県・長崎府は長崎県となりました。
 1871年移行になって開拓使は函館県になります。札幌県、根室県そして函館県が合併して北海道庁になるのですが現在は北海道となりました。
 新潟県は相川県を編入して現在の新潟県になります。甲府県は山梨県に改称されて今に至ります。東京府は東京市と合併して東京都となります。
 神奈川県は足利県の大部分を編入して現在の神奈川県となります。度会県は三重県に編入されます。そして奈良県は酒井県に1度編入されるのですが、再び大阪府から分離されて奈良県となります。
 長崎県は三潴県を編入し佐賀県が分離されて現在の長崎県となります。
 京都府と大阪府は命名されてから一度も改名されていません。ある意味でそれ程歴史ある府の名称でしたが、大阪都構想という都に改名したいとの野望は頓挫することとなったのですが、行政内容の変更で府をなくす意味がどこにあったのかは疑問でしたが、今となっては残って良かったような気がします。


 ヘラブナ釣りとは全く関係のない話でしたね(笑)。